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2017-06

今年も雪〜第2回珠光茶会 - 2015.02.15 Sun

昨年第1回目がおこなわれた奈良の珠光茶会、シンポジウムで奈良市長は「100回までは続けたい。」とおしゃっていたが、まずは第2回目、開催おめでとうございます〜\(^O^)/
(珠光さんは奈良の称念寺ゆかりの方)

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ちなみに昨年行った日は奈良市内は十数年ぶりの大雪で、こんな景色も初めて見ました。(↓昨年の東大寺大仏殿)


雪の東大寺昨年


今年は寒いけれど大丈夫(、、でもなかったんだけれど)。


会場は春日大社、東大寺、元興寺、西大寺、薬師寺、唐招提寺、大安寺、ならまちや大乗院など名だたる南都名刹が日替わりで。流派も三千家以外に石州流、遠州流も。

今年は曜日まわりがわるくて、いきたかったシンポジウムも、有馬頼底猊下が亭主をされた春日神社特別茶席にも行けなかったのが残念。宗屋さんのお話し、聞きたかったな。


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この日の会場はまずは大安寺。東大寺などがある奈良公園とはかなり離れた場所にあるので初めて行く場所です。



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空海が別当をつとめていたこともある古刹で、前身は大官大寺、こちらの方が有名な名前ですね。寺の歴史をさらっと読んでいたら南門の前で筒井順慶と松永久秀が戦をしたこともある場所と書いてあった。

こちらでは裏千家担当の薄茶席。

朝早かったせいもあり、寒いせいもあり、交通の便が悪いのもあり、、、で行ってすぐ入席できしかも少人数でかえって良いお席でした。


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お菓子はまもなく始まるお水取りのお菓子、「糊こぼし」を作っている萬々堂さんの「つぼみ」。ちなみにお水取りの間お堂を荘厳する椿の造花・糊こぼしの銘を使えるのは萬々堂さんだけ。



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ここには小間のお茶室もあるようです。

さて、主茶碗は楽の馬上杯、蓋置が馬の鞍。、、、、なぜか??


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そう、ここには重文の秘仏(3月のみ公開)の馬頭観音がおられるからなんですね〜。その御堂の名前も「嘶堂(いななきどう)」。珠光茶会のお客さんに限り拝観できました。

馬頭観音というと頭に馬頭をくっつけているのが一般的だけれど、こちらのはどこをさがしても馬がないなあ、と思ってあとでガイドさんに聞くと、白鳳時代の仏像で馬頭観音の原型ということです。馬頭がつくのはもっと後世だそうです。ただし国の重文としての記録には「千手観音」となっているそうでややこしい。



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大安寺の周辺はのどかな田んぼがひろがり山が見えるこんな場所です。


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珠光茶会の期間はこんな会場巡回バスがでるのでありがたい。
バスに乗ったガイドさんが「茶道は表と裏と、、、あとなんやったかいなあ、そうや、オガサワラや。」とつぶやいとった(^_^; そりゃそんな流派もあるかもしれないが、普通ちがうぞ、おぢさん。それをいうなら武者小路やろ。


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と、楽しく移動したのが次の会場薬師寺。ここは何回もきているし、お茶席にも入ったことあります。


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この参道の両脇には春の頃、牡丹の回廊になるのですが、いまはまだかすかに新芽をみとめるのみ。


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でも、梅はチラホラ2分咲きくらい。


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こちらには紅梅も。


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こちらのまほろば会館では遠州流の濃茶席。

なんと半東さんが流暢な日本語をしゃべる西洋人のおぢさん、家元直門だそうですよ。日本語が流暢なだけでなく、定家の歌をさらっと詠んだり、日本文化や古典について並の日本人より遥かによくご存じ。こちらがはすかしくなります。

きれいさびの遠州流のお点前はなんどか拝見したことがあるけれど、濃茶点前は初めて。遠州流では歴代家元が次々と楽しい新しいお点前を考案されるのですって。お棚も独特、今回のはしいていえば紹鷗棚に似ているかな。香合も飾れるタイプ。

お菓子は社中の和菓子屋さんがつくらはったという練り切りで「月光椿」。(月光椿は別名卜半(ぼくはん)といって唐子先の蕊が白い茶人に珍重される椿。)



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お茶席を楽しんだあとは同じく薬師寺内の慈恩殿で点心をいただく。茶粥のオプションもあったけれど、よくいただいているから点心を。

ここで珠光茶会のリーフレットをもらう。2回目はがんばってるなあ。各茶席の説明や、各流派の説明、茶席の道具を書きとめるメモページもあったりして充実。


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点心のお弁当が中華薬膳でボリュームもあってとってもおいしかったですわ。御製は奈良が本社の中国料理・桃谷楼さん。点心席では今年も大和茶の販売があって(宇治茶のブランドにまけてるけど、クオリティは負けてない)深蒸し茶をお買い上げ。


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で、外に出たら、、、、

ふ、、吹雪いてる!

やはり珠光茶会に雪はつきもののようで(^0^;)


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いけなかったけれど今年は茶事形式の特別茶会も新たに開催されたし、さて来年はまたさらにバージョンアップしてるといいな。100回は無理でも、行ける間はがんばっておつきあいいたしますわ。



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