大石神社さくら祭〜野点 - 2016.04.06 Wed
三条通を大津の方へ走るとき、いつも気になる名前の道がある。
「大石道」。
大石内藏助が閑居する山科から祗園一力へ通った道だというが、車の対向ぎりぎりの狭い道がくねくねと山科までつづく。日ノ岡から車で約15分ほどか。歩くと2〜3時間はかかりそうだ。

その内藏助山科閑居の地といわれる場所にたっているのが大石神社。
赤穂浪士の事件のあとすぐに建ったものかと思いきや、なんと昭和10年の創立なんだそうな。
穂浪士を熱心に崇拝していた浪曲師の吉田大和之丞(奈良丸)が中心となり募金を広く募った結果、京都府知事を会長とする大石神社建設会などが設立され創建にいたったとか。

境内に入ってまず目に入るのがこのりっぱな桜。創建当時に移植されたもので、内藏助にちなんで大石桜とよばれているらしい。この桜を顕彰して毎年4月第一日曜日、桜祭りがおこなわれる。
境内には子供向きのゲームや綿菓子屋などのテントがあって、近所の方たちの憩いの花見席になっているもよう。

見事本懐をとげた(吉良さんにとっては迷惑この上ない話ですが、、、)赤穂浪士にちなんで御利益は大願成就なのだそうだ。

討ち入り姿の内藏助の像もあった。

さくら祭では毎年、武者小路千家の木津若宗匠社中の野点席がでるそうだ。最近お知り合いになったお茶友さんがここの社中、ということでおじゃまする。
木津宗詮といえば、最近意識しているせいかなぜかあちこちでお名前をよくお聞きする。初代宗詮は幕末のころの茶人で松平不昧公のすすめで官休庵に入門、やがて幼くして家元をついだ武者小路十代以心斎の後見となり、以後の歴代もその時々の家元の後見となり武者小路を支えてきた宗匠の家で、現在七代目。
最初「木津宗詮」で調べたとき、貞明皇后(大正天皇の皇后)の依頼を受けて大宮御所の茶室・秋泉亭を設計した、というのがでてきたが、これは三代宗詮であったようだ。ちなみにこの秋泉亭備品としての棚・秋泉棚を好んだのは裏千家の淡々斎。

まずは桜の花びらとともに桜餅をいただく。参拝の方もようさん御参席だった。

まず目を引くのが三本の竹のやぐらで吊った釣り釜だが、なんとその炉が、、、わざわざ地面を掘って前日か当日、作られた炉なんですよ。これはナイスアイデア!野点にこの手があったか!

お茶友さんのお点前にて一服頂戴。桜の花びらがはらはらと舞う中で、ときおり風にあおられて花吹雪の中のお点前、絵になっていましたね〜。
この棚(?)は裏千家では旅箪笥とよぶけれど、こちらの流派ではなんとよぶのだろう。

最後に杉木普斎(宗旦四天王の一人)の茶杓なども手にとって拝見させていただき感謝。
オール木地の煙草盆セットもよかったなあ。

境内には小川も流れ、その上にはすでに青楓がすっかりその葉をひろげているのであった。
もう次の季節も準備完了、、、といったところか。
流れて早き月日かな、、、、だわね。
「大石道」。
大石内藏助が閑居する山科から祗園一力へ通った道だというが、車の対向ぎりぎりの狭い道がくねくねと山科までつづく。日ノ岡から車で約15分ほどか。歩くと2〜3時間はかかりそうだ。

その内藏助山科閑居の地といわれる場所にたっているのが大石神社。
赤穂浪士の事件のあとすぐに建ったものかと思いきや、なんと昭和10年の創立なんだそうな。
穂浪士を熱心に崇拝していた浪曲師の吉田大和之丞(奈良丸)が中心となり募金を広く募った結果、京都府知事を会長とする大石神社建設会などが設立され創建にいたったとか。

境内に入ってまず目に入るのがこのりっぱな桜。創建当時に移植されたもので、内藏助にちなんで大石桜とよばれているらしい。この桜を顕彰して毎年4月第一日曜日、桜祭りがおこなわれる。
境内には子供向きのゲームや綿菓子屋などのテントがあって、近所の方たちの憩いの花見席になっているもよう。

見事本懐をとげた(吉良さんにとっては迷惑この上ない話ですが、、、)赤穂浪士にちなんで御利益は大願成就なのだそうだ。

討ち入り姿の内藏助の像もあった。

さくら祭では毎年、武者小路千家の木津若宗匠社中の野点席がでるそうだ。最近お知り合いになったお茶友さんがここの社中、ということでおじゃまする。
木津宗詮といえば、最近意識しているせいかなぜかあちこちでお名前をよくお聞きする。初代宗詮は幕末のころの茶人で松平不昧公のすすめで官休庵に入門、やがて幼くして家元をついだ武者小路十代以心斎の後見となり、以後の歴代もその時々の家元の後見となり武者小路を支えてきた宗匠の家で、現在七代目。
最初「木津宗詮」で調べたとき、貞明皇后(大正天皇の皇后)の依頼を受けて大宮御所の茶室・秋泉亭を設計した、というのがでてきたが、これは三代宗詮であったようだ。ちなみにこの秋泉亭備品としての棚・秋泉棚を好んだのは裏千家の淡々斎。

まずは桜の花びらとともに桜餅をいただく。参拝の方もようさん御参席だった。

まず目を引くのが三本の竹のやぐらで吊った釣り釜だが、なんとその炉が、、、わざわざ地面を掘って前日か当日、作られた炉なんですよ。これはナイスアイデア!野点にこの手があったか!

お茶友さんのお点前にて一服頂戴。桜の花びらがはらはらと舞う中で、ときおり風にあおられて花吹雪の中のお点前、絵になっていましたね〜。
この棚(?)は裏千家では旅箪笥とよぶけれど、こちらの流派ではなんとよぶのだろう。

最後に杉木普斎(宗旦四天王の一人)の茶杓なども手にとって拝見させていただき感謝。
オール木地の煙草盆セットもよかったなあ。

境内には小川も流れ、その上にはすでに青楓がすっかりその葉をひろげているのであった。
もう次の季節も準備完了、、、といったところか。
流れて早き月日かな、、、、だわね。
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