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2017-09

月見の宴茶事 - 2015.09.30 Wed

二週連続の茶事。こんどは前回のいろいろな失敗を教訓に、がんばる。お点前もエア稽古した。
(本日の写真は一回目と二回目のとが入り乱れております)


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この日はまさに中秋の明月の日、昼間に月は拝めないが玄関でお出迎えの人形は(鴨河原でとってきた)ススキのもとで月見の宴にうかれ踊る人たち。


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迎え撃つ(?)私の帯も月見の兎。


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待合に飾った団扇の鈴虫をそっと捕まえて虫籠(香合)にとじこめた。



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李朝のシャトル(杼)は一見舟のようにみえる。(これあとででてくる茶杓の銘にかけてある)



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中門でむかえつけ。本日のお客さまはご遠方からおいでのお二方。私の庭掃除の「師匠」と、偶然にも同郷であることが判明したはじめましての方。おふたりなので懐石がじつにスムーズにはこんだ。お盆は両手で二つもてるが、三つは持てないものね。



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懐石は汁替えのない伏傘方式が水屋がいないときの定番になりつつある。汁をいれて出すかないろもようやく買ったことだし。



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二回目の満月しんじょうはうまくまん丸くなってくれた。前回のときはゆるすぎて、出汁をそそいだらくずれて朧月になってしまったのだ(>_<)ゞ(その節はスミマセンスミマセン)



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鱧の天ぷらといっしょにお出ししたイチジクの天ぷらがおいしい(自画自賛)。それと茗荷とインゲンの白和えもおいしい。これはたまたまTVで見た杉本家の節子さんのレシピ。おすすめ。



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一回目は石杯のかわりにワインをグラスでお出ししたので、八寸はなんとなくワインにあうおつまに風になっております。


さて、いよいよ前回失敗しまくりの初炭。今回も多目に炭をいれておいたので種火は健在。ほんまによく燃えること。後炭風の点前になる。今回はばっちり予習した釘鐶の扱いにも慣れてよしよし。


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主菓子はおなじみ愛信堂さんのもの。月見の趣向で、とお願いして、先週は玉兎のじょうよ、今回は「村雲」。
黒糖がきいた葛製。月は隈なきをのみみるものかは、、、、ですね。(by徒然草)お月見なので丸い三宝でおだしする。


<中立>


やっとここまできた。さて集中力を持続してここからが本番のお茶の点前、がんばるぞ!



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月、月、、、であまり丸い物ばかりもなんなので、釜は四方釜に。水指に御幣をつけたのは一応名水だから(銅駝水)。



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昼間なので、床の間に霧吹きで満月をだしてみた。うまくみえただろうか。先週の若い茶人は「床の間が宇宙に見えた!」と過分なお言葉をくだされ有頂天。


濃茶の練り加減もまあよかったのではなかろうか。新しい茶入は変形なので振りだしができず、どうやって茶を全部出すか今後も検討を要する。
茶杓は、、、茶入の作者でもある出雲の安喰ヒロさんが削った物。銘「猪牙(ちょき)」。江戸時代、川を上り下る手軽な乗り物だった柳葉状の猪牙舟。そうさきほどの杼の火入れみたいな舟だったのだ。

後炭も(灰器をもってくるの忘れたが、、、)まあまあうまくいった。灰型に自信がないので強制的に風炉中拝見はナシにする(^_^;



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お干菓子は亀廣保さんのススキの薄焼きに堺町和久傳の栗葛焼を切って御菓子丸さんの干琥珀をまねて楓の楊枝をつけた。

ちなみに先週は山梨からとりよせた月の雫(葡萄を摺砂糖でくるみこんだもの)。これ、自作しようとしてアイシングパウダー使ってやってみたが失敗。むつかしいね。



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薄器はできたてのほやほや、先週の茶事の2日前に岩渕祐二さんがとどけてくれたもの。
昨年7月工房を訪ねたときにお願いしたのがやっと間に合いました!

