A THREAD CONNECTION〜鹿ヶ谷山荘 - 2015.09.28 Mon
それぞれ違う活動ながら糸・布でつながった5店5人がくりひろげる5日間の会、A THREAD CONNNECTION~糸つながりの会が鹿ヶ谷山荘でおこなわれた。

鹿ヶ谷山荘は哲学の道をずっと大文字の方にのぼっていく道にある山荘で、かつてはレストランだったように思う。一度行きたいと思っていたが、閉店されてしまった。けれどオーナーはかわらないようで(おそらくグランピエ商会←寺町二条にもお店のあるお気に入りの雑貨店)たまにこうしたイベントで開放されている。

今回糸つながりの会と称して
*イシス 石田加奈さん お店 麩屋町竹屋町 ジャワ更紗の制作
*CALICO 小林史恵さん お店 大和郡山 インド手仕事布ブランド
*ギャラリー啓 川崎 啓さん お店寺町竹屋町 古布・古民藝 布の骨董
*グランピエ 相宮 智子さん お店 寺町二条 インドの布、染めによる洋服
*八布&リピン 植木 多香子さん お店 御幸町御池 主に織物編み物用の糸の開発販売
の、5人がそれぞれの店の商品を展示販売、さらに5人が順番で5日間茶話会でトークを披露されるそうだ。
お茶の担当は好日居さんで、お茶会の内容は5人それぞれにあわせてかえるらしい。
お店はCALICOさんと八布さん以外はすでに行ったことのある好みのお店ばかり。

車が絶対すれ違えない細い道を寺町からのシャトルバスで登ってたどりつく。

高い天井の開放的スペースいっぱいに5店の展示の布などが並ぶので、写真は撮れなかったが、室礼はだいたいこんな感じ。李朝とか、東南アジア系とか、めちゃ好み。

一階では外の景色をみながらお茶やお酒がいただけるカウンターバーなんかもある。

いいなあ、これ。

外にはこんな月見台も。
レストランだったときに行きたかったなあ。

展示された布たちはどれも美しく手仕事のあたたかさを感じる。布をさわるのはとても好きだ。だからパッチワークもひところガンガンやってた。布をさわっているとおちつくのよね。
手のこんだインド更紗は私がもっているのと格段にちがってまさに芸術作品。シルクの藍染めの布に一針一針ステッチをいれたストールにはとても惹かれた。ミシンのあまり糸で白い布にたくさんステッチをいれた大きな布はなににつかおうか、想像力をかきたてる。雲のようにふわふわなのに形状記憶のようなスティール感のある糸で編まれたストールもすてき。

そして二階のテラスでは好日居さんの今日のお茶会。本日のトークは八布&リピンの植木さん。

この方のキャリアはとてもおもしろくお話しもすごく興味深い。14歳の時に日本の教育、学校、社会になじめず半年の約束で渡米、なのにそれっきり今年で在USA歴30年!大学もアメリカの大学にいってアメリカで仕事をしてアメリカで起業したのだ。こんな型破りな方は日本ではおさまらなかったのね。渡米して水を得た魚になったよう。良い機会と理解のある親御さん(お父上が参加されていた)、自分でチャンスがあればやってみよう、というチャレンジ精神あってのこと。日本ではこんな豊かな才能がつぶされていたかもしれない。

今彼女があつかうのが主に「糸」。布に織られる前の糸なのだ。できあがった布や編み物を構成している糸にこんな種類があって、こんな工夫がされているのか、と目からウロコ。極細スティール糸にコーティングした糸(これがあのふわふわ形状記憶のストールの正体だった)、極細銅線とか竹糸とか、擬麻とよばれる糸やら、、、、ありとあらゆる技法を駆使して日々新しい糸を作っておられるのだ。

こちらは紙糸!ヴィスコースでコーティングしてあるので切れにくい。おもしろいなあ。こちらのお店にもいちどいってみなくては。

そしてトークを聞きながらいただくお茶。
ウェルカムドリンクは五味子酒。酸・甘・塩・辛・苦の五味。酸いも甘いも経験された植木さんのイメージで。

まずはお菓子の「収穫」。杉の枝にぶらさげられたお菓子はいちばん「糸」をイメージさせる龍の髭飴(ソウルでよく見る、露店で作りながら販売しているほそ〜い糸状の飴をまるめて切ったお菓子)。これをはさみで切って。

お茶は月桂樹の紅茶。植木さんのお店には糸を食う虫除けにドライ月桂樹の葉がたくさん飾られていることから起想したお茶なのだ。

植木さんのアメリカ人のご主人が買ってこられたアメリカらしいバーボン・Wild Turkey。これでつくったバーボンゼリーにラムレーズンココナッツかけがよく合う。
楽しい楽しいお茶会であった。

帰りには鹿ヶ谷山荘の月見台で足湯なんていかが?足つけながらビールものめますよ。
シャトルバスで寺町通りにおくってもらうと、いそいそととりあえずグランピエさんにいそぐのであった。

鹿ヶ谷山荘は哲学の道をずっと大文字の方にのぼっていく道にある山荘で、かつてはレストランだったように思う。一度行きたいと思っていたが、閉店されてしまった。けれどオーナーはかわらないようで(おそらくグランピエ商会←寺町二条にもお店のあるお気に入りの雑貨店)たまにこうしたイベントで開放されている。

