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2017-09

湿し灰作り2016 - 2016.08.03 Wed

今年も湿し灰作りのシーズンがやってきた。


P7290197.jpg



まずは炉の灰を洗うために水投入。

お茶をされない方の為に簡単に湿し灰を説明しておくと、炉の季節(11月〜4月)の炭手前で使う水分を含んだ灰で、これをまくことで水分蒸発→空気対流おこる→火がよく熾る、、、わけなのです。(流派による違いはあると思われる)



P7290200.jpg



その冬期のための湿し灰を作るには灰の水分がはやくとぶ土用のころがよい、といわれる。ちなみに昨年は時期を失してお盆過ぎに作ったところ、太陽の力強さが全然ちがって、なかなか乾かず、2〜3日に分けた作業になった。土用のころ、というのは根拠があるんだ。

なので今年は土用のカンカン照りの太陽の下で。


水投入後、まぜまぜしてしばらく放置すると沈殿するので上澄みや浮いたゴミを捨てること、私の場合3回。

作り方は諸家紛々で、これが正しい!というのは不明。みんなそれぞれ自分の経験則で自分の使用に耐える湿し灰をつくっているようで、初心者はちゃんとなんでもいいから成書をみてね。



P7290199.jpg




さて、湿し灰に欠かせぬのはこれ!
京番茶!

これを薬缶いっぱいにわかす。これで湿し灰にいい色がつく。何回もこれをくりかえすのがいい、という方も多いが、私は1回だけで十分派。



P7290201.jpg



京番茶投入!

口切り(11月頃)のころ夏に作った湿し灰も口切り、、というか初めて保存容器をあけると、この京番茶のかおりがするのだ。




P7290202.jpg



しばらくおいて、上澄みを捨て、茣蓙の上に灰を広げてある程度水分をとばす。



P7290203.jpg


乾かしすぎると白くなって湿し灰とはいえないし、足りないとべちょべちょで粘土みたいになってしまう。この作業にかかせないのが土用の太陽。やはり乾くのはやいわ。様子をみながらどこで切り上げるかみきわめ。



P7290107.jpg



ここだ!ってところで篩いにかける。




P7290109.jpg



でけた!まあまあのできかな。

使うときは直前もう一回篩った方がよいかも。

まだ暑い日は続くが、今から炉開きが待ち遠しい。




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