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2017-08

夜の浜辺茶会 - 2016.07.27 Wed

洛中に祗園囃子がまだ響く頃、但馬の国の日本海の浜辺へ。




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夕刻たどりついたら、浜辺ではすでに陽が落ちてからの茶会のための設営中。

K美術様ご一行の恒例の夏行事、茶道部長(^-^)F太郎君の夜の浜辺茶会。
この夏行事に一役かってらっしゃるそらいろつばめ様ご夫妻におさそいいただいた。

左にちらっと見えるのはその名もうれしい(?)猫崎岬。猫がうずくまっているように、、、見えなくもない?



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竹野浜ははじめて。城崎の向こうになる。
浜をめぐって西の磯の方へ行くと、海に沈む夕陽が拝める絶好の撮影ポイント。日没の瞬間を待って三脚をかまえるカメラマンもおられた。




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ご一行のお宿で新鮮なお魚料理満載の夕食宴会を終えて、浜へでるとすでに陽もおちて人口灯とてなく真っ暗。

遠方にみえる灯りは漁り火。

最近はLEDのせいか、昔のようにちらちらしたり揺れたりしないのですね。

浜辺にでるとなんと波打ち際ちかくに、砂に描いた二畳の畳が!小間茶室出現。

竹の三脚に吊した釜を据えて、その下は砂を掘った炉。相手が砂だからレイアウトは想いのまま。

波打ち際近くに柄杓をつきさして、これぞ天然の杓立て。



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K美術様ご一行の中の御菓子丸さんが現地でつくってくださったお菓子。餡入りのわらび餅。

暗い中で食べたので、食感と味覚だけをたよりに味わう。(以前の目隠し茶会を思い出したわ)




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心地良い海風にふかれて、BGMはただ波の音。

柄杓に巻かれた懐紙を炉にくべれば、香のかおり、紙が暗い中で、白い煙の軌跡をのこして燃える。

お茶が点つまでの間、亭主の向こうに、岩場からいままさに登る月を楽しむ。




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波打ち際に立てた柄杓が去年は波にもってかれそうになったという話を聞きながら、お茶をいただく。

利休が箱﨑松原で、松の枝に釣り釜を懸け、松の葉をくべて茶を点てた、、、というエピソードが思い起こされる。




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そうこうするうちに二十日前後の月も登ってきた。



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さらにもう一服。

あとで少し灯りをつけてみると、砂の上に茶碗の底の模様ができている。
礼をする手をついた後も残る。お行儀が良いか悪いかこの跡でわかりそう、、、、




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亭主が砂を手でならして茶碗をおく。建水はいらない。自由自在の砂浜茶会!




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旅に出ても、こんなふうにすてきな茶会を開いてしまえる若い感性にただただ感服。




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釜を吊す竹の向こうに、とうとう月は登ってきた。

砂の畳は足がちくちくしたけれど、砂を踏む感触はまた久しぶりで、それが楽しい。

そろそろ浜辺茶会からおいとましよう。



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最後にイメージがわくように、一瞬だけフラッシュで撮った写真をおいておく。


お世話になった、皆々様方、ほんとうにすてきなひとときをありがとうm(_ _)m




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初めてコメントいたします

初めまして。いつも楽しく拝見しております。
砂浜の夜茶会めっちゃステキですね!

今度茶室を建てるのですが、しぇるさんの茶室探訪がとても参考になっております。
また遊びに来ます。

鍵コメ様

いろいろとありがとうございました。楽しかったですね。
いろいろ可能性のある若者がうらやましいですな〜。はい、また秋にお目にかかりましょう!

はな様

コメントありがとうございます。
これから茶室をたてられるのですね。計画を立てているときが一番楽しいかも、、ですよ、あれもこれも、、、と欲張りたくなってしまいますよね〜。
うちの場合、結局は数寄屋をよく理解している建築士さんと大工さんとの出会につきると、思いました。

しぇる様、
祇園祭の真っ最中、ようこそお越し下さいました。この顔ぶれで、この時、この場所でしか味わえない茶会なので、お忙しいのを承知でお誘いしました。(亭主でもないのに)
出掛けていたので、コメントが遅くなりました。あしからず。

そらいろつばめ様

その節はお宿まで頂戴して感謝、感謝です。
とても楽しかった!
浜辺まで釜をもちこむなんて、いったい誰が考えたでしょうか?
月ものぼってほんにいい宵でした。
ありがとうございました。


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