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2017-04

また会いましょう〜の茶事 - 2015.10.19 Mon

若い乙女たちをおよびして秋の茶事。


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露地には石蕗も花をつけ、ムラサキシキブが紫の実をこぼす。お一人が京都を離れ、ご実家へ帰られることになった。
外で茶会をしたときや、うちの茶事での水屋などいろいろお世話になったしっかりしたお嬢さん。なのでさよなら、ではなくてまた会いましょうの送り出しの茶事。



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うちのホトトギスはなんとも大きくなる種類のようで大豊作。



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いくつか切って玄関にいけてお迎え。



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ほんとうに場外茶事・茶会(稽古場以外)で楽しい時をわかちあえたのがうれしかった若い茶友です。お稽古は京都へしばらく通われるので、またきっとお目にかかりましょう。



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ちなみにこれは竹を削って作った自作の灰おさえ。火入れの灰を筋つけの前に整えるのに便利。金属製の灰押さえもあるけれど、あれは灰がくっついてイマイチなのです。自画自賛ながら、これ便利。



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本席では「随所作主」をかけさせてもらった。私の大好きな臨済の言葉。

「随処に主となれば立つ処皆真なり」

むつかしい解釈はいろいろあれど、どんな場所、どんな境遇、環境にあってもゆるがない自己をしっかりもっていれば、どんなことにもあわてず冷静に対処できる、、と理解し、つねに戒めとして心に念じたい言葉。



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たとえ京都を離れても、環境がかわっても、随所作主の心で、人生が生活が楽しいものでありますように。



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流儀では小間の中置きはNGだが、趣向で中置きとしたので向山の灰型に挑戦。明るいところで見るとすごいヘタレな灰型なのだが、薄暗い茶室ではそれなりにみえるの、、、(^_^;



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手作り懐石は今回まあまあスムーズにいったかな。乙女とはいえ、みなさんお若いのでたくさん召し上がってくださったのがうれしかった。人参は乙女のハート(^^)。



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せっかくだから、炭手前は炭所望にて。風炉の茶事の炭の具合はほんとうにむつかしい。炭所望して懐石中に種火が消えては趣向がだいなしになりますからね。きれいに入れていただいてその後、炭はしっかり燃えてくれました。

お菓子は例によって西陣・愛信堂さんの栗きんとん。おいしかった〜。



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後座の花は先日横浜三渓園で見た籠いっぱいの花をまねて、残花てんこもり。いつもは玄関に飾っている背負子が花入として活躍しました。

濃茶の茶杓の銘は「道しるべ」。お若い方のこれからの人生、なにか道しるべとなる夢や希望を持って生きてほしいとの願いをこめて。



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干菓子は鶴屋吉信さんの京都駅八条口店限定の「IRODORI」、いくつか買った中で、、、、



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紅葉のグラデーションのこれにしました。ちなみにウサギは薄氷の季節バージョン。これは彼女が帰られるご実家の地方のお菓子です。



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中置きの風炉・釜はそのまま、鉄瓶を使わない(なんちゃって)茶箱点前で薄茶を。お茶のご縁が絆が、住むところははなれてもまたまあるくつながりますように、の願いをこめて円相のお茶碗も使った。

茶杓は先日の三渓園で古稀茶会をされた茶友が、やはり京都をはなれるにあたりくださったものを。銘が「庵の友」なのです。これは泣ける。

お元気でおすごしください。またお会いしましょう。お茶のご縁がどこまでも続きますように。



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● COMMENT ●

露地の

ホトトギスがきれいですね。どうしたら葉やけもなくて綺麗に管理出来たんでしょう?
家のは煤病にルリタテハの食害に葉やけ・・・・三拍子そろって見事というほかありませんわぁ~

兎の菓子が可愛い!取り寄せできます?

その人のためだけに

三溪園のお茶会に続いて、ほんとうにお茶事ですね。
どのようなお方なのか熟知さえたうえで、シェル様のお心入れが加わり、
さぞ主客様はお喜びになられたことと拝察申し上げます。
ご連客様も御趣向を楽しまれたことでしょう。
秋の日の慶事でしたね。

名無し様

ほととぎすは毎年全然手間かけずでこれだけ元気です。土地があったんでしょうかねえ。
少々はびこりすぎのような気も、、
薄氷はネット通販できます。

N様

ありがとうございます。
自分の娘くらいの人たちなのですが、お茶の道ではご同輩くらい、自分もつい若いつもりで楽しんでしまいましたよ。ある程度気心の知れた人たちとのうちうちの茶事はやはり楽しくてストレスなくていいです(^-^)

心暖まるお茶時、きっと皆様の一生の思い出になることでしょう。良いお仲間ですね。
私も昨日、お客様に茶箱で一服差し上げて、後は簡単イタリアンランチにしました。お客様は以前、しぇる様をお連れした丹後の縄屋の若い奥様で宗固流。お菓子は楊枝を使わないで懐紙で隠してガブリとか、両足で立上がるとか、ワイワイとお話して楽しかったです。お連れの方は全然お茶をなさってないのですが、茶箱はやさしい雰囲気作りに一役、良かったです。

そらいろつばめ様??

たぶん、そらいろつばめ様
宗固流と聞くとどうしても「へうげもの」の上田宗固が頭にうかんでしょうがないです(^_^;
菓子切りを使わずに手でがぶりとやるのは私がいたころの心茶会方式ですわ。私ずっといままでそうでした。(実はいまも時々てづかみ^_^;)とがめられたらこれから「宗固流ですので」と言おう。


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