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2017-10

茶摘み体験 in 宇治田原 - 2016.05.16 Mon

♪ 夏も近づく八十八夜、、、、


宇治からバスで約30分、天ヶ瀬ダムの奥、お茶のふるさと宇治田原。

ここでお茶を中心とした都市と農村、地域と地域の交流事業をされている21お茶のふるさと塾主催の茶摘み体験交流会に社中の先生、みなさんと行ってきた。




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この日は晴天で絶好の茶摘み日和。茶の若い葉の浅い緑がきらきらまぶしい。

ちなみに奥に見える黒い寒冷紗は茶葉を遮光していたもの。抹茶になる碾茶、玉露は茶摘み前の21日間を遮光してカテキンをおさえ旨味のテアニンをふやすのだ。(覆下茶園、、、茶道検定受けた方なら懐かしいでしょ?)ちなみに煎茶は遮光しない。




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実は5年前もこのイベントに参加したことがある。
その年は寒さが長引き、芽の動きがおそく小さい新芽しかなかったのでちょっと苦労した記憶がある。

ところがまあ、今年はなんてたくさんの大きな新芽!!
暖かかったからね。こうなると採取意欲ががぜんわいてくるのだ。




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参加者は100人前後か。多いようだが広い茶畑では多いという感じはしない。この茶畑は体験用に特別に区切られた区画で茶葉は無農薬で育てられている。外国から参加された方もおられる。

希望者は茶摘み娘のコスプレ(茜襷、あねさんかむり、手甲脚絆)もできるよ。小さい子供さんが茶摘み娘の格好をしているのはとてもかわいい。意外にも社中のお姉さまがた(私よりかなり年上)が希望されて、、、それはそれなりに、、、(^-^;;




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一芯二葉では量が足りないので若い芽は全部摘んでください、とのこと。いやあ今回は摘み甲斐があるわ。
それにしても茶の若葉の色の美しいこと。ツンツンと上を向く。



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畝の間を下から撮ったところ。
どうしてもてっぺんだけ摘みがちだが、下の方にも若芽はある。


茶摘み歌に


  ♪ お茶を摘むなら下から摘みゃれ上の楉(ずあえ)は後で摘む


というように、プロは木をかき分け下の方から摘んでてっぺんに至るように摘むのだ。

かくして約1時間半、無念無想でせっせと茶摘み。意外とのめりこめるわよ。摘んだ生の茶葉は青臭いわけでもなく、あのお茶の香りも全くしない。これが製茶というプロセスを経てあの香り豊かな日本茶になる不思議。




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かくしてみんなで摘んだ茶葉を集める。一体何Kgくらいとれたのかな。これらは製茶してのちに送ってくれる。(製茶すると重さは5分の1になる)




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茶畑の一画では製茶=手揉み製法のデモンストレーションもある。

とった茶葉をすぐに蒸して発酵を止め(殺青)加熱しながら手揉み(現在は機械で)乾燥で荒茶のできあがり。ここまでが茶農家の仕事。

この製茶方法を江戸時代に発明したのが、ここ宇治田原出身の永谷宗圜(永谷園のご先祖さま)。彼の生家がまだ残っていて、見学もできる。おりしも同日茶摘みや茶会のイベントがそこであったもよう。(こちら




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さて、お昼はお茶をふんだんに使った宇治田原ふるさと弁当をおいしくいただく。鮭以外は全部宇治田原の産物。

玉露ご飯、茶葉の天ぷら、抹茶マヨネーズあえの鮭、たけのこ、などなど。




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そのあとは茶歌舞伎!!
お茶の種類をあてっこするゲームのようなものです。

塾長でもあり、お茶その他いろいろのお友達(^-^)/であるところのTさん担当。(Tさんは全国津々浦々、あちこちで茶歌舞伎デモをされてますよ〜)


