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2023-09

茶庭の春 - 2013.03.20 Wed

苔が一番生育する春が来た。

P1050907.jpg

杉苔も若い緑色が目立ってきた。

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名前は不明ながら、このビロードのような苔、大好き。ただし、この冬、食料が乏しくなった鳥たちがこの苔をひっくり返し虫をつつくので、えらい被害をうけた。空からくる侵入者にはお手上げ。

ぼちぼち茶庭の手入れをしていかんと、いざというとき荒れ放題、、ということになりかねん。というわけで庭で作業開始。

うっ!
きた、きた!この匂い!
なんとなく田舎の汲み取り式トイレを彷彿とさせるこの匂いの犯人は、これ。

P1050909.jpg

ヒサカキがもう花をつけていたんだ。
「探偵!ナイトスクープ」によると、「インスタントの塩ラーメンの粉末スープのにおい」とか。なるほどな〜。納得。

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梅ももう散ってきた。だってもう桜が開花しているというし。桃の花はどこの時期で咲いたんだろうか?

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ちりかかる花びらは美しいけれど、花びらの掃除はやっかい。
(だれや?塵穴に蜘蛛の巣はらせとんのは。)

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さて、庭に何本かある楓の芽もあっというまにふくらんできた。

ん?
庭の砂利のところになにやらカイワレみたいなものが、、、?

P1050917.jpg

こ、、これは、楓の双葉ではないか。
カイワレだらけになるといけないので一本一本ぬいていたら、、、

げげっ!!

P1050912.jpg

団体さんで生えとるやん、、、
しかもご丁寧に杉苔の中に。
昨年秋に振りまかれた楓の種が春がきたんでいっせいに芽吹いた模様。

P1050915.jpg

中には本葉の楓の葉っぱまででているのも。
ちなみに右下、足元におちてるのが楓の種子の殻。遠くまで飛べるようにプロペラ付き。

茶庭が楓だらけになっても困るので、小一時間かけて、チマチマ抜きました。けっこう楽にぬけるので、それはそれで楽しくないこともない作業でしたが、この両手一杯の双葉、、、食べられへんかな?
見かけはカイワレによう似てんのやけどな。

見苦しくない程度に茶庭を整えた後は、労働報酬を自分で自分に。

P1050919.jpg

むふふふ。

二條若狭屋のちょっと早めの「爛漫」と本家駿河屋の「春の水」。
爛漫のほうは栗あんとめずらしく、春の水はこなしでなくて、好きな練り切りだったので、とてもしあわせ。

しかも〜〜、、、
一昨年から手に入れようとしてなかなか機会がなかったこちらをついにゲット!

P1050921.jpg

紫野源水の桜の有平糖。

ひとつひとつが宝石みたいで、口に入れるのがもったいないのが欠点ですがねえ。


関連記事

● COMMENT ●

お庭のお掃除、ご苦労さまでした(^'^)
楓って、こんなに可愛い時があるのですね!? 初めて見ました。
先日、TVで苔寺の放映がありましたが、苔がとっても大事にされているのに感動しました。
竹で作った箒で、優しく優しくゴミを除けていくのですね。

綺麗なお菓子!
食べるのがもったいないですね^^;
有平糖というのを初めて見ました。名前だけ知っていて、姿を見たのは初めてでした。
きれいなものなんですね~♪

こまち様

苔寺の苔、、、、なんかと比べるのがおこがましいくらいの庭ですが、いちおう手をかけてやってるつもりです。それに反してなかなかいうことをきいてくれませんが。
庭師さんいわく、杉苔は意外と強いので、サンダルで少々ふんづけても大丈夫、とのことで上にのって手で落ち葉拾いしております(^_^; 

有平糖はよくある干菓子なんですが、普通は磨りガラスのように不透明なので、この桜のように透明度が高いのはめずらしいのです。ガラス細工のようでしょう?

しぇる様
お忙しい中庭の御手入れお疲れさまです。
ご褒美のお菓子のおいしそうなこと!
綺麗ですねえ。

ひいらぎ様

ほんま、いろいろ忙しくて桜をゆっくり見に行けません(>_<)ゞ
桜はちっとも待ってくれないのにね。
とりあえずお菓子で花見v-238

しぇる様

ねこのしぇるちゃんの平和なお姿!
あんよがとてもかわいいですね!!
癒されます。

しぇる さま

初めまして!  何度もお邪魔は致して降りましたが、初めてコメント欄を使わせて頂きました。私はNYに住んでおりますTaekoと申します。宜しくお願い致します。

京都にお住まいとの事。希望を現実に。。。素晴らしいですね! お茶をなさっているんですね。ご自宅に茶室をお建てに成って。。。素敵な生活をなさってますのね。苔は此処NYの我が家にも沢山生えています。同じような分厚い苔ですが、ビロードのように美しい!厳寒の冬にも負けず、綺麗な緑色をしています。

私も家族が。。。祖父母、母そして私と(お抹茶、お煎茶共に)。。。自然にお茶に親しんできています。祖父は特にお茶人で良くお茶会を自宅でも催っていました。 私も子供の頃から四季折々のお着物を着せられてお水屋のお手伝いをしてました。90歳に成る母は未だにお茶席に出向いていますし、朝は一服のお茶をたて、楽しんでいるようです)

素敵な景色に心が和みました。 素敵な週末をお過ごしください。

にゃんちゃん様

ありがと〜(byシェル)
手触りも最高です。もふもふ。
またトップ画像かえていきますが、たまに登場させますね〜。

ラズベリームース様

はるかNYから(雪なんですね!まだ)コメントありがとうございます。
北米でも苔はきれいに育つのですね。というより京都の夏は亜熱帯湿気過多なので、病気や虫との戦いが北米よりたいへんかもしれません。なかなか思うようには育ちませんねえ(泣)

>私も子供の頃から四季折々のお着物を着せられてお水屋のお手伝いをしてました。

それ!それですがな、孫娘に期待してるのは!
娘では失敗しました〜(>_<)ゞ
自然にお茶になじむ環境をつくろうと、いろいろ画策しております。(また失敗するかも、、、)
よい環境で育たれたのですね、うらやましい。

週末は、自宅での茶事をします。でも、、、なんで茶事の前日に宴会なんかいれたんだろ?
アホや〜〜〜。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。


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