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2023-12

天神さんの梅見と北野界隈さんぽ - 2013.03.07 Thu

やっぱりね、北野天満宮の梅だけは毎年見にいかなくては。
千本今出川バス停から出発。
おや?

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「湯たく山 茶くれん寺」!

ここにありましたか〜。今出川に面した北側。ほんとうのお名前は浄土院といいます。
かの有名な北野大茶会の下見に来た秀吉がここで茶を所望したところ、舌の肥えた太閤様にへたなお茶はだせないと、2回の所望に2回とも白湯をだしたとか。「湯ばっかりたくさんくれて、お茶はくれん。」と秀吉は真意を理解し、この名前を下賜したという逸話が。

伝・長次郎の寒山拾得の焼物の人形が屋根の上にいるらしいですが、ここからは見えませんねえ。かつては銀水の井という名水がでたそうですから、白湯もきっとおいしかったに違いありません。


さらに天満宮をめざして西へ行くと、どうしても素通りできなかったお店が、、、

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昭和のかほり、、、みたらし団子だけ、という日栄堂さん。

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店の中も昭和のかほり、なつかしい。でてくるおばあちゃんもなんだか懐かしい駄菓子屋のおばあちゃんみたいです。焼きたてを包んでもらって、これはあとで天満宮で、梅を見ながらいただくことにする。
1本110円!

天満宮への通り道、上七軒では、、、

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普段着姿の舞妓ちゃんの後ろ姿なんかもおがめます。

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五花街のトップをきる北野をどりももうすぐですねえ。(昨年行きました!)

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北野天満宮へ到着〜!
大きな献灯の下にも梅の花。

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例年あいもかわらぬ撮影スポット(^_^;

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梅はまだ三分〜七分、といったところ。でも梅は桜と違って満開の時よりも、つぼみのある五分〜七分咲きが一番美しいと思うのですが。

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   梅の花夢に語らくみやびたる花と我れ思ふ酒に浮かべこそ (万葉集)

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     梅が香を袖にうつしてとどめてば春はすぐともかたみならまし (古今集)

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桜の季節には、桜がいいなあと思うのだけれど、やっぱり梅の方がちょっと好きかも。この寒さに耐えて咲く姿と梅が香は、なんともいえない。(桜の季節には桜がいい、、と言っているかも^_^;)

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さて、ここらでさきほど買った日栄堂さんのみたらしを。
美味し!たれがあっさりめで焼き目がと〜ってもおいしい。花より団子♪


あ!
こんなところにも梅の花!Ψ( ̄∇ ̄)Ψ

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にゃんこかな?

天神さんからさらに西へ向かいます。

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西大路の一本手前の道、民家の軒先になにやらおどろおどろしいお堂が。
「首切り地蔵」と、名前もなんだかおとろしいですが、なんでも身代わりになって首をきられたお地蔵さんを祀っているとか。申し訳ないけど薄気味悪いので中をのぞくのもやめました。でも隣接したお家の人は、玄関開けるとこれがいつも目に入るのね( ̄▽ ̄;)

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こちらは聖ヨゼフ修道院。裏手は医療福祉センターになっています。
この門と門衛所は、旧・住友家衣笠邸のもので大正9年建造。現在ではこの門と門衛所のみが残って、国登録有形文化財なんですってよ。

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う〜む、、、重厚だわ。

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そしてこちらは昨年末、ピアノのサロンコンサートにいったところの平野の家・わざ永々棟

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古いお雛様たちの展示を見に。りっぱなお屋敷にいならぶ享保雛や寛永雛、古今雛。こういうところにこそ飾ってぴったりマッチするのね。でもきっとあなたたち、夜中になんぞしてるでしょ?といいたくなるような雰囲気がいっぱい。
古い古い大きな犬筥も。その表情がけっこう不気味で、これも夜中になんぞ動いてそうな、、、、( ̄▽ ̄;)コワイ、、、こんなん、枕元におかんといて〜。

さて、最終目的地はこちら。

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わら天神さん近くの和菓子屋喜久屋さん。以前前を通ったときにお休みだったので、こんどこそ。

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この手作り感たっぷりのポップがまた昭和のかほり。ここでもまた昭和のかほりのおばあちゃんがでてきて、商品の説明をしてくださる。ここの看板商品のひとつがレモン葛湯で、先代のじいちゃんが40数年前考案したもの。そのころから値段もかわっていないとか。

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いただきました!10袋入りで1000円。レモンの香りが鮮烈であったまりました〜。d(-_^)☆


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● COMMENT ●

しぇる様

私は団子はもちろん知っておりますが レモン葛湯は知りませんでした。
やはりすごい京都案内です。楽しみです。

ひいらぎ様

日栄堂はさすがにご存じでしたのね。
レモン葛湯は意外な組み合わせでおいしいです。生姜葛湯は細切り生姜の砂糖漬けもついています。
でもなにより、ばあちゃんがええ味だしてます。


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