実は密かに心に期すところが。
というのも5年前、この茶歌舞伎で、全部間違えたのは私を含め100余人中5名のみというひどい結果だったのだ。



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最初に煎茶を試し飲みして、そのあとランダムに煎茶、玉露、玄米茶(これが意外とむつかしい)、雁金をいれる。5杯のうち2杯だけが煎茶。それをあてるのだ。

といっても、すべて90度のお茶で90秒でいれるというルールなので、玉露などは低温でまったりだしたものとは別物になっているところがクセモノ。


水の色とか、茶の落ち方とか、香りとか、残留物とか、いろいろここに注目、という説明があるのだが、5年前の経験からそれらはすべてフェイント、話は聞かず自分の鼻と舌だけを信じること。これがコツよ!(ほんまか?)
小学校低学年ほど正答率が高いというのは人の話聞かんからやろうし。



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で、今回は煎茶は全部当てた!(でもけっこう正答率高かった)
でも、、、雁金と玉露はまちがえたんで、あんまりたいした舌ではないな、私。



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茶歌舞伎のあとは石臼挽き体験。盛りだくさんだ。

かなりいい碾茶を用意してくれたらしい。
時計と反対周りに一定のリズムで。早すぎても遅すぎてもいけない。




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石臼の構造を説明するのは、、、、

あれ〜〜???Σ(゚□゚(゚□゚*)

こんなところに鴨茶の為さんが!!

Tさんのお友達でもあったんだ。さすが為さん、相手を見て名調子だわ。皆さんも楽しそう。



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前回自分で挽いた抹茶は粉っぽくておいしいと思わなかったのだが、今回、、、




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なぜかとても美味しかった\(^o^)/
濃茶にしても十分おいしいので3〜4杯濃茶にしたり薄茶にしたりして楽しんだ。点て方は為さんの指導つき。



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今年初めて体験したのはお茶バーテンダーのパフォーマンス!
実際プロのバーテンダーであった方がみごとなジャグリングや、




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煎茶、玉露、川柳、ほうじ茶、京番茶など6種のお茶を、それぞれお茶をいれるお湯の温度も考慮しながら一気にいれる!というパフォーマンスが圧巻であった!




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いれてもらったお茶はこれもおいしくみんなで飲み比べ。いずれのお茶も捨て難いおいしさだ。




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(覆い中の茶畑)


あとは恒例のおいしいお茶の入れ方講座をこれも面識のある和束のイントラクターさんにおしえてもらっておひらきとなった。

おいしいお茶を1日で一体何煎、何服のんだことやら。

ペットボトルのお茶はのどが渇いた時、心が渇いたら是非急須でお茶をいれてください、とはインストラクターさんのお言葉。
お湯の温度をゆっくりおとしながら、茶葉が開くのをゆっくりまちながらいれて飲むお茶はまた格別なんです。






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● COMMENT ●

しぇる様へ
お茶摘み行事参加、ご苦労様でした。
南山城のお茶は、現在は宇治ではなく、宇治田原や隣接の和束が生産の中心で、
和束には海外からの研修生も来ています。
ところで、南山城の茶畑ですが、戦時中に、陸軍が「全て芋畑に転換しろ。」と
要求した事があります。それに対して「お茶はビタミンCの供給源で、お茶なくしては
人は健康維持できない。」と、あの横暴な陸軍に反対して取りやめさせたのは
私の家内の祖父でした。

narahimuro様

お茶農家、製茶つながりの茶友はほとんど和束とか宇治田原ですね。
宇治茶園は歴史的には有名でも現在は京都のベッドタウンになった感があります。
大和茶も南山城とほとんど地続きなのに、宇治茶と区別されるので宇治茶ブランドおそるべしです。
日本人が紅茶やコーヒーを好むようになって、日本茶の需要は減り、今では急須を見たことのない小学生もいる始末、せめて京都だけでもおいしい日本茶の入れ方を小さい頃から学んで欲しいものです。
そしてそれを全国に広げて欲しい。一時おちこんだ日本酒が蘇ったように。


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