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2017-08

祭りの後の茶の湯考 - 2016.07.29 Fri

♪ 祭りのあとの寂しさは〜、、

なんて吉田拓郎の歌がありましたが、今の若い人は知らへんやろなあ。

祇園祭も31日の疫神社夏越祭を残すのみとなって、今年の私の夏は終わったわ、、、まだ8月あるけど(´・_・`)もう実質おわったようなもんよ。8月って自分の中ではもう秋だし。



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しかし、京都に鴨川があってよかった。




以前お茶を情熱をもってやっている若い人に「あなたにとってお茶とはなんですか?」と聞かれた。

この歳になっても人生とはなんぞやという質問には答えられない。ましてやお茶ともなると。その時はその時になんとなく考えていた答えを言ったが、これはこれからも変化し流動すると思われる。




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お茶は人、、、だと思う。

と、そう答えた。


一人ではお茶はなりたたぬ。ひとりで茶室でお茶をたてて飲むのも良いがそれは単なる飲茶だ。
人にお茶をさしあげたい、人のお茶をいただきたい。自分が美しいと思う茶道具に囲まれていたい、でもその美しさを共有してくれる人がいてほしい。

まずは身の回りの人から。
そのうちあの人にさしあげたい、あの人のお茶をのみたい、と思うようになる。そのためには茶縁をつながねばならない。本来、非社交的で内向的な人間には(文句ある?)なかなか高いハードルである。それでもお茶のためなら勇気を出す。茶を介しての人間関係は、適当な距離感をとりやすい。お茶を餌にすれば、けっこう人は釣りやすい。

人にお茶をさしあげるのに、道具をととのえ、趣向を一生懸命考える。大向こうをうならせるような天下の名器(もってへんよ、そんなもん)でもてなすも、川べりでミニマムの道具でもてなすも趣向だし。

人にお茶をいただく時はそれに込められた思いを一生懸命読み解こうと思う。

人と人のつながりで思わぬ人とお茶をすることもある。世の中こんな面白い人もいるのか、と驚かされることもある。この歳までけっこう閉鎖的な世界であくせく生きてきたから、茶のつながりで自分の世界がひろがったのはまちがいない。茶をする人は老若男女を問わぬ共通言語をシェアしている。



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ときにはサプライズ的な茶を通した出会いを鴨川べりで実践しているTMさん。相手によって変幻自在に心にはいりこめるエキスパートだ。

今日もいろんな人が顔をのぞかせ、お茶を飲んでいく。TMさんとつながる。客同士でつながる。

でもここに一服のお茶が介在しなければこういう場はなりたつだろうか?おそらく否。
茶があるから人が来る、人が来るから茶がなりたつ。



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言葉足らずだが、そういう気持ちで茶は人だと、答えた。

またいずれ違う答をみつけるかもしれない。





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TMさん御自作の茶碗で一服お茶をいただきひっくりかえしてみれば、高台の魚にとぼけた顔で「ほっほっほ」と笑われた。



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そういえば鴨茶(鴨川べりでゲリラ的にお茶をふるまう)の元祖はF太郎君だったなあ、と数年前を思い出す。あの時はこんなにお茶でたくさんのご縁をいただくとは夢にも思わなかった。

あれからいろんな人が鴨川でときに鴨茶している。それが日常風景になればいい、とF太郎君は言う。

内向的(うるさいって!)な私にはまだちょっとハードルが高いが、いつかもっと年とってこわいもんがなくなったらしてみようか。




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鴨川のかわらにさく紅ツメクサは摘んで帰ってプリさんに供えた。




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