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2017-04

冬散歩〜御所から相国寺へ - 2016.01.23 Sat

ここ数日冬らしい寒い日が続いている。観光客の数もぐっと減った今が京都めぐりの絶好のチャンス。


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今日の散歩のスタートは御所の南、丸太町の堺町御門から。ここは蛤御門の変のとき、長州藩の久坂玄瑞(大河ドラマ「花燃ゆ」のふみさんの最初のご主人よ)が兵を率いて突入した門。その後はいってすぐの鷹司邸にたてこもって自刃した経緯はドラマでよくわかった。




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門をくぐると正面遙か遠くに御所の建物。冬はさすがに人影はすくないが、御苑は四季をそれぞれ楽しめる奥深い場所なのだ。お金もかけずに半日以上あそべます。



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正月以降暖かい日が続いたので、1月なのにもう開花している梅もちらほら。



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松林も続くので、、、



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敷松葉ご入り用の方はこちらへ。取り放題ですわよ〜!



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2割くらいの木が花を開いている梅林を抜け、まだこちらはさすがにつぼみの桃林を抜け、、、



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蛤御門(ちょうど御所の南北の中央くらい)のあたりから東を見ると一番美しく見える大文字の姿。



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御所も北端にちかい五摂家筆頭・旧近衛邸跡の糸桜。枝先がほんのり薄紅色。もうあと数ヶ月もすればまたここに満開の桜を見に来なくては。



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今出川御門に到着。ここから同志社をとおりぬけ正面にみえるのが相国寺の門。




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京都五山の一、足利義満の発願による臨済宗相国寺。(金閣寺、銀閣寺ともに足利将軍家由縁で相国寺の山外塔頭なのよ。先日行った真如寺もですけど。)



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相国寺法堂。

同じ臨済宗でもお寺によって独特の雰囲気があるように思う。以前やはり冬の旅で特別公開していた慈照院(千宗旦好みの茶室・頤神室がある)の書院と今回たずねた特別公開中の塔頭は雰囲気がとてもよく似ていて、建仁寺や妙心寺などの塔頭とちょっと違う。普段はほぼ非公開塔頭ばかりなので普通の住宅っぽい雰囲気というか、、。



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まずは養源院。

鎌倉時代の慶派仏師の作といわれる毘沙門天さまが見所。170cmの身長に黄金の冠、炎をしょって戟をもってキッと邪をにらみ立つお姿はかっこよい。
実はこの仏像、長いことその存在がしられていなかったのだそうな。江戸時代相国寺近くに住む奈良屋与兵衛という商人の夢枕に立って「なんとかせえ」と言ったとか言わなかったとか。そこで初めて蔵の奥からかどこからかこの像が発見されたという記録があるらしい。しかし、なんで夢枕に立つのに相国寺のお坊さんでなくて奈良屋?という疑問はのこる(^_^;



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この毘沙門天さまが踏んづけている天の邪鬼がとってもかわいくって!!こんなドングリ眼。ついついスケッチしてしまった。これに対し隣の部屋にあった前立(本尊は秘仏のため扉の前におかれる仏像)の毘沙門天さんの踏んづけている天の邪鬼はリアルであまりかわいくなかった。


ちなみにここの塔頭には山内唯一の薬師如来像があるので、戊辰戦争のおり薩摩藩の野戦病院となっていたそうな。



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こちら庭園は江戸時代のなみなみガラスを通してのみ拝見。腰掛け待合や茶室もあるのだが拝見できず残念。




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ついでずっと相国寺を北上、ほぼ北の端、長得院へ。

このときちらほら白いものが舞ってきた。とうとう初雪や。

その将軍在位が17歳〜19歳、早世した(10代やのに大酒飲みが死因だったとか)五代足利義量(よしかず)の菩提寺として建てられた塔頭。

見所は方丈の襖絵。天明の大火で焼失後の再建なので絵師は江戸後期の岸連山。この人は「虎の岸駒(がんく)」といって虎を描かせたらピカイチだった絵師の岸駒の娘婿なんだそうな。で、やはり虎の絵をかいてはる。残念ながら薄暗い部屋では薄れていてよく見えない。写真をみると、なるほど、水墨画ながら迫力のある虎だ。
(ちなみにこの後岸派を継いだのが岸竹堂といって、もしかしてこの人の手になる?と思われる宗旦狐の短冊持ってる。ほんまもんかどうかわからんけど)




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こちらの庭園はちょっと独特で、この三段の向こうは墓地になっているらしい。実用的でありながら三段に遠近法で奥行きをだしてるところがたくみ。



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相国寺を北へ通り抜け、少し歩けば鞍馬口通り。休憩にまいどおなじみプランジパニさんへ。



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おちつくいつもの隅の席。ガトーショコラをコーヒーで。



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さて、この日の夜はとても冷え込み、寒いと思ったら、、、、やはりこんなことになってました。



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昼にはほとんど溶けたらしい雪も朝はこんな感じ。(平安神宮前)こんな日は一日京都ですごしたかったがしぶしぶ大阪へお仕事に。きっといまごろ京都駅では金閣寺行きのバスにならぶカメラ持った人おおいやろうなあ、、、と思いつつ。




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