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2017-07

京の庭で楽しむ Demitasse x でみたす - 2016.09.27 Tue

銀閣寺参道前の白沙村荘〜橋本関雪記念館


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意外と観光客にはしられていない穴場だが、私には学生時代からのテリトリーなのだ。




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いくつかの茶室を擁し大文字を借景とした10000㎡の庭園・白沙村荘はみどころがいっぱいある。



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庭園には季節の花が咲き、いろんな種類の鳥もよってくるバードサンクチュアリ。




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体育館みたいなアトリエだった建物の前に投げいれられた花もこの庭でとれたものだろうな。



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その奥の方にある茶室倚翠亭(いすいてい)。ここが今日のイベントの舞台。
普段ははいれないが、一度ここでの茶会にいったことがある。でもこの季節こんなに蓮の葉がきれいだとはしらなかった。


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倚翠亭の小間に並べられたデミタスカップ、、、というのもけっこうシュールなけしきだなあ。

今日は世界中のデミタスカップを1500以上集めているというコレクター・村上和美さんの、コレクションから一つ選んでコーヒーをいただくという趣向。

この回一番乗りであったので、選び放題。



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選んだカップに添えられたカードを手にして、なんと躙り口から入席。




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おお〜、、、

この蓮の池に浮かぶが如き浮遊感のある茶室がいいね。

床には関雪の「帰帆」という画がかかる。コーヒーはこのように船に乗って海を越えてきた、、、から。




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そして珈琲点前?でコーヒーをいれてくれるのはイノダコーヒーさん。なんだか割烹の板さんみたいだが、いつもこの出で立ちでお店でもコーヒーをいれてはるのだそう。
入れるコーヒーはもちろんイノダの定番・アラビアの真珠。




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いよいよ選んだカップが。
私が選んだのはずばりジャポニズム。



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関雪記念館のレストラン・ノアノアさんのケーキとともに。




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5人のお客さまそれぞれちがうテイストのカップを選ばれる。
それぞれどういうポイントでそのカップを選んだか、思いを語る。

これらの所有者でもある村上さんのコレクションに纏わる楽しみとかご苦労とか、お聞きする。
いつもは1500以上のカップコレクションを床に並べて保管(?)しておられるそうで、いつでも実際にコーヒーをいれて使っておられるのだそうだ。



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ちなみに私が選んだジャポニズム。若干惜しい桜の蒔絵は英国のブラウンフィールドという会社のモノで、おそらく100年くらい前のものとか。

他のカップが空白恐怖症のように完膚無きまでに肌を模様で埋め尽くしているのに、ジャポニズムのこれはなんとか日本的空白の美を生かそうとしている。

聞けば英国にも桜の木はあるらしいが、この絵付けをした職人はたぶん古伊万里とか浮世絵とかの桜の絵を見て模写したのではなかろうか。微妙に桜で微妙に桜ではない。



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逆さまだがBrownfield & Sonの文字が裏に見える。

なんでも器をひっくり返して見る、というのは茶人のクセだわ。




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お隣の方が選ばれたhigh-handleのカップ、持ち手の中に鳥の首。芸がこまかい。




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ハイハンドルって持ちにくそうだけれど、マダムのきれいにネイルされた指でつまむとなんてエレガント!




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倚翠亭の美しい眺めを見ながらのコーヒータイムはまさに優雅な優雅なひとときであった。
(ジャポニズムのカップを手に夢心地で蓮の池の上を浮遊するワタクシの心、、、なんつって)



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茶席を辞したあと、広い白沙村荘の庭も楽しみながら、、、、



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その1500以上の村上さんのデミタスコレクションが見られるという新しくできたばかりの関雪記念館へ。



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展示室へ入るなり、、、うわあああ、、、

もう圧巻であった。



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ひとつひとつじっくりみたいが、これほどあると時間が足りない。

しかもお気に入りナンバー1〜3までを選んでアンケートに答えて、といわれて、、、
一体どれを選べばいいのか、さっぱりわからん。

見る順番でも目移りしすぎ。



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とはいいつつも、シルバーとライトブルーの色がとても綺麗だったこちらを私的ナンバー1に。

もちろん他にもナンバー1にしたいカップはたくさんあったんですよ。




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コレクションは主に英国、フランスのものが多い。形もハンドルの形態も実にさまざま。こんなにヴァリエーションのあるものだとは思わなかった。

デミタスではないが、ひところヨーロッパのカップをささやかに集めていたことがあったが、抹茶道具ほど惹かれなくてやめてしまった。でもこんなに面白く美しいカップがあるなら見直してもいいかな。(いやいや財政的に破綻をきたす、、、(^_^; どちらかにせねば)




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明治の頃には、日本のメーカーが、日本の茶碗にそのまま取っ手をつけたようなカップも輸出していたそうだ。古伊万里や薩摩焼系のカップも多くある。



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このフォルムと色がまたいいねえ、、、、




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ふと展示室で目をあげるとそこには大文字が正面。

なんて美しい時間を楽しめたのかしら、、、、




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