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2017-10

聞香付茶事〜東下り - 2015.05.26 Tue

二週連続で茶事です。五月の内にやっておかないと六月からは茶室が蒸し風呂になるのでしばらくおやすみにするのでいそいで。



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今回のお客さまはいつもお世話になっている古筆のゆかりの方。お供に以前もお越しいただいた香道をたしなむお若い方と茶室の研究をしておられるこれまたお若い方。



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(これは夜咄の時に行灯として使ったもの。青楓をいけて)


一応ぎりぎりセーフかな?で、東下り〜杜若(「伊勢物語」)をテーマに。待合に富士山の扇を飾りました。軸は久松真一先生の「薫風自南来」。




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二週連続ともなると、懐石メニューはほぼかわらないので、ちょっと余裕。写真も撮れたので後日アップするわ。たいしたもんじゃないけど(^_^;




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迎え付けのあと、いそいで濡れ釜をかける。一番最初の茶事の時、そのまま釜をかけるの忘れてお客さんに「釜かかってませんよ〜。」と声をかけられたのが懐かしい。それがあるからもう二度と忘れんぞ。



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香合は鵬雲斎大宗匠お好みの冠香合。やはり在原業平といえばこれよね。テーマに能の「杜若」をしのばせる。杜若の精が、透額の冠をかぶり輝く衣をまとい太刀を佩き、音曲の菩薩の化身となって舞う、、、というもの。



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炭手前の前に香道男子に香を焚いてもらう。奮発して伽羅をご用意いたしました。(ただし香炭の熱がいまいちだった、、、)



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香包みは自作。



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香木はこんなに小さいです。香箸の扱いをまちがうと、どこかに飛んでいきそう、、、。
末席にてお相伴聞香。そのうちどこかで香道の会もやりたいね〜と盛り上がる。是非是非。



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主菓子は西陣愛信堂さんに杜若の花じゃない意匠の「唐衣」をつくってほしいとお願い。(もちろんご存じ「からころも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ」から)

このお菓子は先週の茶事の時の物で「杜若襲・唐衣巻」

一週間おくれて今度は、、、、


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「卯の花襲・唐衣巻」!

なんとまあ、芸の細かい!一つ季節がすすんだわけですね。



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中立の後の後座の花。
先週花所望ですばらしい花を見たばかりで、どんなふうにいれてもおはずかしいわ(>_<) 鼓胴はこれも音曲の菩薩にかけてみたけど。



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今回の濃茶も、寒冷紗ではなく葦簀と藁で遮光した碾茶から作った濃茶「桐壺」(香廬庵茶補)。これはほんにまろやかでおいしいお茶です。




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後炭は初炭で切った月形を藤灰で埋める。風炉の後炭もなかなかええよ。続き薄ばかりでなくて後炭も是非。



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からころも、、、の歌がよまれたという三河国の八つ橋。なのでほんものの八つ橋を干菓子に。
八つ橋といえばオリジナルはやはりこの固い焼いたニッキ味よ、生八つ橋ではなくて。西尾製。その他の干菓子はこちらもおなじみ亀廣保さん。



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聞香にちなみ源氏香の帯にしてみました。左下がややおくればせながら「葵」。


お正客さんとは同い年ですが、お相伴の方々は二十代の若者、若い方がきてくださるのはほんにうれしいですねえ。リラックスして楽しんでいただけたようでなにより。

お正客さんにはさらに久松先生ゆかりの方のお茶碗を拝領し、心○会のOBとして嬉しい限りでした。



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茶事も終わり、縁側で独座観念。片付けもほぼ終わった頃に空をみると三日か四日の月。このあとさらに近くの白川までホタルを見に行ったりして、じつにすがすがしい新緑の候の夕べでありました。




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● COMMENT ●

杜若をテーマに、まるで亭主と客が一緒に演じる一幕の舞台のようです。以前の同じ顔ぶれの時にも伽羅、あの幽玄な香りは忘れられません。
お菓子がまたどちらも素敵! 樂茶碗も手取りの良さそうな。
お料理の写真、楽しみにしていますね。

そらいろつばめ様

茶事はほんま4時間のドラマですね。
一期一会、同じお客さまでもそのつどちがうドラマが。
またおいでください。
お料理は、、、、そらいろつばめ様の前でははずかし〜っ!!

こんにちは

これはまた爽やかなお席ですね。
お菓子も可愛くて、どれもこれも素敵~
西陣愛信堂さんの「唐衣」、さすがです。




cox様

お久です〜。
お菓子、愛信堂さんに丸投げしたんですが、どんなんできるかな〜と思っていました。
想像以上でした。しかも1週間のタイムラグをちゃんと表現してあって感激しました。
またこのシリーズでナデシコ襲とか作ってほしい。
でもcox様はご自分でこれくらい作れちゃいますよね〜。


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