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2024-03

円町 il piatto - 2016.01.25 Mon

昨年の梅雨の頃、祗園でお茶屋遊びにお連れくださった高兄さん、またまた知る人ぞ知る隠れ(?)レストランへお誘いいただきました。



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円町にほど近いイタリアンのお店、il piattoさん。ご覧のように席の後ろがすぐ入り口、というつごう7人でいっぱいというカウンター。われわれがすわった後もすぐ壁でぎゅうぎゅうなんだが、これがまた隅っことか狭い場所が好きな猫人間には居心地が良い。お隣との間ももちろんクロースなので、居酒屋みたいな親近感がわくのです。



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ごいっしょくださったのは高兄さんと(京都移住前からのブロ友さんの)いけこさん。祗園でお茶屋遊びのメンバー。(残念ながらあとおひとり、acoさんは京都を離れられました)
年齢も職業もばらばらな三人ですが、京都好き・おいしいもん好き、でいろいろ話がつきないのです。



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まあ、この日もようしゃべりました。

こちらはコースはなくて、自分で好きな物を注文しながらワインをいただくので、まずはそれぞれの食べたい物を盛ってもらう。
いわしのエスカベッシュ、蛸と葛のトマトマリネ、野菜のマリネ、紅茶鴨スモーク、生ハム、、、鴨がでらうま(いきなり名古屋弁だがこのうまさを表現するのになぜかぴったり)



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いけこさまの美しい手。

しかしこの日も話題は政治からエンタメから(主にSMAP騒動^_^;)文学から京都の噂話、、、まで縦横無尽に飛び交いましたね。お二人とも私よりか〜な〜りお若いのに、年齢差忘れてました、完璧に。



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食べ終わる毎にそれぞれ注文、これはアラビアータ。唐辛子のピリ辛が容赦なくて好き!

でも、このこのメニューの値段見て驚いた。え?こんなにお安くてやっていけるの?コストパフォーマンスめちゃいいではありませんか。



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ちなみに鉄っちゃんっぽいプレートのついた赤いドアはトイレ。当然他のお客さんの後はいっぱいいっぱいで通れないので、出口になってるほかのドアを通ってトイレに行くという、、、(^◇^;) そんなところも味と思わせるコチラのシェフは、、、


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水谷さん。ここでもう10年以上店をされている。くるっと回ったらどこの物でも手にとれる狭いながらも機能的なキッチンでひとりご奮闘。カウンター越しにきびきび料理を作っていく手際を見るのも楽しみのひとつ。
それに興が乗れば客との会話にものってくれてあたかも客が8人いるような。



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しかしここまで手際よいのは仕込みもきちんとされているからだろうなと思う。日ごろ複数の晩飯つくるのに私は段取りに苦労してるからね。

これは牛もも肉のラグー(煮込み)パイ包み焼き。三等分したところ。これも美味しかった。



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ミネストローネスープもやさしい味。



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で、私的に一番ヒットがこれ。
エゾ鹿やわらかもも肉ソテー赤ワインソース煮込み。いわゆるジビエ(正しくはセルヴァッジーナ。イタリアンだから)。鹿独特の臭みを赤ワインで消してほろほろ柔らかくとことん煮込んでいて、香辛料もたっぷりきいている。おそらくソースにはマッシュポテトはいってる。これをパンにつけて食べたら、、、あやうく皿までなめそうになった。



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〆に生地から焼くクリスピーなピザ二種、トマトソース無しで。左のガーリックとチーズだけのプレーンが一番おいしいと水谷シェフ。たしかに!



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おとなりにすわった若い男子ともなにやら打ち解けて名刺交換までしてなんだかふわふわ楽しいおいしい夜になったのでありました。

高兄さん、いけこさん、ありがと〜\(^O^)/
次回は焼き鳥ねっ!!



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● COMMENT ●

しぇるさん、こんにちは

さっそく、UPですね~^^

こうやって、拝見すると

あの夜の愉しさ、美味しさが蘇ってきます^^v

そして、甘えさせて頂きましたが

本当に、御馳走さまでございました^0^

今度、焼き鳥~

そうですねー

うちの娘も、大好きな御店で、参加したいと乗り気でございます^^;

3月末ぐらいかな~と、考えていますが

また、御連絡いたしますね^^v

高兄様

ほんまに楽しかったですね。
おいしさも会話にはずみをつけます。
またシェフが一家言あっておもしろかった!(SM○P問題とか)
すてきなレストランのご紹介、ありがとうございました。
うわさのキュートなお嬢様もごいっしょに?
それは是非是非。
次回、また楽しみにしていま〜す\(^O^)/ヨロシク

しぇるさん、再び、こんにちは

確かに、水谷シェフ

一見、寡黙タイプかと思いきや

御話が、豊富ですよね^^

肉料理が、どれも、光っていて、美味でしたね♪

高兄様

石原⚪︎とみが好きでむきになってかわいいかわいいとおっしゃてたのが、、、、(^ ^;)
なかなか客の方が距離の取り方をなやんでしまうことも多い中、全然緊張感なくすごせました。貴重な存在ですわ。

有難う御座いました!

こんにちは、しぇる様

本当に素敵な夜を有難う御座いました!
ご厚意に甘えてしまい、すみません。
もう、お話しして、美味しいもの食べて、私、こんな贅沢して良いんでしょうか!?
幸福、いや、口福でございました!
もう、こんな時間に!?て感じでした。
本当に楽しかったです。

色々な話題にお話が尽きず、これも、しぇる様や高兄様からポンポン飛び出す魅惑的な話題に乗っからせて貰いましたおかげ様です。
私もそんな魅力的なオトナにならねば(もう、十分大人なんですが…トホホ)
次は、焼き鳥ですね!うふふ。

いけこ様

こちらこそおつきあいいただきありがとうございました。
そうでなくてもおしゃべり好きな私たち(?!)、おいしいご馳走があるとさらに話がはずみます。
なんだか妙なコンビネーション、これも京都がとりもつ不思議なご縁ですね。

はいはい、次回はまた焼き鳥に是非つれていってもらいましょう!


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