英国田舎紀行・湖水地方/コーンウォール〜コーンウォールその3 - 2015.08.19 Wed
いよいよ英国田舎紀行も本日でおしまい。おつきあいありがとう。もう少しだ!

さて、これはどこでしょう?
モンサンミッシェル?いえ、それはフランス。
ここはターナーが絵にも描いたところ、、、
コーンウォールのマラザイオン(ペンザンスの近く)のSt. Michael's Mount。フランス語読みするとまさにモンサンミッシェル(大天使ミカエルの山)だけれどで。
でもここにはあまりにも観光化されすぎてモンサンミッシェルが失ってしまったものがたくさんある。
昨年モンサンミッシェルに行ったが、道路をつくったためすっかり陸地化して、いまでは満潮の時にも海の上にうかぶ、、、ことにはならない。おまけにお土産物屋やらレストランやらが林立していて観光客もすし詰め。ずいぶんがっかりしたものだ。
だからもし、海に消えてはあらわれ、満潮の時には命を落とす人もいた巡礼の道を歩きたいなら、モンサンミッシェルよりこのセントマイケルズマウントを強くおすすめする。

夕刻7時、といってもまだまだ明るい浜辺にたどりつくと潮がどんどん引き始めていて巡礼の道Causewayが現れ始めていた。

すすんでいくと、途中はまだ水に覆われているが他の人たちがずんずん進んでいくのでパンツの裾をまくりあげ裸足になって突進する。

おお!これは楽しい!!

(お見苦しい足はスルーで)
今年は下鴨神社の足つけ神事にいかれんかったからなあ、、、ここで足つけ(??)

わんこ好きのイギリス人はわんこもつれて巡礼の道を行く。わんこもはしゃぐはしゃぐ!
実はこの道歩きが今回の旅行で一番楽しい思い出であった。

島にちかづくと道はまた海から顔を出す。

島を管理するナショナルトラストの小さなショップもすでにしまっていて静かでよい感じだ。
てっぺんのお城はサン・レヴァン卿のプライベートな住居、という点もモンサンミッシェルとずいぶん違う。

この島の由来は西暦495年に漁師が島の崖の上に大天使聖ミカエルの姿をみたという伝説による。以後ケルトの僧侶たちが修道院を作り、ケルトの聖地、巡礼の場所となったそうだ。

道を渡れる時間をしめす看板。意外と長い間道は歩けるようだ。

島をぐるっとひとまわり。ここにも季節の花が美しく咲く。右手に見える赤い花はフクシア。

フクシアは今が盛りでマルハナバチが蜜集めに忙しそうだ。

この花の名前はしらないが、ここにも作業中の蜂。

島からもどるころには道はすっかかりその姿をあらわしていた。昨年の大嵐でこの花崗岩の道は一部が流され壊れてしまったのを、現在もまだ干潮の時をねらって修復する作業がおこなわれている。

沈む西日。ずいぶん干潟がひろがってきた。潮だまりには魚は見つけることはできなかったが、巻き貝やフジツボのたぐいがたくさんいた。

波が描いた砂の紋様も美しく絵になる。

対岸へ到着。

泊まったB&Bの窓からも正面に山がみえる。これで夜の9時くらいかな。こうして遠景でみると巡礼の道は大きくカーヴしているのね。

今夜のお泊まりはこのB&Bで。ここもよかったよ。窓からCausewayがわたれるかどうかすぐ見えるし。

これはコーンウォールで「Cream tea」と注文するとでてくるもの。スコーン(たいてい)2個、ジャムとクロッティッドクリーム(クリームとバターの間みたいな)、それに紅茶がつく。これだけ食べるともう夕食いらんくらいボリュームある。

翌早朝。マラザイオンの町はまだ眠っている。

朝焼けの海におりてみる。

できはじめた干潟ではたくさんの海鳥が餌探しに余念がない。

けれど巡礼の道はまだ海にしずんだまま聖なる山は静かに浮かんでいた。
これでこの夏の旅行記はおしまい。ながらくおつきあい、ありがとうございましたm(_ _)m

さて、これはどこでしょう?
モンサンミッシェル?いえ、それはフランス。
ここはターナーが絵にも描いたところ、、、
コーンウォールのマラザイオン(ペンザンスの近く)のSt. Michael's Mount。フランス語読みするとまさにモンサンミッシェル(大天使ミカエルの山)だけれどで。
でもここにはあまりにも観光化されすぎてモンサンミッシェルが失ってしまったものがたくさんある。
昨年モンサンミッシェルに行ったが、道路をつくったためすっかり陸地化して、いまでは満潮の時にも海の上にうかぶ、、、ことにはならない。おまけにお土産物屋やらレストランやらが林立していて観光客もすし詰め。ずいぶんがっかりしたものだ。
だからもし、海に消えてはあらわれ、満潮の時には命を落とす人もいた巡礼の道を歩きたいなら、モンサンミッシェルよりこのセントマイケルズマウントを強くおすすめする。

夕刻7時、といってもまだまだ明るい浜辺にたどりつくと潮がどんどん引き始めていて巡礼の道Causewayが現れ始めていた。

すすんでいくと、途中はまだ水に覆われているが他の人たちがずんずん進んでいくのでパンツの裾をまくりあげ裸足になって突進する。

おお!これは楽しい!!

