topimage

2017-08

光悦ふり〜楽美術館 - 2015.12.20 Sun

琳派400年祭もいよいよおおづめ。(なんでも来年は若冲祭になるらしい、、、^_^; )
今年最後の琳派、とうとう会期ぎりぎりとなった楽美術館の「光悦ふり(ぶり)」。



PC180001.jpg



楽家は茶陶が本業だが、光悦の茶碗は彼にとっては手すさびなのに、国宝までになってしまうそのすごさ。同時代ののんこう(道入)なんかは身近で影響受けまくり。それだけでなく、直接光悦をしらない後の世の作陶家への影響も大きい。

今回の展示は光悦本人のお宝茶碗もでていれば、それに影響を受け、写し、、というよりオマージュというべき茶碗が多数。

でもやっぱり光悦本人の茶碗にまず目がいっちゃうよね。あまりに多彩で奔放。有名なところで「村雲」、飴釉の「立峰」。

私的にうれしいのは白楽「冠雪」。これは益田鈍翁旧蔵で以前は展示されたことがなかったのを、楽家と益田家との姻戚関係(奥様の方らしい)で預かりとなり、当代の楽さんの還暦茶会で初めてご披露され、現場で見て手にとることができた記念的茶碗なのだ。(その時の記事はこちら)もう5年も前か〜〜。「冠雪」の銘も楽さんがつけはった。その名のとおりほっこりと雪をいただくお山のようなお茶碗。

てすさびでこれ、作っちゃうか〜。本職は、かたなしになるぢゃないか。逆に茶陶として茶家におさめなければならない、という枷がないぶん、自由に遊べたのかもしれない。以前楽の茶碗はお茶をいれてはじめて良さがわかる茶碗で、光悦のはそのままで芸術品だ、と思ったが、今もその思いはかわらない。



PC180002.jpg



光悦茶碗へのオマージュとして、歴代楽としては六代の左入のが多かった。展示室に入ったところの「雨雲」写しは本物のゾクゾク感を思い出させる。

光悦ぶりの茶碗としてイメージは国宝「不二山」みたいな横から見るとほぼ四角、、というのと、「乙御前」みたいな高台ほぼ無しのころっとしたもの、という二つのイメージだったが、光悦自身の茶碗が実はあまりに多彩なのでよくわからなくなった。




PC180004.jpg



あと光悦を写すのに熱心だったのが表千家六代覚々斎で、多くの茶碗がデフォルメされた塩笥型、へたしたら建水?と思うような大ぶりの物も。江戸中期の人なのにどうみてもCGで作ったように見える近未来的フォルムの赤楽「ふり鼓」が印象に残る。

当代の写しもあったが、御本人がお好きだという「乙御前」によくにたかわいらしい「花仙」は1983年の作、つまり焼貫茶碗に行く前の作。アヴァンギャルドな焼貫の時代を経て、いままたこのあたりに回帰しようとなさっているかも。もちろん以前より高いレベルで。

忘れてならないのが手すさびという点で、奔放多彩という点で、光悦ぶり、破天荒さにはさらに磨きのかかった川喜田半泥子の茶碗のいくつか。しかし、、、これどこから飲むのよ?というもの多し。



会期ぎりぎり、なんとか間に合ってよかった。
ここの美術館は好きだな。また来年の楽鑑賞茶会に申し込まなくちゃ。



美術館のある油小路をずっと南下すると、、、



PC180007.jpg



古書と茶房ことばのはおとがある。いままで何回か美術館の帰りに寄ろうとしたが、お休みの日に当たることが多くて。



PC180005.jpg



やっと行けた。ランチもできるし、ミニ図書館としての機能も。落ち着く町家カフェ。



PC180006.jpg



いただいたコーヒーゼリーのスプーンに、”やめられないとまらない”福だるまが! いとうれしきことなめり>^_^<



関連記事

● COMMENT ●

いつも、楽しみに、拝見してます。ありがとうございます。

次回、京都に行く時、行きたいです。琳派、わかりやすくて、すきです。この、ブログに、めぐりあえて、また、お茶のお稽古、がんばろうと、思いました。

いなかのおばさん様

今年は琳派400年であちらもこちらも琳派、琳派でしたが、来年はまたちがうものがブームになりそうですよ。
岡崎の細見美術館は琳派お得意です。茶味もあります。ご上洛の際にはまた寄ってみてくださいませ。


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://cherubinpriel.blog.fc2.com/tb.php/583-9d19e231
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

當申歳吉例顔見世興行・2015 «  | BLOG TOP |  » 茶人はDIY

最新コメント

プロフィール

しぇる

Author:しぇる
京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

最新記事

カテゴリ

未分類 (7)
茶の湯 (205)
茶事(亭主) (24)
茶事(客) (57)
京のグルメ&カフェ (51)
町家ウォッチング (7)
弘道館 (6)
岡崎暮らし (48)
MUSIC (4)
能・歌舞伎 (31)
京都めぐり2017 (22)
京都めぐり2016 (34)
京都めぐり2015 (34)
京都めぐり2014 (39)
京都めぐり2013 (36)
京都めぐり2012 (6)
本・映画 (8)
美術館・博物館 (50)
奈良散歩 (18)
大阪散歩 (1)
着物 (6)
京の祭礼・伝統行事 (36)
祗園祭2017 (17)
祗園祭2016 (18)
祗園祭2015 (16)
祇園祭2014 (13)
祇園祭2013 (14)
修二会2017 (4)
修二会2016 (3)
修二会2015 (3)
修二会2014 (3)
修二会2013 (3)
その他の町散歩 (2)
京都和菓子の会 (3)
イスタンブール・カッパドキア紀行2013 (8)
パリ紀行2014 (7)
英国田舎紀行2015・湖水地方とコーンウォール (7)
ノルウェー紀行2016 (4)
ポルトガル中部〜北部紀行2017 (7)
京都でお遊び (5)
古筆 (1)
ギャラリー (3)
暮らし (4)
中国茶 (22)
京都の歴史・文化について勉強 (1)
過去ブログ終了について (0)

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR