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2017-07

懐かしい市電〜岡崎・市電コンシェルジェ - 2015.12.24 Thu

京都市内から市電が完全に消えたのは昭和53年であった。大学に入学してからほぼ毎日目にしよく利用した市電であるが、とうとう在学中になくなってしまった。(あ、歳まるわかり^_^;)今でも「市電」というと、青春時代の懐かしさとともにあの緑とベージュ、朱色のラインの市電が頭の中を走り回る。


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市内のあちこちに(近くは平安神宮内神苑、遠くは広島に嫁に行った車両もある)いまでも車両は大事に残されているが、ついに我が生活圏の岡崎にも今月このたび登場した。場所は府立図書館の北側である。
やはり第一声は「懐かし〜〜」。



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中はそれなりにリノベーションされているが床や手すり、つり革まで現役時代のものそのまま。この車両は今月から岡崎エリアの観光案内所として使われることになった。(岡崎コンシェルジェ)
右手の棚には岡崎の観光スポットのフライヤーがたくさん、美術館はいうにおよばず観世会館の例会のパンフまでおいてある。地図は英語、中国語(ここいまのところ一番数が多い)、韓国語。



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中にはボランティアのガイドさんが常駐しておられて、英語にも対応。リタイヤしたら私もしようかな(^_^;。え?京都検定1級合格でないとダメ?あらら、、、それは無理かも。
私が中で懐かしがっている間にも上海からの観光客がものめずらしそうに入ってきはった。1970年代まで現役で走ってたことなど説明したが、中国には路面電車ってないのでわ??



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この降車お知らせボタンも懐かしい。

実は路面電車が京都をいや、日本を初めて走ったのがこの岡崎の地だったのだ。市電ではなく当時は私鉄の京電(京都電気鉄道株式会社)が岡崎の勧業博覧会会場への足として今の動物園(京都の動物園は日本で二番目に古いのよ)あたりまでを走らせたのだ。(京電はその後市電に買収される)



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学生時代一番利用したのは東大路→今出川→西大路→九条通をぐるっと循環する22番電車であった。大学のある百万遍からちょうど対角線上の西大路九条にサークルの活動場所があって、行きも帰りも右回り、あるいは左回りとするとちょうど市内を一周する形になる。それが楽しかった。



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これは6番の札がついているので植物園前あたりを走ってたやつだ。河原町へ行くには4番5番に乗ってた。まだ古い駅舎の時代の京都駅前にずらっとならんだ市電のプラットホームもまだ目に浮かぶようだ。

がたごとガタゴト、独特の揺れにスピードを上げるときのご〜っという音、停車の時の音、体が耳がまだ覚えている。夕暮れになると市電の暗い照明の中、なんとはなく心細い思いになったことも昨日のことのように思い出せる。

市電の消滅とともに京都の町もずいぶん変わった。そんな町の懐かしい景色を見ることができるのがこの本。




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筆者は私よりかなり年上なので、私の知らないすでに廃線になっていた路線のこともよくご存じのようだ。今から思えばよく京都の狭い道を車をかきわけあの市電が走っていたものだと思う。京都の街には市電がよく似合っていたなあ。今はなんだか(少なくとも景色は)もう普通の地方都市になっていってしまっているようで、、、
それでも、この本を見ていてまるっきり変わらないことが奇跡みたいな景色もあるのにも驚くよ。

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● COMMENT ●

いつも読ませて頂いています京都を離れて長い者です。
市電は私も中学から通学で使っていました。本当に懐かしいです。でも、何故か車幅?が広く見えるのは気のせいでしょうか? 夫の実家が岡山市にありましたが、広島のように京都の市電は走ってないのでしょうか?(それとも廃線かな?)
昭和43年頃だったんですが市バスは車掌さんがいたのに市電はワンマンだったな記憶があります。 一度訪ねてみたいと思います。

しぇるさん、こんにちは

Merry Christmas

でございます^^

京都市内の市電の

当時の状況

流石に、お手上げでございますが^^;

しぇるさんの御話に

なんだか、当時が想像出来ます^^

勿論、知ってるわよ!と、しぇるさんに失笑を買うかもしれませんが

陳列車両で

私が、一番、インパクトを感じるのが

烏丸万寿寺通り、北西のビルの中にある車両

私物コレクション??と思わせます^^

しぇる様へ
京都市電、とても懐かしいですね。
大学入試は勿論の事、在学中も、卒業後も何かとお世話になった電車です。
さらに、もっと古く、幼い頃に京都駅から北野天満宮まで、亡母に連れられて、
日本最古の市電路線の北野線にも乗った事があります。

 先年、広島に行ったとき、写真の型の旧京都市電が走っていたので、
他の型をやりすごして、乗ってしまいました。
 ひょっとして、乗ったことがある車両だったかも・・・
 
一番の思いでは、大学まで、雪の降る日、京都駅から入学願書をもらいに
東大路を東一条まで、一人で、満員の市電に揺られて、初めて見る周囲の珍しい
景色に、気を取られながら行った事です。

今では、遠くなったことですが。
 

Yuko Hanada様

コメントありがとうございます
岡山市の電車は(私鉄です)京都のよりスリムで長い感じがします。
だから京都の市電の車両と軌道があわなかったのじゃないでしょうか?
岡山には嫁入りしていないようです。あ、もちろんまだ健在ですよ。
京都の市電に車掌さんがいた時代はさすがに知りませんわ〜。

高兄様

高兄さんは市電ご存じない世代だったんですね〜。(さりげなく若さを強調しましたね^_^;)
ビルの中の車両はさすがに知りません。いろんなところにありますよね、意外に。
鹿ヶ谷の民家の庭?になにげにあるのは知ってます。
あのガタゴトはとても京都に似合っていたと思うのですが、一部だけでも復活せんかな〜。

narahimuro様

さすがに北野線はしらないんですよ〜。
在学中にもつぎつぎ廃線になっていきました。
運転免許の路上講習では市電とあの線路がとても邪魔でこわかったんですけれどね。
無くなってしまうと、いまさらながらもったいないことだと思います。
たまに一部だけ市電復活の話がでては消えするのは市電へノスタルジーをかきたてられる世代がまだまだいるからでしょう。一から線路をまた敷きなおすことを考えるとちょっと無理なような気がしますが。
でも、それぞれの思い出の中にこれからも生き続ける市電バンザイ!

この記事にリンクを張らせていただきました。
しぇるさん、久々の市電ネタの記事でしたね !

市電をご存じの世代様

ありがとうございます。
もともとこの本は貴ブログにてご紹介いただいた本です(^_^;
写真が懐かしすぎて、うるうるします。

懐かしさに思わずコメント。岡崎に行けば見られるんですね。6番の乗客でした。入学したのは42年でしたから、運賃は10円、車掌さんがいました。暇な時は、22番に乗って京都一周してました。車掌さんに当時のあたりまで来ると、”お嬢さんどこまで行くの?” と尋ねられました。郷愁の世界です。

ひこうきぐも様

さすがに車掌さんのいた時代はしりません(^_^;
(実家の地方の電車の車掌さんは知ってますけどね)
懐かしいですね、市電。無くなったときはそれほどには思いませんでしたが、時がたつにつれて喪失感が増してきます。市電の話が通じる相手もだんだん少なくなるのでしょうね。


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