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2017-09

雛祭りとお水取り〜釣り釜の茶事 - 2016.03.06 Sun

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毎日咲き具合をチェックしていた円窓から見える庭の白梅もついにほぼ満開になりました。




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季節は桃の花の候へ。



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うちの郷里では、というか洛中でも古いお家ではお雛様は旧暦で祝うので、雛祭りはこれから。新暦では桃も咲きませんものね。お手製の吊るし飾りを寄付に飾ってお客さまをお迎え。



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100年ほど前の土雛。裏に大正九年、と女の子の名前が書いてあるもので、私が子供の頃から家にある。たぶん母方の家から伝わってきたものだと思います。雛段飾りはこの茶事がすんでからぼちぼち出そうと思うので、このお雛様だけ一足お先に。



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お雛様だけではテーマ的に道具が少ないのでお水取りもテーマに。糊こぼし(モドキ)。今年も行きます、来週あたり東大寺修二会へ。



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東大寺ゆかりの軸にしましたが、朝には簾をとおしてこんな影が。時間のうつろいとともに影も移り変わる。日本建築はほんまにいいな。



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今年も大活躍の大工さんにつくってもらった自在に釣り釜。このゆらゆら感が春の雰囲気。(ちなみに表千家では釣り釜は4月だそうですよ)

この日の一番の難問は、はたして釣り釜の炭出前がちゃんとできるかどうか。1年に1回しかやらないからね。なかなか身につかない。、、、で、まあちょこちょこまちがえました(^_^;





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お茶友さんにいただいた秋田の曲げわっぱを見ていたら、お雛様はこれだな、とアイデアがわいたので懐石のご飯はちらし寿司に。



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で、しんじょうはやっぱり蛤よね。

本日のお正客は今年の初釜にいかせていただいた、富田林じない町の峯風庵さま。わりと長いおつきあいなのですが、やっとお呼びすることができました。ぱっと見ただけでこれは峯風庵様だ!と思った香合に出会えたこともありまして。
それからひょんなご縁でつながった茶道留学中の遠つ国の方、いつもお世話になっている(?)紫野あたりの御大と華やかなそのお連れ様。



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汁の実は季節限定、半兵衛麩のお雛様バージョン。手鞠やら菱餅やらかわいいの。

皆様、お酒もいける口の方ばかりで、酒瓶もすっかり空きました(^_^;
初対面の方もおられるのに、茶席ではすっかり意気投合され、お話しが楽しくはずんでいるようで、私も仲間に混ぜて欲しい〜、客になりたい〜と思いましたよ。皆様、お茶がお好きなんですね〜。



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もうすっかり懐石の定番にしてしまった豆と今回は出汁醤油のジュレ。これは前もって仕込んでおくと火を使わずにすぐだせるお助けメニュー。

さて、今回も「やっちまった!!」シリーズがありまして大汗をかきました。お菓子を注文したはいいけれど日にちを間違えて。もう席入りしたのにお菓子が、、お菓子が届かないっ!!
「なんのお菓子でもいいので持ってきて〜〜!!」と悲鳴をあげた私にすぐに蒸したての薯蕷を配達してくださった愛信堂様、ありがとうございます。感激でございます。間に合いました!



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これがそのお菓子。銘を「磯すずめ」

七二候の中国バージョンに秋の寒露のころ「すずめ大海に入りて蛤となる」というのがありますが、その蛤になった雀だそうです。これがまた春の訪れとともに雀にかえるのでしょう。そういえば蛤の色と模様は雀に似て無くもない。他にも菜花が春、蝶になる、とか荒唐無稽ながらも美しいseason consciousな故事。




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難関の釣り釜後炭もおたおたすませて、やっと薄茶へ。干菓子は俵屋吉富さん。土筆の飴がすてきです。

4時間半にわたる長丁場ながらおつきあいくださったお客さまに感謝。なんだか今までで一番席中が楽しそうな茶事でしたよ。ほんまに客にまじりたかったな〜。






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日を間違える

これには何かこころあたりがあるが、思い出せません。

N様

心当たりのあるものを待合に掛けマシタ(^_^;ちょうど季節だし。
(人の事をせめられませんね)

茶室の光と陰がきれい!季節の移ろいは早くて、釣釜の季節になりましたね。
しぇるさまの自在は優れもの。我が家も初めての釣釜、昨日準備できました。
これもしぇるさまのご縁で、IさんとTさんの苦心の賜物です。
釜のゆらゆら揺れるのを見ていると、気持ちもゆったりとしてきて嬉しいです。

そらいろつばめ様

釣釜は独特の風情がありますね。
うちの自在は中の木がコブシで天然のでこぼこがあるので、いつかずりっと釜が落下するのでは、、、というスリルも楽しめます。(落下したことないですけど)
お宅での初釣釜も天井が高いので風情あると思います。
想像してみますね。


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