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2017-06

西本願寺・埋木にはまる〜龍谷ミュージアム - 2015.07.03 Fri

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西本願寺さん。前はよく通るが中に入ったのはウン十年ぶりやわ。いわずとしれた浄土真宗本願寺派の本山、お西さんとも。



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京都の出でないもので、お東さん(東本願寺)となにがどう違うのか全然わからんなあ〜と思っていたが、ざっくりいうと(ほんまざっくり)お西さんは豊臣秀吉の息がかかっていてお東さんは徳川家康の息がかかっていた、、、というところらしい。(宗教的な違いやら確執やらはようしらん)



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よってお西さんは秀吉好みの絢爛豪華なイメージやわ。しかも国宝建築がざくざく。(お東さんに国宝建築はない。あとから建ってるからね)


中はいるのもお堂にはいるのもタダ!太っ腹ですわ。さすが京都最大宗派(だよね?)。寺務所はまるで市役所の窓口みたいであった。法要をお願いするのも数が多いので事務的処理が迅速にできないといけない、という感じ。



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境内にはいるとちょうど正午の鐘を叩いておられるところだった。

国宝建築物はじめ見所満載なのだが、、、、、


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樹齢400年、京都市天然記念物の逆さ銀杏(火事の時水を吹いて消し止めたという伝説あり←宗旦銀杏と同じやん)よりも、、、




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雨樋の水を受ける水槽をがんばって支えている天の邪鬼よりも、、、、



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国宝御影堂、阿弥陀堂よりも、、、



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国宝桃山時代の遺構唐獅子牡丹、、、もとい、唐門よりも、、、、



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この御影堂と阿弥陀堂をむすぶ渡り廊下をはじめお堂のまわりの床にちらばる、、、この埋木にいたくはまってしまった!



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六角、矢筈はまだ序の口。


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擬宝珠に扇。



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矢羽根にこれが最高傑作かも、、の壺!



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宝づくしの金嚢に瓢箪。


なにしろ古い建物なので床に穴があく。これを修理するために木片を埋め込むわけだが、タダ埋め込むのはおもしろくない、と思った大工さんが何世代にもわたっていてはったのやろう。遊び心やな。



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左はウサギに見えなくもない。右は鯨か?ご丁寧に目まで書いてある。



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魚と甕か?右のは幾何学模様、アラベスクみたいに見えないこともない。


私のコレクションはこれくらいだが、あとネットで検索すると傘やら軍配やら、ちゃんとヘタのある茄子やら、象まであるらしい。う〜〜む、これはまたコレクションしにここへお参りにこないとあかんわ。
しかし腰をかがめて下ばかり向いて廊下をなめるように見て歩くおばはんはちょっとアヤシかったかもしれん。




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せっかくだから屋根だけチラ見えする非公開・国宝飛雲閣もご紹介。聚楽第の一部だそうだ。(ちなみに昨年までは予約すれば見学できたそうだが、今年から改修工事のためだめだそうですよ。なんでそれまでに行かなかったかな、、、)




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ついでにやはりチラ見えする京都タワーも。駅からこれくらいの距離なんだ。



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御影堂門をでると正面右手にロシアの赤の広場のワシリー大聖堂を連想させるような重文の伝道院。これは明治に伊藤忠太の設計でできた新しい建物。(門徒さん用の生命保険会社の社屋だったそうな。やはりメガ組織だな)
道の両脇は仏具屋さんが軒をつらねる。



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龍谷ミュージアムはお向かいだ。(龍谷山西本願寺だからここはもちろんお西さんの施設よ)
ここはさすがに仏教系、仏像美術の展示のいいのをやってるので、前から一度行きたいと思っていたのだ。本願寺の真ん前にあるとはシラナカッタ。



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この日の展示は市田ひろみの世界の民族衣装のコレクション「世界の衣裳をたずねて」。
へたなファッションショーよりはるかに手がこんでファッショナブルな民族衣装の数々は女子必見。消えていく、もしくはもう消えてしまった民族衣装もあり、それらを数十年前からコレクションして保管していた市田ひろみさんの慧眼。ただの着物おばさんじゃなかったのね。