(お見苦しい足はスルーで)
今年は下鴨神社の足つけ神事にいかれんかったからなあ、、、ここで足つけ(??)

わんこ好きのイギリス人はわんこもつれて巡礼の道を行く。わんこもはしゃぐはしゃぐ!
実はこの道歩きが今回の旅行で一番楽しい思い出であった。

島にちかづくと道はまた海から顔を出す。

島を管理するナショナルトラストの小さなショップもすでにしまっていて静かでよい感じだ。
てっぺんのお城はサン・レヴァン卿のプライベートな住居、という点もモンサンミッシェルとずいぶん違う。

この島の由来は西暦495年に漁師が島の崖の上に大天使聖ミカエルの姿をみたという伝説による。以後ケルトの僧侶たちが修道院を作り、ケルトの聖地、巡礼の場所となったそうだ。

道を渡れる時間をしめす看板。意外と長い間道は歩けるようだ。

島をぐるっとひとまわり。ここにも季節の花が美しく咲く。右手に見える赤い花はフクシア。

フクシアは今が盛りでマルハナバチが蜜集めに忙しそうだ。

この花の名前はしらないが、ここにも作業中の蜂。

島からもどるころには道はすっかかりその姿をあらわしていた。昨年の大嵐でこの花崗岩の道は一部が流され壊れてしまったのを、現在もまだ干潮の時をねらって修復する作業がおこなわれている。

沈む西日。ずいぶん干潟がひろがってきた。潮だまりには魚は見つけることはできなかったが、巻き貝やフジツボのたぐいがたくさんいた。

波が描いた砂の紋様も美しく絵になる。

対岸へ到着。

泊まったB&Bの窓からも正面に山がみえる。これで夜の9時くらいかな。こうして遠景でみると巡礼の道は大きくカーヴしているのね。

今夜のお泊まりはこのB&Bで。ここもよかったよ。窓からCausewayがわたれるかどうかすぐ見えるし。

これはコーンウォールで「Cream tea」と注文するとでてくるもの。スコーン(たいてい)2個、ジャムとクロッティッドクリーム(クリームとバターの間みたいな)、それに紅茶がつく。これだけ食べるともう夕食いらんくらいボリュームある。

翌早朝。マラザイオンの町はまだ眠っている。

朝焼けの海におりてみる。

できはじめた干潟ではたくさんの海鳥が餌探しに余念がない。

けれど巡礼の道はまだ海にしずんだまま聖なる山は静かに浮かんでいた。
これでこの夏の旅行記はおしまい。ながらくおつきあい、ありがとうございましたm(_ _)m
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● COMMENT ●
高兄様
そうなんです!
深さといい、水のつめたさといい、まさに御手洗池!
もっといいカメラ持参できたらよかったんですが(←腕はたなあげ)
ここはほんまにシャッターきりっぱなしで、どこをとっても絵になりましたよ。
深さといい、水のつめたさといい、まさに御手洗池!
もっといいカメラ持参できたらよかったんですが(←腕はたなあげ)
ここはほんまにシャッターきりっぱなしで、どこをとっても絵になりましたよ。
しぇるさん、再び、こんにちは
今回の旅行記を拝見していて
なんだか、少し懐かしい臭い
風をかんじていたのですが
私の大好きな、アイルランドの臭い、風
昔、2週間程、ぐるりと廻ったアイルランド
そうそう
コンウォールも、同じケルト文化の国だったんですね~
その雰囲気が、何とも云えず
良い感じ^^v
今回の旅行記を拝見していて
なんだか、少し懐かしい臭い
風をかんじていたのですが
私の大好きな、アイルランドの臭い、風
昔、2週間程、ぐるりと廻ったアイルランド
そうそう
コンウォールも、同じケルト文化の国だったんですね~
その雰囲気が、何とも云えず
良い感じ^^v
いいなあ、羨ましいなあと思いながら、美しい旅行記 まとめてじっくり拝見いたしました。私は一応、英文学を勉強したことになっているのに、ずっと昔 ロンドンに数日滞在したことがあるだけ。イギリスについて何も知らないんだ!と気付いて愕然としています。
ああ、でも今は我慢の時、来年こそは旅行に出られますように。
ああ、でも今は我慢の時、来年こそは旅行に出られますように。
高兄様
アイルランドもいいですね。
いっときアイリッシュミュージックにはまってアイルランド旅行も計画したことがあったのですが、なんとなく流れてしまいました。
また考えてみようかなあ、、、
いっときアイリッシュミュージックにはまってアイルランド旅行も計画したことがあったのですが、なんとなく流れてしまいました。
また考えてみようかなあ、、、
そらいろつばめ様
ロンドンも一泊して美術館めぐりをしたのですが、どこも人が一杯で中国人観光客もいっぱいで、、、。やっぱりイギリスは田舎がいい。それにみんなほんまに親切でした。
また旅行におでかけできるようになりますように。でもそらいろつばめ様、但馬におられて日本全国、世界のお客さまをおもてなししてはりますもんねえ。(*^^)v
また旅行におでかけできるようになりますように。でもそらいろつばめ様、但馬におられて日本全国、世界のお客さまをおもてなししてはりますもんねえ。(*^^)v
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おお、まさに
これは足つけ神事!!
いやいや、素晴らしい画が続きます
ええもん、見せてもらいました^^
おおきに♪