虎柿黒柿(でした)の黒をそのまま生かした東山、そこからでた満月のイメージで。蓋裏にもしかけがありますが、これはヒミツf(^ー^;

薄茶は楽しくおしゃべりをしながら。お茶のはなしとなると、話はつきません。語り尽くす山雲海月の情 、、、とか。



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茶事を終えて、片付けもおわって空をみれば中秋の名月は村雲の中、、、でありました。美しい。





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● COMMENT ●

前回のお茶事から一週間、種明かしを待ってました!
お道具も、床も、お料理もお菓子も秋の風情が勢揃いですね。お茶入は安喰さんの作品とのこと、お仕覆に入っているので形は分かりませんが、よく思い切ってお使いになりましたね。お薄器は、一年掛けてしぇるさまのため作られたもの、素敵です。それにしてもお料理も美味しそう、一段と上達なさいましたね。

こんにちは

アイデアいっぱい、秋満載、本当に楽しそうです。
いろいろ真似をしてみたい~。(笑)

懐石もお道具も本当に素敵ですね。
萩と満月のお椀、虎柿の薄器…ため息です。
気候的にも今が一番お茶が楽しいときですね。

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そらいろつばめ様

おほめにあずかり恐悦至極、、、、(^_^;
いろいろ苦肉の策もあるのです。

安喰さんの茶入はあそこで見た時、どうしようかな〜と迷っている間に知人にさらわれてしまいました。そうなると欲しくなるのは人情、後日大阪の個展でお越しになったときゲットしました。なかなかおもしろいけれど扱いがむつかしい茶入ですわ。

薄器もこちらが思ったより遙かにいいものになりました。これも佳いご縁でした。

cox様

今回も亭主が楽しんだ茶事になりました(^-^)v
萩のお椀はこの季節しか使えませんが、えいっと気合いでゲットしたものです。お目にとまりうれしゅうございます〜。
今年の京都は例年より早く涼しくなってくれたので、夏場は灼熱地獄のわが茶室も、早々と9月に使えてうれしい!!

鍵コメ様

まああ!!そんなご縁があったのですか。
京都関連の世界は狭いです、ほんま。
おふたりともタイプはちがえどTVでよく拝見しますし、どちらもすてきな方ですよね。
ああ、、、私も料理の腕をみがかねば、、、、(私の家庭料理がどんなものなのか、、、、ご想像におまかせします^_^;)

茶事とは関係ありませんが、九月二十八日の夕刻、奈良市の佐保川に
架かる橋から、ふと、春日山を見ると、御蓋山の上にスーパームーンが
現れました。
仲麻呂が長安で詠んだ和歌を思い出させるような清澄な満月でした。
平城旧跡でも、いくつかのグループが月見を楽しんでいました。

気力ですね

短期間に2回もお客さんをお招きするとはほんとにすごいですね。
御趣向も女性らしいかわいい感じです。
気力体力がすごい。。
杖を突き、そして二人の姉に励まされながらながら西国霊場巡りをしているわたしと同い年とは思えません。

narahimuro様

春日山の上なるスーパームーン!
手前は飛火野か浮雲園地でしょうか。あの開放感がたまりません。
それは絵になる景色だったでしょう。仲麻呂さんが恋しくて恋しくてたまらなかった景色だったでしょう。

私は紫野の某寺某塔頭にてふだんは入れない時間にいれてもらいスーパームーン見させてもらいました。

N様

ありゃ〜、今は西国霊場巡りですか?
どうぞご無理な意範囲でがんばってくださいませ〜!
6月から3ヶ月間(茶室が灼熱地獄)茶事しなかったので9月になってここぞと二週連続でいれてしまいました。
でも二週連続は散発でやるより意外と楽なのです。
いや、かわいい、といわれたのは初めてで、この歳になってもうれしい。いつまでも乙女です(?!)から。ありがとうございます。

お久しぶりです

素敵なお茶会。。。お茶会も回を重ねておられて、お写真からもなにか余裕が。。。
黒柿のお道具は本当に素敵ですね。
今年は夏はヨーロッパが長かったので、京都に少しはもいたのですが(なんと一番あついころ)、すっかりご無沙汰しております。


きれみみ様

ご無沙汰しております〜。
ほんに最初の茶事においでいただいた時はいまから思えば顔から出火しそうです。
それなりのスタイルはできてきましたが、まだまだあそこもこうしたいああしたい、と思うことばかりで。ただし体力も確実に落ちてきているのでつらいところです。もっと年とってもできるような方式をつくらなきゃ。
また是非お目にかかりたいです〜。


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