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2017-06

版画と人形展〜おぐらみゆきXまるおかみか〜上七軒 - 2015.09.27 Sun

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普段着姿の芸妓さん舞妓さんがたまに行き交う上七軒はがまぐちのまつひろさん。ここの二階はぎゃらりぃ和こころというギャラリーになっている、もとお茶屋さんの建物。




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今年もMさんのご縁でご案内をいただいた「版画と人形展〜おぐらみゆきXまるおかみか」。
昨年同じここで開催されたプロの噺家さんのお話にお人形のえびすさんが舞い踊る、というパフォーマンスは素晴らしかった!


まるおかみかさんのお人形は、ホリヒロシまたは辻村ジュサブロー系、着せている着物はすべてアンティーク着物の端布を一つ一つ手縫いした物、まるで地からはえているとしか思えない糸の髪の毛は丸髷に、太夫髷に、島田髷に。とても魅力的なのだ。

ちなみにこのポスターの人形は昨年のそのえびす舞のときのおふたりをモデルにしたもの。えびす人形をあやつっているまるおかさん、三味線でお囃子をするおぐらさん。まるおかさんの髪型は蛇髷、おぐらさんのはカブトムシ髷(いずれも創作髷と思われる)。そうそう、最初お人形をみたときには糸でこんなにいろんな髷をあたかもほんものの髪の髷のように結い上げているのにびっくりしたのだ。

さらに手に持っている三味線、これも一から手作りなんだそうな!よくみれば人形が持つ扇も、髪に挿すかんざしやつまみ細工の飾りも手作りなんだと!感動モノですよ、これは。


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(あとで行って散財してしまった西陣お召しの弓月さん)


今回の展示は昨年舞ってくれた可動式のえびすさんのお人形を始め、上七軒に実在する舞妓さん、芸妓さんのお人形(人形の顔に年齢が表現されているところもすごい)、江戸時代の錦絵からうつしたという関取の人形、堂々たる体躯にちらっと見せる長襦袢の柄が超・粋。この古い布集めもセンスがものをいう。


おぐらさんの版画は主に一升瓶のラベルとして展示され、となりにおいた人形となにげにコラボしている。

平安時代の堤中納言物語の中の「虫愛づる姫君」に題材をとった姫様は、ぼさぼさの髪に太い眉毛、扇の上に芋虫をあそばせているのだが、物語同様妙にかわいらしい。それに男童たちが姫の命にしたがって虫をとっている場面。


なにより今回すてき〜!と思ったのは八瀬の赦免地踊りの少年の人形だった!
赦免地踊りについては記事を書いたので(こちらご参照に。隠れ里八瀬につたわる妖しくも美しい夜の祭。


<参照>


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八瀬の集落で一生に一度だけ、13〜14歳の男子が頭に灯籠をのせて、昔女官から下賜されたという御所染めの着物を着て八瀬天満宮への暗い道をゆらゆら行く。ほんまに暗くて、頭の灯籠のあかりでうっすら化粧しているのがみえるのだ。


そんな少年の妖しい美しさをたたえた人形で、思わずぞくっとしたよ。

どの人形もすごいな〜と思っていたら、まるおかさん、別にあった本業をやめて人形師として一本立ちされるそうだ。いよいよすごい。プロともなるといろいろ大変なこともあるだろうけれど、がんばって!応援します!



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(お茶屋さんの玄関先のフジバカマ)





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● COMMENT ●

しぇるさん、こんにちは

そうそう

こちらの二階、ギャラリーにされてるんでしたね~

一階のお店も、色々と可愛い小物があって

うちの娘も

この御店、大好きなんですよ^^

高兄様

お嬢様、お好きなんですか、ここ?
それは将来きわめて有望!
是非和の美がわかるレディになられますよう!生粋の京女ですものね〜!

レポートありがとうございます
写真がなくてもそれ以上に伝わってきました
お祭りは好きではないのですが、赦免地踊りは惹かれます
まるおかさんの題材の選び方は独特の感性ですね

Mariko Ishii様

ほんまにいいご縁をいただきました。
毎年、今年はどんなんかな〜と楽しみです。
昨年みたいな落語のコラボもまたやってほしいです。
いつかどの子かを連れて帰りたいと、、、思っています。
ちなみに赦免地踊りの人形は頭にのせた灯籠の部分に電気がはいって光るんです!芸がこまかい!


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