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2017-06

信長公陣中茶会の茶狂な人々〜楽々荘 - 2015.07.28 Tue

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亀岡田中源太郎翁旧邸・楽々荘では毎月毎月茶狂いの人たちが亭主月替わりで月釜をしてはる。



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今回、織田信長公御家臣の末裔、A井の殿が陣中茶会を催されるよし、これはいそぎ参じたてまつらねば。

なにやら、打ちかけ、元結掛けすべらかし髪の姫が受付におられるところから始まって、ここはまさに陣中でござるな。



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信長公が幟の寛永通宝の旗印、そのもとで茶室にご案内くださる武将は、、、ややっ!ときにサラリーマンもやっている陶芸家サラリーマン陶芸家、平金昌人(まさんど窯あるじ)氏(うじ)ではないか。(この陣羽織も殿からの御拝領の品とか)



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茶室に入れば、、、おお!矢立の風炉先、(写真には写っていないが)今川義元が愛刀にしてのちに織田信長公遺愛の宗三左文字(重文、武勲神社所蔵のレプリカ)の一振り、わ〜、、、陣中じゃ陣中じゃ。



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武者らしく、茶碗は猛々しい井戸の馬上杯(まさんど窯)、蓋置に織田木瓜紋。点茶台は有楽流を嗜まれる殿の御考案。



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掛かる軸は織田信長公の文字と木瓜紋、そして「天下布武」の印。

蓮の葉の様な青磁の花入には楽々荘があるじの生けられた蓮のつぼみが公への手向けの花。(なんという投げいれのセンス!感服つかまつる)


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陣太鼓の前触れにて亭主の座につかれた殿は、まさに戦国時代の武将そのものであった。

「まずは陣中に散りしつわものどもに手向けの香を。」


てづから焚いてくださるA井家に伝わりし伽羅、香名を「遠近(をちこち)」。距離だけでなく、時間のをちこち、400年以上昔の戦国の世に散った人たちに思いを馳せつつ。


しこうして、点茶となれば、馬上杯はにらみ茶碗、これを使わず。
あらたに懐より懐中杯なる高台のない小ぶりな茶碗(いずれもすべてまさんど窯、殿の特注品にござる)をとりだされこれに茶を点てられる。


高台がないによって、左手の三角に折った帛紗の上に懐中杯をのせたまま、右手一つでの手前所作、茶をすくうのも、水指の蓋をあけるのも、お見事お見事!


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菓子は(食べたあとだけれど)信長公を弑(しい)した明智光秀を小栗栖で刺し貫いた竹槍。(あ、なかに入っているのは水ようかんです^_^; 若干食べにくかったけど)




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お運びは戦国一の美女・お市の方(顔出しできないのが残念なくらいべっぴんさん)はじめ、武将の方々。供の者どもひきつれ、殿様にはごきげんうるわしきご様子。
ありがたくおいしいお茶を一服賜る。


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これも平金井戸、信長公慰霊のための五輪の塔。香合にもなるもので、色がええな〜、てっぺんの宝珠がええな〜、これ。



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お仕舞いの挨拶は「(今から陣中を)見回りつかまつる(のでもう終わり)。」

最後のお見送りも陣太鼓であった。


まさに戦国の陣中にタイムスリップしたような興奮さめやらぬまま待合にもどれば、、、、



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ぎょぎょっ!
こちらにはなんと天海大僧正(楽々荘あるじ)がおられるではないか!


最近火坂 雅志の「黒衣の宰相」読んだばかりだったので、よけいにびっくり。黒衣の宰相こと金地院崇伝のライバルにして徳川家康を大権現に祭り上げた経歴不詳の僧正、一説に生き延びた明智光秀であったとか。

この亀岡の地は光秀の丹波亀山城のお膝元ゆえ、あるじの光秀びいきは相当なものなのだ。となりには娘のガラシヤ夫人もおられた(◎-◎;)

信長公(の家臣)と光秀、この地にて時空を越えてお茶をした、、、わけだ。


待合には清水寺の管長であった大西良慶 師の白衣観音と観音経。時空を越え、恩讐を越え、ともに安らかな浄土へ、という締めくくりは心にしみる。



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そして、、、

福島県会津高田の「天海大僧正」というお菓子までおとりよせくださったし、それをのせた布巾が細川九曜紋(ガラシヤの夫は細川忠興)と光秀の桔梗紋とは!!




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● COMMENT ●

何だか凄いことになっていますね。皆さま、すっかり役にハマり込んで楽しそう。
ところでしぇる様はどんなコスチュームで参席なさったのですか?

そらいろつばめ様

だんだんすごいことになってついていくのがたいへんです(^^;;
もちろん私はコスプレなし。ふつーに浴衣でいきましたよ。(なまじなコスプレでは対抗できません)


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