今回糸つながりの会と称して
*イシス 石田加奈さん お店 麩屋町竹屋町 ジャワ更紗の制作
*CALICO 小林史恵さん お店 大和郡山 インド手仕事布ブランド
*ギャラリー啓 川崎 啓さん お店寺町竹屋町 古布・古民藝 布の骨董
*グランピエ 相宮 智子さん お店 寺町二条 インドの布、染めによる洋服
*八布&リピン 植木 多香子さん お店 御幸町御池 主に織物編み物用の糸の開発販売
の、5人がそれぞれの店の商品を展示販売、さらに5人が順番で5日間茶話会でトークを披露されるそうだ。
お茶の担当は好日居さんで、お茶会の内容は5人それぞれにあわせてかえるらしい。
お店はCALICOさんと八布さん以外はすでに行ったことのある好みのお店ばかり。

車が絶対すれ違えない細い道を寺町からのシャトルバスで登ってたどりつく。

高い天井の開放的スペースいっぱいに5店の展示の布などが並ぶので、写真は撮れなかったが、室礼はだいたいこんな感じ。李朝とか、東南アジア系とか、めちゃ好み。

一階では外の景色をみながらお茶やお酒がいただけるカウンターバーなんかもある。

いいなあ、これ。

外にはこんな月見台も。
レストランだったときに行きたかったなあ。

展示された布たちはどれも美しく手仕事のあたたかさを感じる。布をさわるのはとても好きだ。だからパッチワークもひところガンガンやってた。布をさわっているとおちつくのよね。
手のこんだインド更紗は私がもっているのと格段にちがってまさに芸術作品。シルクの藍染めの布に一針一針ステッチをいれたストールにはとても惹かれた。ミシンのあまり糸で白い布にたくさんステッチをいれた大きな布はなににつかおうか、想像力をかきたてる。雲のようにふわふわなのに形状記憶のようなスティール感のある糸で編まれたストールもすてき。

そして二階のテラスでは好日居さんの今日のお茶会。本日のトークは八布&リピンの植木さん。

この方のキャリアはとてもおもしろくお話しもすごく興味深い。14歳の時に日本の教育、学校、社会になじめず半年の約束で渡米、なのにそれっきり今年で在USA歴30年!大学もアメリカの大学にいってアメリカで仕事をしてアメリカで起業したのだ。こんな型破りな方は日本ではおさまらなかったのね。渡米して水を得た魚になったよう。良い機会と理解のある親御さん(お父上が参加されていた)、自分でチャンスがあればやってみよう、というチャレンジ精神あってのこと。日本ではこんな豊かな才能がつぶされていたかもしれない。

今彼女があつかうのが主に「糸」。布に織られる前の糸なのだ。できあがった布や編み物を構成している糸にこんな種類があって、こんな工夫がされているのか、と目からウロコ。極細スティール糸にコーティングした糸(これがあのふわふわ形状記憶のストールの正体だった)、極細銅線とか竹糸とか、擬麻とよばれる糸やら、、、、ありとあらゆる技法を駆使して日々新しい糸を作っておられるのだ。

こちらは紙糸!ヴィスコースでコーティングしてあるので切れにくい。おもしろいなあ。こちらのお店にもいちどいってみなくては。

そしてトークを聞きながらいただくお茶。
ウェルカムドリンクは五味子酒。酸・甘・塩・辛・苦の五味。酸いも甘いも経験された植木さんのイメージで。

まずはお菓子の「収穫」。杉の枝にぶらさげられたお菓子はいちばん「糸」をイメージさせる龍の髭飴(ソウルでよく見る、露店で作りながら販売しているほそ〜い糸状の飴をまるめて切ったお菓子)。これをはさみで切って。

お茶は月桂樹の紅茶。植木さんのお店には糸を食う虫除けにドライ月桂樹の葉がたくさん飾られていることから起想したお茶なのだ。

植木さんのアメリカ人のご主人が買ってこられたアメリカらしいバーボン・Wild Turkey。これでつくったバーボンゼリーにラムレーズンココナッツかけがよく合う。
楽しい楽しいお茶会であった。

帰りには鹿ヶ谷山荘の月見台で足湯なんていかが?足つけながらビールものめますよ。
シャトルバスで寺町通りにおくってもらうと、いそいそととりあえずグランピエさんにいそぐのであった。
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● COMMENT ●
こんにちは
cox様
ほんまにすてきな場所でした。いつもはしまっているのが残念。
この月見台で明月を見ながら野点する、、、、こんな夢をみています。
真冬はNGですけどね〜(^_^;)
この月見台で明月を見ながら野点する、、、、こんな夢をみています。
真冬はNGですけどね〜(^_^;)
お店が開いている頃何度か知人を案内しました。
行きは店の前まで車で登り、帰りは外界の景色を見ながら霊鑑寺まで歩いていました。
レストランではなく懐石料理でしたが、今にして思うとフランス料理のまろやかさ豊かさのあるおいしさでした。グランピエさんのテイストなのでしょうか。
もうないのですね…。
行きは店の前まで車で登り、帰りは外界の景色を見ながら霊鑑寺まで歩いていました。
レストランではなく懐石料理でしたが、今にして思うとフランス料理のまろやかさ豊かさのあるおいしさでした。グランピエさんのテイストなのでしょうか。
もうないのですね…。
Mariko Ishii様
鹿ヶ谷山荘、懐石料理だったんですね。ますます行きたかったなあ、、、
今回のイベントで5日間、日替わりでグランピエ関連のお店(飲食店)の弁当も申し込めば食べられました。
う〜ん、ためせばよかった!
今回のイベントで5日間、日替わりでグランピエ関連のお店(飲食店)の弁当も申し込めば食べられました。
う〜ん、ためせばよかった!
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それにしても素敵な場所です。
月見台、いいな~~~。
こんなところでお月見できたらいいでしょうね。