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2017-10

南大和古寺・その2〜大野寺磨崖仏 - 2016.04.30 Sat

室生寺を辞し、バスでふたたび室生口大野駅へ、一つ前の大野寺でおりる。(駅から歩いても5分くらい)



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大野寺。開祖は伝説では役行者とも空海とも。おそらくは興福寺系の僧侶が建てたと思われるが創立には謎が多い。

そして、ここはなんといっても、お寺に川をはさんで相対する巨大な磨崖仏がみどころなのだ。



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見えてきた見えてきた(バスからでも見えるよ)。なんだかどきどきする。約40年ぶりの再会であるとともに、実はもっと昔、高校時代から憧れてきた磨崖仏なのだから。



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川をはさんで見上げる崖はゆうに100尺(33m)、そこに38尺(11.5m)の弥勒菩薩がおわす。彼岸をちょうど川の手前、此岸・此の世から拝む形。

承元元年(1207年)から制作が開始され、同3年に後鳥羽上皇臨席のもと開眼供養が行われたというから800年以上も風雪に日照りに耐えてきたといえる。



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大きさの比較対象物がないので写真ではわかりにくいが、実際に前に立つと迫力、威厳には無信心者でもぬかづきたくなる。

受験生の頃、図書館で勉強中の息抜きが蔵書をながめることだった。なかでもお気に入りが奈良の写真集で、この磨崖仏のお姿を写真で見たとき、(当時)乙女のハートはわしづかみにされたのだ。行ってやる!なにがなんでもここにちかい大学へ!と誓ったのでアリマシタ。(まあ奈良じゃないけど京都から近いからね)



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室生川の流れは早く、足をつけると冷たくて気持ちよさそうだったが、川の真ん中の飛び石までで引き返す。まだ彼岸に行くのは早いわ(^_^; (実はピーカン晴れで日なたにいるのは無茶暑かったのだ)



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長い年月は少しずつ菩薩様のお姿を削り、そのお顔もあまりはっきりは見えない。ただ螺髪は見えるので、その下にやさしげなお顔があるのだろうと想像はできる。



IMG_2412.jpg



ちなみにこんなお姿らしいよ。



弥勒菩薩様にお別れを。次は最終目的地へ。


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● COMMENT ●

しぇる様は奈良の写真集を見て大野寺の磨崖仏を見に行こう思われたそうですが、私はしぇる様のこのブログを拝見してぜひ行きたいと思いました。
今週のMBS「昔の人は偉かった(ちちんぷいぷい)」は室生口大野駅から長谷寺まで歩くという内容で楽しめました。室生川の水を見せてくれなかったのが少し不満ですが。
オンデマンド無料配信で15日頃まで見られます。

Mariko Ishii 様

その番組、仕事の合間に実はちらちら見てました!タイトルにひかれて途中からですけれど。
今回私は電車でたどった道なので、歩いて見る道ははじめてみる景色でした。
関西にこられる時は是非是非、大野寺磨崖仏、ご覧になってください。ちょっと辺鄙なとこですけど(^_^;


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