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2017-06

マグリット茶会「これは茶会ではない」〜好日居 - 2015.10.03 Sat

(この茶会行かれるご予定の方はまだ読まないでね!行ってから読んでね。ネタバレあり)



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京都市美術館で今も開催中のマグリット展、早い時期に見にいったが、このたび好日居さんで行われる夜のマグリット茶会のために今一度見に行った。

一応シュールレアリズムでいいのかな。若い頃から見慣れたデ・キリコやダリとは若干雰囲気が違う。タイトルを見て、不可解な絵を見て、さらに不可解な気持ちになる、、、そんな絵。でもパーツパーツはとても美しいのだ。とくに空の青とか。キリコの絵にはなぜか不安とか死とかそんな匂いがして心がざわつくのだが、マグリットの絵は安心して不思議がっていられる、、、というか。



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そんなマグリットの絵をテーマのマグリット茶会「これは茶会ではない」。
彼の絵のあきらかにリンゴの絵のタイトルが「これはリンゴではない」とか、、、にちなむ。
マグリット展を見た人にはふ〜む、なるほど、ニヤリ、、、なんですよね。

ちなみに茶会の間はシュールな雰囲気をなりきって楽しむため、写真はNG。今日の画像は茶会のあとに撮影用にふたたびセットしていただいたもの。


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待合にはマグリットの画集。彼の出身地ベルギーの新聞に今日のお茶のテーマになる絵をコラージュ。新聞自体も「新聞を読む男」から。




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いきなり客の席の前にぶらさがる額縁(これもマグリットの絵から)。お客さんものりのりでマグリット本人に扮装。(若干レトロなスーツにトップのまるい帽子)



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新聞紙のメニューによるとまずは「心の琴線」。(マグリットの絵はタイトルをみるとますます不可解になるので深く考えず感じてください)


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これにみたてたグラスにお湯をそそぐと、、、なんと!すてきなスカイブルーのお茶に!マロウブルーのお茶だった。

テーブルの上には小さな鳥の巣に鶉大の卵が三つ。「アルンハイムの地所」的光景。さらに卵を見ながら鳥の絵を描く自分、、という「透視」という作品のモチーフ。



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顔を隠す人の絵(「中心の物語」)。これをモチーフにお茶をいれる人は頭から布で顔を隠す。隠しながら無言でいれてくれたのはジャスミンティー。これがまた異様なマグリットワールドそのもの。



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これは茶会後に再現した写真。こんな感じで。



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顔を白布でかくす、というのがいたく気に入って、わたくしも悪のりで一枚(^_^; (隠しているからいいのよ)



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本日のお菓子は、、、、ガラスドームにはいったこのケーキはマグリットの絵の一部分を取り出した画像。「これはチーズケーキではない」
この絵一枚一枚をケーキ-サーバーで皿にとりわけてもらう。これものりのりで裏返し、いただいたことにする。

あ、あとでもちろんこれそっくりのホンモノの食べられるチーズケーキもでましたよ。(ラ・プチ・セヌ製)あまりにそっくりでびっくり!



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テーブルの上にコーヒー豆をいれたガラスの瓶。これを見ながらサイフォンでゆっくり入れてくれたお茶がコーヒーだとばかり思っていたのにプーアル茶だった!これにはすっかりだまされる。ケーキにプーアルってあうんだ。

おつぎはグラスに、マグリットの故郷、ベルギーのビールをそそぎ、長い茶筅で点てるとビールがブルーに変化。グラスになにか入っているのがしかけのようだが、何かはついにわからず。

これについてきたお菓子が、、、また思わずにやり。
「凌辱」という作品は女性の顔が体幹にすり替わっている絵だが、その絵のコピーのおっぱいのところにこれもおっぱいを連想させる和三盆のおちょぼ。男性陣はてれくさそうにめしあがる。



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ここで灯りを消して蝋燭の灯をともす。
「哲学者のランプ」(右上の絵)。この絵で哲学者がパイプに鼻をつっこんでいるように聞香杯でだされた香り高い中国茶(雲南古樹紅茶)をのんだあとは各自鼻を聞香杯につっこむがごとく聞香する。



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リンゴは茶葉がはいっていたもの。


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「深淵の花」
花のつぼみのような鈴のような、、、私にはつむっている目玉のように見え、いつこれがぱっちりと目をあけるのかしら、とこわいような。



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この葉のまんなかにこの鈴にそっくりなチョコレートトリュフがのっていたのだ。これをいただいたあと、蝋燭の灯は消されマグリット茶会は終了した。


マグリットどっぷりな茶会。
マグリットを知っていればおもしろさ倍増はまちがいないが、だされる茶器やしつらえはすばらしいセンスで(これはいつか茶会にも応用したい!と思うものばかり)マグリットと関係なくても美しい時を味わえることまちがいない。


いや、ほんま、今夜もうっとりさせてもらった。




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