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2017-06

高台寺北政所茶会2015 - 2015.10.10 Sat

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ねねの道から階段登って高台寺。



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命日が9月6日のねねさんこと北政所様。新暦で10月6日に毎年おこなわれる北政所茶会、2年ぶりの参加です。



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あの階段をのぼっただけあって、ここは眺めがようおすなあ〜。大雲院の祗園閣もいいポジションで見られます。



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さて、献茶席に参席され、太夫席でお点前もされる太夫さんの道中、始まり始まり!
帯を前に「心」の字に締めて。

2年前は見習いの振袖太夫(太夫見習い)だった彼女が今年新しく島原に誕生した葵太夫さんどす。後方にみえるのがお母上でもあるベテラン、司太夫。花街島原をもりあげようと、いろいろがんばってはります。



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まだ20代の葵太夫さん、おきれいやわ〜。この髪も地毛で結わはります。

今年、傘が高橋の「高」(輪違屋の紋)が入った傘じゃないのね、、、、と思ったら、司太夫さんは輪違屋から独立されて末廣屋の女将にならはってんて。



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最初、鈴の音がして太夫さんがきはった、、、と思ったらこの方たちが先に道中しはりました(^◇^;)

秀吉くんと、ねねちゃん、、、らしいいっす。



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まずは湖月庵にて(ねねさん、高台院湖月尼ですから)表千家の堀内宗完宗匠の席。2年前は先代の宗心宗匠もお顔をだされていたそうで。惜しいことに今年5月に96才の大往生をされました。

本席の軸は大徳寺宙寶和尚(江戸後期)の「秋月揚明輝」(陶淵明の四時の詩より)。

中置なのに五行棚ではなく竹台子にで〜んと土風炉ではなく唐金風炉(しぶいが華やかな感じもある鳳凰風炉)が鎮座、これは裏千家ではみないコンビネーションだが、表ではこういうのもあるのだろうか、ちょっとびっくり。


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次は円徳院本堂にて売茶真流の煎茶席。



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本堂の真ん中に煎茶風室礼。蓮の葉、実、根(蓮根)の蓮の三態。この自由さがおもしろい。

本堂中を使ってあとこちにいろんな室礼の席がもうけられている。立礼席あり、大きな盆を使った席あり、炭手前の道具を飾った席あり。



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立礼席に入らせてもらう。ここの席主は御年92才、背筋もしゃんと、尚勉強勉強の日々とか。すばらしいな〜。かくありたいわ。何年やっても奥底の知れない世界ってすごいわ。茶道もまたしかり。

とてもおいしい煎茶を二煎いただく。
ちなみにこの飾りの真ん中の緑色のは黄色くなる前の仏手柑。ご席主が育てられたものとか!



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この円徳院で高台院は主に暮らしていたという。おちついてよき住居。ここで関ヶ原、冬の陣、夏の陣の知らせを聞きながら気をもんでおられたのだろうか。



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円徳院の北書院では裏千家の金澤先生の席。

偶然にもこちらの軸も宙寶和尚の軸で「閑事」。これは禅語にはなくどう解釈するのかむつかしいところだが、お正客で同席になった建仁寺さんが、やるべきことをすべてやりおえて(悟りをひらいて?)する事がなにもない、、という状況ともとれる、と。なるほど。



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この席のごちそうはなんといってもこの景色。襖もすべてとっぱらった開放的な眺め。床の前にラッキーにも座れたので、目の前にひろがるこの景色を堪能できた。

ここでは裏に宗旦の花押のあるのんこうの赤楽とか、織部の茶杓とか、けっこうとんでもないものがでてましたよ(^_^;



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高台寺塔頭の春光院では陣中席。



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太閤さんが陣中においても茶席をもうけていたことにちなみ、それを再現するもくろみの席。千成瓢箪、陣旗、幔幕、華やかな鎧甲冑を身につけた太閤さんの絵の軸。「夢」はこの高台寺の管長を兼任する建仁寺管長の手になる。



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お菓子も千成瓢箪型の落雁。



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なんかスケールが変??
そう、でかいのよ、御道具がみんな、、、。



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お茶碗もほれ、このとおり。ただし西大寺の大茶盛みたいにひとりで持てない、、ということはアリマセン。



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この春光院の門はよく見ると茅葺きなんだ。



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さて高台寺にもどる。東山がすでに少し紅葉はじめたようだ。



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高台寺北書院にて、司太夫、葵太夫さんが交代でお点前をしてくれる太夫席。



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葵太夫さんは2年前はお運びをしていたけれど、今年は堂々のお点前。そりかえった独特の指先が美しい。



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お運びは禿ちゃん。小学生の女の子。これが縁で花街に入る子もいるとか。しかし金の天目茶碗に目が釘付け。



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こちらは普通の天目茶碗でいただいた。



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これからの島原を背負って立つであろう葵太夫さん、がんばってくださいね。陰ながら応援いたします。



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こんな点心もいただいて、、、



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石塀小路周辺の喫茶も無料券もついて、小茶巾入れも記念品にもらってしめて11000円!いつも思うけれど、これはお得だわ。この日も爽やかな秋の1日、ゆっくり楽しませてもらった。感謝。



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かえりに、祗園下、宵山の日にしか手に入らない行者餅で有名な柏屋光貞さん、いっつも店しまっているのだが、この日は、お!あいてる!!



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で、大好きなこちらの摺り琥珀「おおきに」を買って帰って、さらに満足したのであった。



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● COMMENT ●

出典はたぶん

春に百花あり、秋に月あり、夏に涼風あり、冬に雪あり、
若(も)し閑事の心頭に掛かる無くんば、
便ち是れ人間(じんかん)の好時節 [無門関第十九則]

N様

おお!出典がありましたか。
しかしここでは「閑事」はネガティブな意味ですね。
それになにかポジティブな意味をもたせようとする禅僧の企みでしょうか。
そのまま公案になりそうです、、、

沢庵さんはこの「閑事」について

一代蔵経収不得
千七百則参不得
直看此両字
仏々祖々為此事
喝一喝

このように評しています。

N様

ううっ!。・°°・(>_<)・°°・。
難しすぎてワカリマセン。
なんとな〜く文字は理解できますが、、、

宗心宗匠は

堀内宗完宗匠のおじ様ですね。

N様

ああ!そうでしたかっ!(ずっと親子さんと思い込んでいました、、、)
訂正いたしました。ご指摘ありがとうございますm(__)m

北政所茶会

私も北政所茶会に参加させていただきました。どこぞでしえる様とすれ違っていたと思われます。2年前の記事で予習していき、またまた今回の記事でしっかり復習しました。お世話になりました。朝早くはいけませんでしたので、太夫さんの席は参加できなかったのが残念でした。素晴らしいお道具、室礼など未熟者ですが、心に残りました。

ひこうきぐも様

もご参加でしたか。
たしかにどこかですれちがっているでしょうね〜。
何回も違う席で同じお人とであったりしましたから。
ウン十年ぶりに再開した方もおられました。(当時はお互いお茶をやってなかったのに!)
ねねの道周辺を散策できる佳き日でしたね。


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