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最後にランチは門徒さんの宿泊施設にもなっている北隣の聞法開館のレストランでいただいたが、、、、さすがにここは宗徒さんのレストランやわ、、と思った一コマ。



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● COMMENT ●

しぇる様へ
 京都第一と言うより、日本最大の仏教教団の総本山はさすがのものだったでしょう。

 西本願寺は顕如の次男准如に秀吉が本願寺の京都帰還を許して創建されたものですね。
 織田信長との徹底抗戦を主張して顕如から義絶された教如が、本願寺勢力の分断を図って
 いた家康から京都の現在地を与えられ創建されています。
 そのため、西本願寺は反徳川の傾向があって、幕末には新撰組の嫌がらせを受けて
 います。
 教義的には対立点はなく、本願寺十派の門主が西本願寺で合同法要を行っています。

narahimuro様

そうか、京都だけでなく日本最大だったのか、どうりで〜〜

いろいろご教示いただきありがとうございます。どうして狭い京都に二つの本願寺があるのか不思議に思いながらもそのままにしてましたわ。そういえば新撰組の屯所があった時期もありましたね。(NHK「新撰組!」のイメージが、、、)
ここを以前訪れたのは中学生くらいのときだったかな。その頃は埋木にもお寺そのものにもなんの興味もなかったっけ(^_^; 

 お西さんの廊下にこんな埋木があるなんて、知らんかったわぁ~おもしろい!!

花咲さん

京都の人の方がしらないことって意外と多いよね〜(^◇^;)

私もはまりました

西本願寺さん、昨年秋の飛雲閣公開に行ってきました。
一緒に行った方に、ここが面白いんだよ、と教えてもらったのが埋め木です。
お参りもそっちのけで、色々探してしまいましたv
年末の煤払い時に母を連れて行きましたが、やっぱり楽しんでいました。
女子は、可愛いが大好きですから!
代々の職人さんの遊び心のお蔭で、楽しませてもらっています。

はじめまして。
西本願寺界隈で育ち、この敷地内にある中央幼稚園(当時の園名)に通っていました。小学校時代は公園で遊ぶより、龍谷大学の辺りやお寺で秘密基地を作ったりした思い出があります。埋め木のことは今まで全然知りませんでしたが、面白いですね!!あの廊下は子供たちが小さい頃に里帰りした時によく遊びに連れて行った場所です。夏でもひんやりしていて、街中の暑さから少し開放される空間でした。  それと、伝道院の写真を見ると、あの通りには電柱、電線が無くてすっきりしていますね。どの、写真を見ても懐かしさがこみ上げてきます。京都を離れて、東京暮らしのほうが長くなり、実家も無くなりました。今は年に一度ぐらい日帰りでお墓参りするのがせいぜいです。長くなりましたが、何故か嬉しくなりコメントさせていただきました。

ふかみ様

ふかみ様も埋木の深みに^_^;はまりましたか。
全部みつけるのはむつかしく、毎回新しい発見があるだろうところがそそるんですよね。
タダ!だし、夏場はお堂の中は涼しそうだし、近所にいったときには必ず寄るようにしよう。と思ったのでした。
飛雲閣、いかれましたか!うらやましい!

Yuko Hanada様

コメントありがとうございます。
境内に幼稚園があるんだな〜と思っていました。そこに通われていたとは!
京都人は生まれ育った場所に必ずお寺や神社があって、境内でよく遊んだ、という話を聞くととてもうらやましい。西本願寺みたいな大きなお寺が遊び場とはさらにうらやましい。あたりまえすぎて埋木にはきづかれなかったのかもしれませんね。
伝道院通りの電柱電線のないこと、初めて気づきました。そうか、あのすっきり感はそれか。
早くになくせたのはやはりお西さんのご威光?


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