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2017-08

初風炉茶事にお招き頂戴 - 2015.05.17 Sun

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青梅が大きくなってきました。でも今年は落ちるのが多い。昨年、一昨年の豊作(約200個収穫)には遠くおよばなさそうだな。


そんな緑の季節、初風炉茶事(茶の湯の世界では4月までは炉、五月から風炉なのです)にお招きいただきました。



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(丁子草)


もつかな〜と心配していた空からとうとう雨がふりだして、御連客の袴もびしょびしょにぬらしてしまった。けれどもこの季節の雨は新緑の色をさらに美しくするので、きらいではないでしょう、みなさま。

待合には雨ならぬ滝のしぶきに濡れ青さを増す青楓の絵。

雨で露地の蹲居を使えなかったのは残念ながら、席入りで「殿閣微涼を生ず」のお軸を拝見。かの有名な「薫風自南来」に続くフレーズです。禅語としてよく使われますが、これは唐の文宗皇帝がつくった歌に柳公権が続けた句、さらにそれに蘇東坡がなんくせをつけて4行追加した、、、といういわくつきの漢詩なのです。


まあ、ともかく風炉の美しい灰型に感激しました。私の灰型の師匠もすばらしく美しい灰型をつくらはるが、全然遜色ありません。ああ、、、灰型また練習せねば、と不肖の弟子は汗をかきました。

懐石もおひとりで手作り、いつもながらの腕前、おいしゅうござました。茶事をするのに懐石料理がストレスの私にはうらやましい腕でございます。かますの焼物もきれいなロールになっていて、プロ級でした。

風炉になると炭点前でつぐ炭の数もサイズも減って軽やかになります。涼しげな淡々斎好みの清風籠。他流派の御連客もおられたので、ここがこういうふうに違うね〜と、そんなお話しを聞くのもとてもおもしろい。某Y流では灰も白い藤灰を使うし、灰型の観念も裏千家とはずいぶん違うみたいです。さらに某E流では湿灰を使うのよ。これおもしろくて興味がつきませんわ〜。



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炭点前も終わり、主菓子の登場です。いつもお菓子も手作りされるのですが、さすがこれはプロのお菓子やろ〜、、と思っていたら、やはりこれもお手製!(@_@;) ういろう製で上に乗っている緑の寒天が、これもプロはだし。


中立を経て、いよいよ後座の濃茶です。いつも端整なたたずまい、背筋の伸びたお点前でした。

高麗茶碗でいただく濃茶はさすがにひさびさに美味しいのをいただいた、と思うお練り加減でした。(いつもお稽古でへたれな濃茶ばかり飲んでるねん)問答をするとき、私はつかえたり噛んだり落ち着きのなさ自信のなさが態度にでるな〜といつも反省しているので、きびきび問答されるご亭主はさすがだと。人間の練られ方が違うのかしら。そういえば、正客さんもお若いのによく練れたお人だ。


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さらなるサプライズはこの干菓子!これはどうみても(愛用しているところの)亀廣保さんの(雲平の)葦やろ〜!と思えば、これもお手製とは!!亀廣保さんとこの干菓子は芸が細かいのだが、そっくりそのままではないか。いやもう脱帽でございます。

薄茶はなごやかに、同じ猫loveの茶友と猫話などもしながら、楽しゅうございました。気心のしれた同年代の茶友も貴重なら、おそるべき後生(若い方々)とのお話しも刺激を多々もらえるのでありがたい。お茶について視野の開ける場面もたくさんある。



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かくの如き交友は、お茶を媒体としなければなかなかできないものではなかろうか。ほんにお茶は人と人をつなぐ(時にはしくじるが、、、^_^;)ありがたきもの。よくぞこの道にであったものだと思います。

もう雨の音なのか釜の松風なのかわからなくなった音をBGMにした楽しいひとときはお開きとなりました。
ご亭主に、御連客にありがとうございました。m(_ _)m






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● COMMENT ●

早いのが肝要と、私も地元の大先輩お二人をお招きしました。冬のように雪を言い訳に庭の掃除をサボる訳には行きません。どうにか露地だけは完了して、溢れる青葉を眺めて一息。
さてさて懐石はまずまず順調、ところが炭手前でやっぱり下火が消えかけてます。中立でお湯を沸かし直して、挽回するのにエネルギー大量消費。濃茶はまあまあ美味しくできたけど、薄茶は疲れて点前がザツになって、あー恥ずかしい。
最後に水指持って立上がったら、おっとりしたお次客の「後姿もいいわねえ」という言葉に、あらホント?と思ったら、水指のことでした。
お年を召しても好奇心旺盛な御正客で話は尽きない楽しい一時でしたが、修行の足りなさを実感した初風炉の茶事でした。
それにしても一人でやると電子レンジを使うでしょ。あのチンの音、どうにかならないものかしら。

そらいろつばめ様

ご苦労様でした〜!
茶事は客もいいけど自分でしてこそ、ですね。
私の場合懐石が一番のストレスなんです。それ終わったらもう精力使い果たして肝腎のお点前がぼろぼろというのはいつものパターンで(^_^;
料理方と庭方がいればいいのに〜といつも思います。
我が家は台所が遠いので、チンの音は聞こえませんが、料理を運ぶたび息切れして恥ずかしい思いをしました。どちらも一長一短ですね〜。

しぇるさん、こんにちは

ああ、初夏の風が吹いています^^

いつも、ご準備が御見事

そして、愉しい雰囲気まで、こちらに伝わってまいりますよ♪

高兄様

初夏の風、、、いや、もう熱風もふきそうな京都ですね(^_^;

ほんにお茶に関わる事はなんでも楽しいです。準備の苦労はありますが、それもまた楽し。
それに茶道具や、茶花はとてもフォトジェニックなので、写真撮ってアップするのも楽しいのです〜(^o^)


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