好日居・茶ノ教室夜会〜野点のススメ2016 - 2016.04.11 Mon
ご近所の好日居さん、久々の茶教室に参加した。

日が落ちて後の夜会。

この日のテーマは「野点のススメ」。
前日の教室では近くの疏水べり、夜桜の下で文字通り野点にお弁当のおにぎりをみなさんで楽しんだそうな。ところが今日は残念な雨降り。
せめて気分だけでもピクニックにでかけよう。

ということで、、、
たくさんの野点のアイデアを教えてもらった。
ここにあるグッズはとてもシンプルなお茶だけ、、のものから湯を野外で沸かすグッズや、なんでもない屋外の場所を布一枚で茶席に変えてしまうマジック用のグッズまで。

例えば、、、
一番簡単なのは空き瓶に茶葉(中国茶)をいれお湯を注いだ物を持参し、気に入った場所で飲む。

ポットにお湯を入れて布の袋にしこんだ蓋碗(ガイワン・茶碗に茶葉をいれて蓋をずらし急須代わりにつかう器)と茶杯を持って行くだけというもっともシンプルな野点(?)。
あとは外で湯を沸かす登山用のバーナーとか、茶葉をいれる缶はキャンディボックスとかの再利用とか、お弁当やお菓子をいれる容器まで見せてもらった。(写真はインドのピクルス入れかなんかの容器。りっぱな野点道具やお菓子のコンテナになる)
手前のくるくるまいてある布は麻布みたいな長い布だが、これを木にでもひっかけると、とたんに雰囲気アップの茶の場ができるのだそうだ。
茶杯をふいたり、クッションにしたりするのに便利なのは白い晒し布、道具を包む布は更紗なんかがすてき。
昔の巾着みたいな古布の袋からチャフーや小さい茶杯がたくさんでてくるとびっくりする。
野点にはちいさくて、かわいいコンパクトな道具が似合う。
最近は自分もすっかり野点が気に入って、鴨川べりなんかでお茶を点てたりするもんだから、それを少しでも便利に少しでもステキにするために、とてもとても良いアイデアをたくさんいただいた。

さて、外へは出られないので隣のお部屋へピクニック。

提籃(ていらん)という中国のバスケットにお茶道具一式仕込んで、お菓子もお弁当も仕込んで、、

この日はたまたま御菓子丸さんのお菓子の実があった!今日のは柑橘系の味。
琥珀を刺している枝は黒文字の小枝、だから食べた後パキッと折る。すると芳香も楽しめる。

ウェルカムティーは佐野藤右衛門さんとこの桜の花びらを使った桜湯。
普通に売られている桜の花の塩漬けより濃い桜色がとてもきれいだ。今年は見に行けなかったが、これを見て飲んで昨年見た桜守・藤右衛門さんの桜を目に浮かべる。

そして提籃からとりだした茶器で香り高い烏龍茶を煎れる。茶農家が自分たち用に作った茶葉なんだそうだ。
発酵している中国茶は(日本茶は無発酵茶)力強い。6〜7煎目でもまだ香り高いお茶が出る。交代でいれて何杯も何杯もおかわりした。

(擬似)ピクニックだから、点心はおにぎり。こんな籠にいれたら雰囲気があがる。桜エビのと山椒の。どちらもこの季節を体感させてくれる風味。
もう気分はすっかり夜桜の下。

お菓子は嵐山・渡月橋の琴きき茶屋の桜餅。
私はこれ、はじめてなんだが、餡がなくて中までみんな道明寺。二枚の桜の葉の塩漬けにはさまれて、独特のおいしさ!こんな桜餅もあるのね。(関東の桜餅とは別物です)

中国茶だけでなく抹茶も小さい茶碗で籠に入れてもちだせるよ、ということで不肖・ワタクシ、急遽自分流で点てさせてもらいました。
いと楽し、いと楽し♪

すっかり野点気分になったので、翌日の宵、某所のお庭で(抹茶の)野点しているところに乱入、中国茶を飲ませる、という荒技(?)にでた!でも、おいしかったの。今度こそ本当の春の夜気を楽しみながら、少しの肌寒さも楽しみながら、おしゃべりしながら飲むお茶は最高であった。(Tさん、ありがと〜)

日が落ちて後の夜会。

この日のテーマは「野点のススメ」。
前日の教室では近くの疏水べり、夜桜の下で文字通り野点にお弁当のおにぎりをみなさんで楽しんだそうな。ところが今日は残念な雨降り。
せめて気分だけでもピクニックにでかけよう。

ということで、、、
たくさんの野点のアイデアを教えてもらった。
ここにあるグッズはとてもシンプルなお茶だけ、、のものから湯を野外で沸かすグッズや、なんでもない屋外の場所を布一枚で茶席に変えてしまうマジック用のグッズまで。

