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2017-09

仕舞「玉鬘」 - 2016.04.25 Mon

社中の一番大きな発表会が某能楽堂でひらかれました。普段はもっぱらプロの方々が使われる本格的舞台デビューでございます。

しかもしかもそうそうたるプロの能楽師の方々の謡い付き!
舞囃子をされるかたは、これまたよく舞台でお見かけするそうそうたるプロの囃子方のみなさまの囃子付き。そんな方々に失礼ながらお尻を向けて登場するのですごい緊張。

わたくしは前座の前座でございますれば、早い時間の舞台でした。仕舞は「玉鬘」。
「源氏物語」の玉鬘に題材をとった能で、恋の妄執に苦しみ、懺悔しやがて成仏する、、、という場面です。

玉鬘は、夕顔と頭中将の娘、母の死後(六条御息所の生き霊に取り殺されたことになっている)侍女に連れられ九州に流れますが、気にそまぬ結婚をきらって上京します。初瀬寺の二本杉というところで、かつて母に使えていた侍女・右近に再会し、やがて源氏に娘としてひきとられる絶世の美女。

その美しさをみせつけるため源氏はいたずらに闇に螢を放ち、その姿を蛍兵部卿宮に見せる場面(「蛍の巻」)は有名。

求婚者が絶えなかったものの、さらわれるように髭黒大将の妻になって、その後はまあまあ幸せにすごしたようです。なので恋の妄執に悩む、、、、というイメージはないのですが、能では「げに妄執の雲霧の〜」という恋に思い乱れ成仏できない女性になっています。



IMG_2304.jpg



で、紫の物語=源氏物語をイメージして紫の着物と源氏香の綴れ帯を。


出来は?
といわれると、ただただ夢中でいつ終わったのかどんな風に舞ったのか全然記憶にございません(^_^;
間にちょっと他の仕舞がはいったものの、半年ずっとこの玉鬘をやっていたのに、完璧とはいかないものですね。
とにかく最後にもとの位置にだけはもどろうと必死だったので、あの舞台の踏み心地、ゆっくり楽しむ余裕などとてもとても。

本番はともかく、お稽古では「蛍」の場面を彷彿とさせるパートが一番好きで

 ♪ 蛍に 乱れつる 影もよしなや 恥ずかしやと、、、


扇を左手にもちかえて大きくひらひらさせる、、、部分は気持ちよかったなあ。

とおしで2〜3分の舞台ではありましたが、他の先輩方は舞囃子など10〜15分、よくあんなにおぼえられるなあ、、と感心してしまいます。まだ当分舞囃子はできそうもありませんので地道に短い仕舞をひとつひとつ仕上げていこう。
学生時代から引き続き、というまだ若い方もおられますが全体的に平均年令は高く、90歳を越えた方も舞台をつとめられる、なのでまだまだ息長く楽しみたいと思います。

さて、次は、短い曲だけれど「髙砂」やろうかな。
あの ♪千歳楽は民を撫で 萬歳楽は命を延ぶ〜  というところ好きなんだ。




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