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2017-11

光琳乾山忌茶会2015 - 2015.06.04 Thu

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広沢池の畔の池の茶屋の桜もすっかり緑が濃い。
この桜、4月にはこう↓でしたのよ。

          ↓
          ↓





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北嵯峨野の平安郷が桜の季節に三日間だけ解放してくれるのにあわせて今年初めていったのでした。


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こちらもその時の写真。平安郷のシンボルの枝垂れです。




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今はこんな感じですけどね。(左端にちらっと)

その時、平安郷の母体である宗教団体の教祖・岡田茂吉のコレクションがMOA美術館の収蔵品だと初めて知ったのです。(いや〜、ほんま今ごろやけど知らんかったわ〜)

そのMOAのシンボルといえばやはり光琳の国宝紅白梅図ですからね。それにちなんで6月2日(と3日)光琳忌の茶会を主催されるんですよ。(今年MOAに根津の燕子花と紅白梅図がいっしょに展示されるというビッグイベントがあったが、見逃したっ!)



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今年の席主はMOAの他、その根津美術館、それに北陸新幹線にちなんで(?かどうかしらんが)金沢美術青年部。期待でわくわく。

一条通りより南にある教団の研修センターで受付をすると10人乗りくらいの小型バンでまとまって移動。私はまず上の茶屋の立礼席へ。
このように3万坪もある庭の景色はすばらしいのですがね、会場内はすべて全員バンで移動。勝手に歩かせてもらえなかったのが残念ですが、こんなに広かったら迷子になる人続出でたいへんだろうからしかたないわね (^^ゞ



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こちらはMOA美術館が席主の立礼席。光悦会などと同じで別室で点てだしのお茶をいただいてから、御道具を拝見するというスタイル。

光琳に遅れること100年、光琳に精神的私淑した酒井抱一の「光琳忌茶会をするのできませんか?」と大田南畝に当てた消息がでてた。
水指が、わ〜い\(^O^)/大好きな古染付の葡萄棚。野村美術館にもあるけれどあれはガラスの向こうだからね。乳白色の釉薬のホツ(穴あき)の具合がたまらん。



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一見黒にしか見えなかった香合が至近距離でみると実に細かい螺鈿の幾何学模様になっているのはすばらしかった。
左入の赤楽平茶碗は赤楽と言うより土の色。渋い。あと仁清の瓢建水なんかもでてました。

古備前の花入にいれられた敦盛草も。
お菓子は赤坂塩野の雲龍みたいなお菓子。色目がまさに「紫陽花」。



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広大な庭をまたまたバンで中の茶屋へ移動。根津美術館の濃茶席へ。この席の待合がまたすごくすてきで、、、、


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広沢池に面した小径にあるのです。だから目の前の景色は、、、、



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こんな感じ〜!
ここならいくらでも時間待ちできますわよ。


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この景色を眺めながらいただいたお菓子は末富さんのつくね芋の練り切りと見た。杜若襲の衣の上に光琳水があしらわれ、銀箔をのせた実に涼しげなお菓子。


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薄暗い小間の床には月江正印(清拙正澄の兄で元代の臨済僧)の墨蹟。サビのでた土壁にどーんと掛かっていると迫力あります。重要文化財。実はこの軸は尾形兄弟の父が形見分けとして弟の乾山に与えた物だそう。当時、雁金屋にこういうものがあったということを知らしめるために今回この軸を選んだとか。

その軸の下には古銅柑子口花入「三千年」、徳川綱吉所持、箱が遠州。そして一輪の大山蓮華が実によく似合っていた。



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あと天下一宗四郎のつやつやの土風炉やら、仁清が合わせて蓋を焼いたという安南蓮花紋水指やら、利休の茶杓やら(銘「浮橋」)、中興名物の酒井家伝来瀬戸茶入(遠州・銘「即色」)やら、、、

触れぬまでもガラス無しに拝見できるってありがたいよね。



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広い庭園にはシランやらシモツケやらアザミやら、たくさん花が咲いてもっとゆっくり散策できればうれしかったけれど。



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この庭園とはお別れしてふたたび研修センターへもどる。



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ここもまたいい茶室がある広い広い施設です。


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金沢の席の前に昼前になったのでさきに腹ごしらえ。吉兆さんの点心。煮物椀が鱧の葛たたきでおいしかったし、各自それぞれに2.5合瓶のお酒がつくのよ。銀杯で頂戴する。


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下の茶屋で金沢美術青年部席。ここはちゃんとお点前もしてくれました。全員男子できりっと。

床が松花堂昭乗の睡漁夫図。棹をかかえて水辺で膝をかかえこっくりこっくりしている漁師のなんとものんびりした絵。これに昭乗と親しかった玉室和尚、沢庵和尚、江月和尚の賛がそれぞれついている、というすごいもの。

金沢らしく釜が二代寒雉の小棗釜。八角唐金風炉は古淨味。
水指が仁清のあっさりした宝珠。仁清はこんなシンプルなものも焼いていたのね、色絵だけでなく。
茶杓が金森宗和、彼も加賀藩とつながりがあったので。
宇治橋蒔絵は橋の擬宝珠が漆で盛り上がっていてすごい。蓋裏には柳に螢の季節感。


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主茶碗が黄伊羅保、銘「松風」、次客茶碗が遠州の時代の朝日焼、そして乾山の葵の茶碗。糸底に○に乾山の文字が。これがホンモノか〜〜〜。



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こちらの干菓子が楽しかった。金沢の吉はし製。左が加賀焼(かがやき)煎餅。そう、開通したばかりの北陸新幹線の愛称「かがやき」にかけたもの。そしてそのかがやきのシンボルカラーの三色なんですって。



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会記をみながらあれこれ思い出し書いてみつつふりかえり、充実した楽しい一日であった。
そして、きっとだれかに会うだろうと思っていたら、案の定、数人のお茶友さんにばったり(^_^; やはり行動パターンが皆さんよく似ているのね。これもまた楽しい。






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鍵コメ様

コメントありがとうございます(^-^)
そうだったんですか〜!あの時はほんとにお近くにいらしたのですね。奇遇奇遇!
ゆかりの方にこうしてコメントいただけるのはとてもうれしいです。
これもお茶のご縁ですね。紅葉の頃にも公開されるとか、これは是非参りたいと思います\(^O^)/
情報を見逃さないようにしなくちゃ。

しぇるさん、こんにちは

なるほど、なるほど

光琳忌ですか^^

素晴らしいロケーションの中

良いですねぇ^^

そろそろ、蚊に噛まれませんか?

わたし、よく、噛まれるんですよ^^;

高兄様

高兄様〜\(^O^)/
昨夜はたいへんたいへん楽しゅうございました〜!
いや、テンションあがりっぱなし、おまけにごっつうええお酒までごちになって恐縮です〜。
また是非〜〜〜m(__)m

最近蚊にもさされにくくなりました。蚊もぴちぴちのお肌の方がよろしいようで、、、、(^_^;


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