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2017-04

”根來ごろごろ〜利休にたずねなくていい紹鷗茶事” - 2016.02.07 Sun

亀岡・田中源太郎翁旧邸楽々荘のあるじは、早くに亡くなられたお父上の歳をこえるまでは、毎年歳の賀茶会を開くことにきめられている。
昨年は55歳の賀で「Go!Go!中途半白茶事」をひらかれた。



P2020007.jpg



そして56歳の今年、「根來ごろごろ〜利休にたずねなくていい紹鷗茶事」を。タイトルはダジャレもいいとこだが、内容は重厚ですばらしくすごいよ(◎-◎;)!!

まだこれから同じ御趣向で4席されるということなので、これからおよばれされる方の為に内容はくわしくは書けないが、ほんのさわりだけ。これだけではすばらしさを十分お伝えできないのは残念ですが。



IMG_1759 (1)



この日は節分であったので、洋館の待合にあった鰯の頭とヒイラギ。さぞ臭うのでは?クンクン。???全然臭いしないんですけど。


実はこれ本物に見えて木彫の鰯だったんですねえ。



IMG_1755_20160207104717fa0.jpg


さて、タイトルにもなった根來ごろごろ。ごろごろは56歳のダジャレながら、あるじの根來好き、厖大な根來コレクションを見せびらかしたい^_^;?という思いを存分に堪能できる内容になっている。

2年ちょっと前、MIHOミュージアムで根來を山ほどあつめたスバラシイ展示があったのだが、そのカタログにのっているものまであるという、、、、

床の飾り、棚の飾り、懐石道具・什器(中でも根來の飯器ですってよ!きゃ〜!)、茶道具にいたるまで、でるわでるわの根來の洪水。

あの炎(ほむら)の赤、底に潜む黒、、、あれは日本人の美意識のある意味凝縮された結晶ではなかろうか。


ちょっとだけそのMIHOのポスターおいてく。


IMG_4156_201602071110106e2.jpg



このポスターにやられてあんな僻地(失礼!)までいったんだ。



そしてもう一つのコンセプト「利休にたずねなくていい紹鷗茶事」。
なにが利休にたずねなくていいか、つまり利休以前の武野紹鷗時代の茶事のありようを模索してなぞってみた茶事、というわけだ。

なので普通の茶事の流れとずいぶん違ったぶん、その時代に思いをはせ(といっても想像だけだが)楽しみはいや増す。それにしても懐石からなにから、よう研究されたなあ。



IMG_1756.jpg



茶席の前に伊勢神宮のかわらけで堅めの杯をくみかわし、菓子はもちろん当時こうであったろうとおもわれる味噌餡の「ふのやき」。

続く茶席ではお伊勢さん信仰にちなむもの、また大黒菴と称し、名水・菊水の井(現在の菊水鉾あたり)あるところに住まいした紹鷗にちなむもの、それに重奏音として根來がからみ、、、もう、一時夢の世界でありました。



でもまだまだ終わらない。

茶席の後の「後段(茶会後のごちそう。中世のころのならい)」つき。
ここで私は茶道検定の一番苦手だった「懐石の歴史」を思い出す。利休以前の茶会記に載る料理の数々。名前だけで想像するしかなかったこのなかのいくつかが富山・万惣さんの手によって再現されていたこの感激。


ちなみにいにしえの茶会記の茶の子(茶会に付随する軽食)のかずかずをご参考までに。


素麺 ウドン スイセン(葛切り) シルクラゲ ヤキグリ ツベタ(ツベタ貝) キリムギ スイトン ヤウカン


この中のいくつかがでるので行かれる方はお楽しみに。

ちなみに煮物椀は利休百会記に一番でてくる味噌焼に次ぐ多さの雁こと鴨がでましたのよ〜!もう、これ最高においしかった!万惣さん、ありがとう!




IMG_1757.jpg





広間にもどって、今度は薄茶だが、ここでまたあるじの御趣向。くわしくは書かないが四頭茶会形式と思って下さい。日本に禅宗とともに伝わった禅寺の茶礼形式で茶の湯の原初的スタイルとでもいうか。これもたいそうすてきなみものであった。(立ったまま茶を点てるの中腰はかなりきついらしい)





P2020008.jpg



楽しい時は果て、帰る時間にいただいたお土産が、、、

またまた浅草常盤堂の「ごろごろ」雷おこしとは!!最後までやられました。

(ちなみに昨年GoGo半白茶事では神戸のGoGoカレーデシタ(^◇^;) )




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