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2017-10

朝茶事合宿(*^^)v - 2015.08.24 Mon

仕事を終えて夜かけつけたのが亀岡楽々荘


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植治の700坪の庭園は夜はビアガーデンのようで、ええ雰囲気です。
今宵ここでご遠方からもおいでの翌朝の朝茶事の御連客と合宿(!)でございます。


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御連客はみなさま、お寺さんのご住職(宗派いろいろ)、ありがたやありがたや、おもわず手をあわせたくなるようなお坊様s、、、並の人は私だけ、というすごいメンバーでございました。(きゃ〜〜)

こちらのレストラン・チンギア−レで現代の「近代数寄者」というべきご亭主もまじえて、イタリアンをいただきながら(おいしくってお腹減って食べるのに忙しかったので、写真はデザートだけですのよ^_^;)お茶談義。(おもに茶道具談義)



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(こちらお泊まりした楽々荘のお部屋。細部にわたりこだわりの室礼。ソープディッシュが古伊万里?だったりする)


もう、、、、皆様ね、どうかしてるぜ、この人たちおかしい、、、、の数寄者ぞろいで、ほんまに<現代の「近代数寄者」>の世界ってあるのね。

こんな方たちが道具の写真見ながら「これええなあ、、、」とヨダレをたらさんばかりにされているのを見ているのがとてもおもしろ、、、いや、楽しゅうございました。実際手に入れはったとか、目をつけてる、とかの談義にとびかう御道具の(茶道具の本などに載っている有名な大名物、名物、重文など)のお値段は、、、、いやもう、家が洛中に一軒買えます!

とても私どもとは世界が違うのですが、それだけ茶の湯に命かけてる迫力がすごいです。そんな迫力に圧倒されっぱなしで結局日付がかわるまで、おとろしい世界の話は盛り上がったのでありました。



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お部屋のバスタブは大きな信楽焼でしたのよ〜〜〜♪
いそいで入浴し、あわただしく眠ったのですが、朝茶事は早朝6時半から。若干の寝不足はいなめません。



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早朝の楽々荘の小間茶室、其中庵。朝からの小雨にぬれてしっとりと緑が美しく、赤い百日紅がきれいでした。ここから某庵の庵主さま(負けず劣らず現代の「近代数寄者」)も加わって朝茶事開始です。

腰掛け待合いからご案内を受けて蹲居へ。蹲居に寄りかかるように咲く擬宝珠がとても良い感じでした。(うちの蹲居は羊歯やけど、ギボシもええなあ)


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席入り、小間の中は目が慣れないとなにも見えないほどの暗ざ、床に掛かった軸の「喝」がぱっと浮かび上がったようで一瞬にして眠い目がさめました。
大徳寺・江月宗玩の法嗣、江雪宗立和尚の字。それに臨済の四喝を添え書きしたもの。
(*臨済四喝・・ 有る時は金剛王宝剣の如く、有る時は踞地金毛の獅子の如く、有る時は探竿影草の如く、有る時は一喝の用を作さず。)

ここから、こちらのお茶事の常で、もうすごすぎる道具がごろごろでてくるわけです。すごすぎてよう書きませんわ。鐶、火箸、羽根、、、そういう小物に凝るのも通だとか。

懐石は広間にて。懐石道具がまたすごいんだわ、これが。ほんにたくさん集められたそうな、ええもんばかし。向付は唯一の女性(一応)ということで琵琶(弁天さんの持ち物)の古染付を使っていただきました。感謝。
八寸でいただいた、イナダ(鰤のちいさいの)の干物がすごくて、、、。からすみもビックリの珍味でお酒がすすむわ〜〜きっと。(車できたのでお酒はおあずけでした、、、涙)
主菓子はしゃきしゃきと不思議な口当たりの錦玉。(あとでお聞きすると蓮根でありました)

後座はふたたび小間にもどります。時間の経過とともに茶室はいくぶん明るくなっていました。この光の変化も朝茶事の楽しみのひとつです。
花を入れるのがなによりお好きなご亭主の、後座の花は小さな可憐な薄紫のムクゲ。濃茶のいただき方は皆様それぞれ流派も異なるので大帛紗にのせたり古帛紗にのせたり。

茶入の銘が「なつころも」<重ねても涼しかりけり 夏衣 うすき袂に宿る月影(良経・新古今)>なのはとても似つかわしく、薄い夏衣をまとったような白い釉薬の大海、印象に残ります。御連客のお坊様がたの墨染めの衣も夏バージョンだったのを思い出します。

通の方はご存じながら、浅学の私には初めて聞く茶道具や茶人の名前もあれこれ勉強させていただきました。忘れんうちに「僖首座(きしゅそ)」の名前を書いておこう。龍安寺塔頭の住職にして宗旦の弟子、茶杓の名人だったとか。

一番ええなあ、、、と思ったのが薄茶をいただいた猿投(奈良〜平安時代に作られていた古陶)の平茶碗。須恵器のような、灰秞が高台脇に固まっていて、まだ焼物が技術的に未熟だった時代のもの。渋い、渋いわ、これ。

こうしてしばし浮き世をはなれた朝茶事はお開きとなりました。ご亭主は言うにおよばず、楽しい御連客様方のご縁も得て、こんな茶事に連なれましたこと、深く深く感謝申し上げます。

帰りは、居眠り運転せぬようがんばって高速ぶっ飛ばしてかえりました〜。




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● COMMENT ●

Thank u 4 coming

お忙しい中のご来庵、有難うございました。

小間好きのリクエストにお応えして、今の其中庵茶事スタイルが確立したと思います。

空調のない小間・・・夏の猛暑をなんとか凌ぐ方法がこのスタイルで、定番になる感じです。お陰さまで夏も茶が出来るぞ!と道具が喜んでいます。(笑)

何はともあれ、ご縁に感謝です。

Hip-Hop-Buddha様

(なんとすてきな??HN!!)

このたびはほんにありがとうございました。
めちゃ楽しかったです。(いろんな意味で)茶狂いの世界もコワイモノ見たさで垣間見られたし。
小間はやっぱりええですね。
うちのクーラー無しの小間もなんとかしなくちゃ。

今後ともよろしゅうに〜〜m(_ _)m

しぇるさん、こんにちは

いやいや、

しぇるさんも、並みの御人ではありまへんでぇ~

充分、かぶいておられます^^

チンギアーレさんは、もう8年ぐらい前なんですが

古くからの知人が働いていたので

何度が伺い、宿泊施設や、お屋敷の中も案内して頂きました

そっか~、しぇるさん、あの御部屋か、あの御部屋あたりに泊まられたんだ^^

高兄様

なにをおっしゃる高兄様(^_^; 私の真実の姿はほんまに標準的どす。
若干かぶいていたとしてもこの日のメンバーの中にいれば自分がいかにまともかと再確認すると思いますわ。

チンギア−レも行かれたことあったんですね。お!部屋の心当たりまで!
見たのは泊まった部屋と隣の部屋くらいですが、他のお部屋もどんなんか興味あります。ほんまいごこちよかった〜。(もっと部屋でごろごろしたかった〜)


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