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2017-10

他流派朝茶事 - 2015.07.20 Mon

もうきっと梅雨明け。空は青い真夏の空で朝8時というのにすでに「暑い!」
かねてより所望侍りし藪内流の若武者の町家の朝茶事に参席かなった。




(玄関待合にいけられた花)


流派が違えば茶事の作法も幾分違うが、そこは本筋で悩むべき事でなく、要はいかに主客ともに楽しめるかどうか。
しかも私の場合、亭主、御連客とのジェネレーションギャップもあり。けれど茶の湯の共通言語に流派、年代の違いは問題ではないと、さらに改めて確信した次第。




P10906563.jpg
(これは我が家の秋海棠)


まずは懐石にびっくり。自分が茶事をする際、いちばんのネックが懐石(=料理)なんだよな〜。(すみません、何年も主婦やってますが、なにか)
若い男子がこれだけの懐石をされるとは!爪の垢、ください。煎じます。お汁のお出汁を筆頭にどれも美味しく頂戴、朝っぱらからたくさんいただく、お酒もいただく。



P10906533.jpg
(我が家の祗園守)


お水屋も若い男子、いや、盛りつけに笑いのネタまで潜ませて(^_^;)さすがご亭主の薫陶のよろしきを得て。
御連客も亭主を大爆笑させたネタを提供(御本人の名誉のため内容は伏せとく(^ 艸 ^) )じつに楽しい懐石であった。

ビックリしたのは藪内では最後の飯器が出て、八寸も出て、そのあとにまだまだ強肴がようさんでること。さすが武家点前だけあって、武家=肉体労働者だからか、腹一杯たべさせるのが流儀だとか。こちらもお腹一杯といいながらおいしいので完食す。


炭手前、藪内の灰は藤灰なので真っ白。灰型も独特で、灰のフレークを前瓦の上にもちりばめているのが風情ある。千家系の二文字押し切りとどちらがテクニカルにむつかしいか甲乙つけがたそう。灰器にも小羽根がつくのね。さらに某所より拝領のすごくよい香りの沈香も焚いていただいた。



IMG_09233.jpg



中立の時には待合に氷水の入った盥をご配慮いただく。手をつけるだけでも涼しい。(化粧がはげるのを恐れなければ顔洗ってたわ。)

後座は硝子障子をあけはなって坪庭の景色を愛でながら。よい風が通る。町家の座敷は日光の入り方が絶妙で、美しい陰翳ができる。その中で黙々と茶を練るご亭主。
熱々の濃茶はことのほかおいしい。塗の手桶の蓋の扱いがこれまた千家系とちがっておもしろい。こんどやってみようかな。

続き薄でお薄をいただきながらあれこれお茶やその他の談義を。特に茶道具をもってして「かわいい〜」という価値観とは一体なにか?というのが面白かったな。清少納言の「いとをかし」の世界なんだな。

一座終了して思うに、私がアラ還になってやっと会得したことをこの若さでするするこなすというのは、この先どこまで行くのだろうということ。残された時間の長さもうらやましい。お茶への思いの熱さも頼もしい。



P10906603.jpg



お茶をやってなければ、京都に住んでいなければ、こんなご縁もできなかったと思うと、お茶を介してどんどん広がるつながりは貴重であるなあ。


外に出てみればまだお昼前であった。真夏の暑さながら空がすかっと青いのもあってすがすがしいことこの上ない1日はまだまだたくさんの時間が残されている。朝茶事もええな〜。


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もう秋海棠が

咲いているんですね。早い!
前から気になっていたんですが秋海棠が入っている花器は瓦ですか?
瓦を模した花器ですか?
大分前から小さな軒先瓦を探しているのですが、いい出会いがありません。
今年春,知り合いが神明市の花やで径8センチ余りの小さな軒先瓦を
ゲットしました。
羨ましくてますますヒ-トアップしているところ!
お恥ずかしい!

閑児様

そうなんです、今年は花が早い早い。
椿がつぼみつけてるのにはひっくりかえりましたが、、、、
瓦は花器ではなくてほんものの南都六寺のどこかの瓦です。重いです。
後にちいさな瓶をおいて、そこに花をさして花器にみせかけているんんです(^_^;


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