例えば、、、
一番簡単なのは空き瓶に茶葉(中国茶)をいれお湯を注いだ物を持参し、気に入った場所で飲む。

ポットにお湯を入れて布の袋にしこんだ蓋碗(ガイワン・茶碗に茶葉をいれて蓋をずらし急須代わりにつかう器)と茶杯を持って行くだけというもっともシンプルな野点(?)。
あとは外で湯を沸かす登山用のバーナーとか、茶葉をいれる缶はキャンディボックスとかの再利用とか、お弁当やお菓子をいれる容器まで見せてもらった。(写真はインドのピクルス入れかなんかの容器。りっぱな野点道具やお菓子のコンテナになる)
手前のくるくるまいてある布は麻布みたいな長い布だが、これを木にでもひっかけると、とたんに雰囲気アップの茶の場ができるのだそうだ。
茶杯をふいたり、クッションにしたりするのに便利なのは白い晒し布、道具を包む布は更紗なんかがすてき。
昔の巾着みたいな古布の袋からチャフーや小さい茶杯がたくさんでてくるとびっくりする。
野点にはちいさくて、かわいいコンパクトな道具が似合う。
最近は自分もすっかり野点が気に入って、鴨川べりなんかでお茶を点てたりするもんだから、それを少しでも便利に少しでもステキにするために、とてもとても良いアイデアをたくさんいただいた。

さて、外へは出られないので隣のお部屋へピクニック。

提籃(ていらん)という中国のバスケットにお茶道具一式仕込んで、お菓子もお弁当も仕込んで、、

この日はたまたま御菓子丸さんのお菓子の実があった!今日のは柑橘系の味。
琥珀を刺している枝は黒文字の小枝、だから食べた後パキッと折る。すると芳香も楽しめる。

ウェルカムティーは佐野藤右衛門さんとこの桜の花びらを使った桜湯。
普通に売られている桜の花の塩漬けより濃い桜色がとてもきれいだ。今年は見に行けなかったが、これを見て飲んで昨年見た桜守・藤右衛門さんの桜を目に浮かべる。

そして提籃からとりだした茶器で香り高い烏龍茶を煎れる。茶農家が自分たち用に作った茶葉なんだそうだ。
発酵している中国茶は(日本茶は無発酵茶)力強い。6〜7煎目でもまだ香り高いお茶が出る。交代でいれて何杯も何杯もおかわりした。

(擬似)ピクニックだから、点心はおにぎり。こんな籠にいれたら雰囲気があがる。桜エビのと山椒の。どちらもこの季節を体感させてくれる風味。
もう気分はすっかり夜桜の下。

お菓子は嵐山・渡月橋の琴きき茶屋の桜餅。
私はこれ、はじめてなんだが、餡がなくて中までみんな道明寺。二枚の桜の葉の塩漬けにはさまれて、独特のおいしさ!こんな桜餅もあるのね。(関東の桜餅とは別物です)

中国茶だけでなく抹茶も小さい茶碗で籠に入れてもちだせるよ、ということで不肖・ワタクシ、急遽自分流で点てさせてもらいました。
いと楽し、いと楽し♪

すっかり野点気分になったので、翌日の宵、某所のお庭で(抹茶の)野点しているところに乱入、中国茶を飲ませる、という荒技(?)にでた!でも、おいしかったの。今度こそ本当の春の夜気を楽しみながら、少しの肌寒さも楽しみながら、おしゃべりしながら飲むお茶は最高であった。(Tさん、ありがと〜)
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● COMMENT ●
ノリーナ様
好日居は一応中国茶のお店なんですが、それにこだわらずいろんなお茶を楽しめて、また楽しみ方をいろいろおしえてくれる場所です。また室礼もすてきなので、写真でどこを切り取っても絵になってしまうのです。
これからは野点にむく季節なので、たくさんいただいたヒントをもとにあちこちでお茶しよう、、、と思っておりまする。
これからは野点にむく季節なので、たくさんいただいたヒントをもとにあちこちでお茶しよう、、、と思っておりまする。
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超楽しそう~~!!
うらやましいですっ(いつも言っていますね)
中国茶のお店なんですか?
室内でもすごく雰囲気の出ているお茶会でしたね。
アイデア次第でなんでもお茶道具になったり舞台のセットになったりして!
決まりきったお茶室に素晴らしいお道具もいいですけれどこういった趣向のほうが断然新鮮で印象的~♪
おにぎり、思わず手を伸ばしそうなほど美味しそうでした^^;
>夜桜、、艶っぽいですね~
満開の桜も散ってしまいましたか?
散ったあとのピンクの絨毯も美しいですね。