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2017-04

緑陰の二尾〜西明寺・神護寺 - 2016.06.20 Mon

京の三尾というたら高雄・神護寺、槙尾・西明寺、栂尾・高山寺、いずれとしれた紅葉の名所であります。高山寺は学生の頃から合宿とかなにかとご縁があったけれど、神護寺は名前は聞くもののたぶん学生時代にいったことがあるようなないような。ましてや西明寺になると名前もあやふやで、、、。



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紅葉の頃はおそらく人も多くて、道も(周山街道は狭いくねくね道なのだ)混雑すると思われ、紅葉も美しければ青楓も美しかろうとやって参りました。上記の理由で三尾中、栂尾は今回パス。



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周山街道から清滝川をわたったところ、神護寺に行く手前に槙尾・西明寺がある。



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参道を登っていくと清滝の清流が眼下に。



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初めは神護寺の別院として創建されたらしいが、のちに独立。真言宗のお寺です。



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高山寺、神護寺に比べると観光的にはいまいちマイナーなので、境内にはどなたもおられず、本堂を掃き清める箒の音だけが響いていました。
ちなみにこの高い木は(てっぺんが高くて納まりきれませんでしたが)樹齢700年の槇の木。槙尾にちなむ木ですね。




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階段のかしいだ感じが、山中のひっそりした(紅葉シーズン以外)お寺っぽくて、萌えます。ちなみに本堂は何度も焼失したあと、桂昌院(将軍綱吉の母)もしくは東福門院(後水尾天皇中宮)の寄進で再建とか。江戸幕府も京都のお寺の再建、維持は力をいれていたようで。(政治的理由?)



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山の湿気で灯籠という灯籠はこのように、良い感じに苔むしています。
こちらはお参りだけして辞し、清滝川に沿って神護寺にむかいます。



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道端の崖にびっしり!!と。
これ全部ユキノシタの花なんです。




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これはヘビイチゴ(たぶん)。
名前はアレだが、食べられるらしいよ。(食べなかったけど、、、、)




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清流沿いの道を歩くのは楽しい。ほどなく神護寺の入り口に到着。
ここからがけっこう大変。



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まあ、階段が長い長い、、、、いったいどこまで続くの〜?




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でも!
とちゅうで日蔭のカズラを発見して大興奮!

初釜の時に時々このカズラを長〜く床にたらした飾りを見ることがありますね。(裏千家初釜の時に見たな)
正月の最初の卯の日に縁起物として平安貴族が贈答し合った卯杖というものがあって、柊や椿、梅などの木とともに日蔭カズラを束にしたもの(諸説在り)で、それが由来らしいです。



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しかしながら、自生している場所がこんなところにあったとは!あれは花屋で注文するもんやと思ってた。あるところにはわさわさあるのね。でもここのは採っちゃだめですよ。神聖なお寺さんのものだから。




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心臓破りの階段を登り終えてやっと、、、山門が見えてきました。



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こんな山の中にこんなにひろい境内が、、、




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まずは神護寺開基の和気清麻呂霊廟へお参り。清麻呂は郷土(岡山)のヒーローなのだ。



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神護寺にはかつて空海や最澄も滞在したことのあるそうですよ。一時荒廃したのを苦労して再建したのが、袈裟御前の悲話で有名な元・北面の武士遠藤盛藤、こと文覚上人。高雄の上人とも。(高山寺中興の有名な明恵上人は孫弟子にあたる)


金堂には国宝・榧の一木造り、薬師如来立像(平安時代)が、ガラス無しでかなり間近で見られます。螺髪部分がかなり大きくて、後の薬師如来とはずいぶんイメージ違う。どちらかと言えば阿弥陀様にちかいような。

その左右に重文の日光・月光菩薩像、さらにその回りを十二神将と四天王がかためる。十二神将は後世のものなのか、リアルで人間くさいゆたかな表情が魅力的でした。




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金堂から五大堂、毘沙門堂を見下ろしたところ。
そういえば、ここはあの教科書にのってる有名な「源頼朝」の似絵(国宝)を所蔵してましたね。(京博で一度見た。でも頼朝じゃない説が最近有力らしい)




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毘沙門堂の閼伽棚の透かしも紅葉。青楓は美しいけれど、人混みは我慢して秋の紅葉の季節にも来るべきかしら。悩ましい。



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毘沙門堂。かつてはここが金堂であったとか。
右手前に見える台杉が気になる(ごっつい高価な庭木になるらしい)。そういえば周山街道は北山杉の産地でしたね。



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毘沙門堂から金堂を振り返ってみたところ。



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境内には当然ながら森の部分もあって、そこの池でたくさんのイモリ(両生類よん)が泳いでました。イモリ見るのひさしぶりやなあ。



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境内のはしっこにある地蔵院。お地蔵様なので、奉納されたよだれかけがそれらしい雰囲気。




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この地蔵院の前の絶景で名物(?)かわらけ投げをしないわけにはいかんわなあ。そういえば学生の時にしたような、、、気もする。すごくあやふやな記憶。



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北山杉の整然とした林に向かってえいっ!!

と、力を入れると飛ばないのがお約束(^_^; ほぼ足元に落下。




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ふたたび長い階段を今度は下りて、清滝川の川べり。たしかにこれが全部紅葉したら見事であろうな。さすがに紅葉の高雄と言うだけのことはあるだろうなあ。



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青楓も見事ですが、紅葉の時にこんなテラスでビールを一杯のむのもいいかもしれません。(でもきっと満席だろうな)




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メンズリーフで「最後の晩餐」特集を組んでいますが、
しぇるさんなら何処を選ばれますか ?
嵐山吉兆 ? 旦那様の手料理 ?

S&Y様

いろいろ考えましたが、自分で好きなように味付けした自分の手料理がやはりおいしいかも。
吉兆もおいしいけれど、一個80円のコロッケも捨てがたいのでありました。


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