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2017-11

鷹ヶ峰散策〜光悦寺・古田織部美術館・常照寺 - 2015.06.13 Sat

しょうざんのあとは、このあたりあまり来る機会もないのでひとまわり散策。



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なんつったって今年琳派400年、どこから400年かというと光悦が鷹ヶ峰に土地をたまわった1615年がスタートなので、そのスタート地点へ行ってみようぢゃないの。まずは光悦寺。



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、、、、だれもおらん。琳派400年なのに〜〜。

たしかにここは紅葉の名所ではあるけれど、青楓だってまけていないのに。


ちなみに秋の景色もおいときますね。


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一昨年光悦会にいったときのもの。



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丘陵のアップダウンにしたがってあちこちに散在する茶室がみどころで、光悦会の時にはお着物をお召しの方々であふれかえるのだが、ふだんは茶室、みられないのね。



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鷹ヶ峰三山は鷹ヶ峰、鷲峰、天峰。多分左が鷹ヶ峰。
花札のススキに満月の山はこの峰がモデルといわれるが、確かにな〜。



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光悦の息子光嵯、父より有名な孫の光甫(空中斎)、その他一族の墓。

光悦は鷹ヶ峰の土地を江戸幕府よりたまわって、一族、町衆、職人などの法華宗徒仲間を率いてここに移住した。その遺伝子を引き継ぐ楽吉左衛門さんは、当時こんな辺鄙な土地はたまわるというより、幕府による洛中からの追放、隔離の意味合いだったのではないかとおっしゃってた。



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ここにあらたな村をつくるにしては光悦は当時70歳近くの老齢だったわけだから、それはしんどい作業であったことだろう。日蓮宗の宗教による同胞との結びつきの強さがそれをのりこえさせる原動力になったかもしれない。



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そして光悦はここにひとり静かに眠る。



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それにしても光悦垣は青楓によく似合う。




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これは鷹ヶ峰街道。
学生時代この近くの自動車教習所に通っていたので、この道、路上教習でよう通ったなあ。免許取るのに人の倍かかったけど(^_^; (←でも今普通に道路走ってますヨ)


次にかねて行こうと思っていたけれど、辺鄙すぎてなかなか足がむかなかった古田織部美術館へ。



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織部美術館のある太閤山荘の外苑、紅葉谷庭園の池。ここ1500坪もあるんだって。ここも紅葉の名所だったのか。やはり今の季節、だれもおらんかったけど。



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なにげにころがっている庭園用の石材にちょっとヨダレがでてしまった(^◇^;)



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しかし紅葉谷をぬけるとこんなエライ坂のある民家が散在する心細い道になり、ほんまに美術館なんかあるんやろか、、、と心配になってくる。



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おお!あったあった!


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ここ、太閤山荘は人絹商として財をなした川村湖峯の本宅として戦前建てられた建物だそうだ。現在は洛中の某茶道具商が手に入れ、昨年から邸内の、江戸前期の小間茶室や戦前の数奇屋建築の母屋や石庭など、一般公開してはる。



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そしてお蔵が古田織部美術館になっているのね。
さすがに茶道具商がコレクションしただけあって、すごいものもけっこう出てたわ。


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主に消息類がすごいと思った。織部自身の「秀忠どのの口切りの茶事への案内」とか、有楽のとか、なんと秀頼の消息も何点か。おやじが超大物だったので、人物像がいまいちぼやけてよくわからない秀頼だが、お公家さん風の優雅な文字であったわ。

織部の伏見上屋敷にあった竹の花入「暁霜」。織部自刃後(まさに琳派開始の1615年!)藤堂高虎の手に渡ったという。高虎と言えば小堀遠州の舅だったわねえ、、、そんな歴史をかみしめながら拝見。



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蔵の前に新しい茶室が。
小堀遠州好の後藤覚乗茶室「擁翠亭」の140年ぶりの移築ってこれかしら??


太閤山荘からまた光悦寺までもどる道すがら、吉野太夫で有名な常照寺がある。



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吉野太夫が寄進したという赤門(山門)。緑によく映える。
本阿弥光嵯が光悦村に法華の鎮所をつくらんと建立したのが前身とか。そうか、吉野太夫は日蓮宗の信者だったんだ。



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立て札にからまる蔓性植物が良い感じ。



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その美しさだけでなく和歌管絃、茶道、書道、香道、華道などの才にあふれた吉野太夫は島原の太夫さんだった。4月第2日曜にここで太夫花供養がおこなわれるときには島原の太夫さんがこられる。(残念ながらまだ行ったことがない)



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ここにも太夫ゆかりの遺芳庵茶室があるが、残念ながらそのシンボルである大きな吉野窓は見えない。高台寺にも遺芳庵茶室があって、こちらでは朝茶に参加できますよ。



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  「都をば 花なき里となしにけり 吉野を死出の 山にうつして」




彼女を身請けし、その早世を深く悲しんだ灰屋紹益の歌。


さて、そろそろ鷹ヶ峰をあとにしよう。



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