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2017-08

宇治茶まつり2016 - 2016.10.05 Wed

茶の種を日本に持ち帰った栄西禅師、その種を拝領し栂尾高山寺に植えた明恵上人、茶聖・千利休の3人の茶祖、茶業にたずさわってきた先達の霊を祀り、宇治茶の振興を図るために毎年10月第一日曜日におこなわれる宇治茶まつり。




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今日も宇治川は流れが速い。
ちんたら流れる鴨川を毎日見てるから、この早さは少し恐いわ。しかも先日まで大雨だったので増水気味。


宇治橋のむこ〜の方に三ノ間が、、、、見えないか(。-_-。)



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宇治橋東詰の通圓さん(平安末期からの長い歴史あり)の前には早くもお水くみ上げのご一行が。

そう、秀吉が名水として茶会のための水をくみあげたという宇治橋三ノ間(西詰めから三間目)からの水を古式にのっとって汲み上げる儀式が朝9時からあるのですよ。




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斎竹も立って準備万端の様子。下においてある桶が汲み上げ用だな。

洛中の行事ならぎりぎりの時間にいったら、もう人だかりでなんにも見えないところだが、さすが宇治はのんびりしている、ぎりぎりでもすいすい前までいけました。




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あ、ご一行が橋をわたってきはった。



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名水をくみ分ける青竹の筒。



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滑車のついた棒の先に桶をむすんだ綱をたらしてお汲み上げ。




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なにせこの早い水流の宇治川、かなり抵抗があると思われ、力仕事ですが見事にこなさはりました。




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汲んだ水は青竹に分け入れて、行列は西へ。

ぐるっと川を回って東岸の禅寺・興聖寺へ運ばれる。この水が三茶祖に捧げる献茶の水になるのだ。


では興聖寺へ先回りしましょう。
お茶席もあることだし。




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宇治橋からの眺め。左手の赤い朝霧橋のさらに向こうに興聖寺はあります。






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宇治川べりを離れてちょっと長い坂を上る。
興聖寺は禅宗修行(曹洞宗)の実践的なお寺なので、修行中の若いお坊様がたくさんいてはる。

NHKの「京都人のひそかな愉しみ」にもちらっとでてきてちょっと有名になった。




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異国風の山門。

1年ほど前に来たとき、入り口でお坊さんに「ここは観光寺院ではないので、拝観してがっかりされるかもしれません。」なんて言われたなあ(^_^;



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なかなか大きなお寺なのに修行僧の作務(お掃除)がいきとどいているのがいいわ。




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境内はなんとなく木造小学校を思い出させる。



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ほどなくして先ほど汲みあげられた三ノ間の名水が三茶祖に献じられます。




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このあと茶壺の口切りの儀が通圓さんの若(?)によって行われたのですが、人がいっぱいで全然見えませんでした。
今年担当の裏千家の業躰先生による御献茶もあったらしいのですが、あまりに見えないのでcurry にthrough(?)


境内の広間の茶席にてお薄一服ちょうだいしました。
軸が淡々斎の「清風万里秋」
あ、これ、この前使った同じく淡々斎の「秋空(昨夜)一聲雁」の対句。表装も同じなので、兄弟軸だったかも〜。




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その後門前で茶筅供養も行われたようです。
茶筅って意外と捨てがたいのよね。なにかに使えそうな気がして。




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宇治川沿いに少し駅の方にもどると福寿園宇治茶工房がある。ここの二階にはとてもいいお茶室があって、そこで副席がもうけられている。





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ここでは毎月朝日焼(遠州六窯の一)の朝日窯の月釜があって、やはり1年ほど前におじゃました。その時先代の豊斎さんのお姿もお見かけしたのだが、今年はもう亡くなっていらっしゃらない。お元気そうにみえたのに。合掌。



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福寿園の茶室は小間(中村昌生先生設計)の他襖をとっぱらうと八畳になる四畳半のいいお茶室がある。こちらでも一服。偶然にもここも淡々斎の軸でしたね。



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そこから少しゆけば世界遺産・宇治上神社。



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一番奥にまします本殿は、なんと平安時代後期の造営で、神社建築としては現存最古とされている。




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宇治上神社といえば、私はまず宇治の六名水の一、桐原水を思い出す。
この閼伽井屋の中に今もこんこんとわく透明な地下水。



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ここの拝殿で宇治茶まつり協賛の立礼席があったので、そちらにも入って見た。



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こんな感じ。
なんだか結婚式に参列しているような感じだわ。めったに入れない拝殿にて一服。これも楽しかった。




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こちらの社務所で点心もいただく。これ全部で2500円(+700円:宇治上神社)とは!太っ腹!

ほかにもお茶のみコンクールとかスタンプラリーとかファミリー向けのイベントもたくさんあったようです。



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この日は宇治川をイメージして青海波の洋服で。
10月のくせに、なにせ暑くて暑くて、さすがに着物姿の方は一握りでしたね。



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最後は京阪宇治駅前の通圓さんとこで抹茶ソフトクリームで締め!




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● COMMENT ●

しぇるさん、こんにちは

>茶の種を日本に持ち帰った栄西禅師、その種を拝領し栂尾高山寺に植えた明恵上人、茶聖・千利休の3人の茶祖

この辺りの事は、知っていましたが

宇治の儀式

不勉強で、全く知りませんでした^^;

>この日は宇治川をイメージして青海波の洋服で

この御姿は、ちょっと見てみたかったなぁ~^^

高兄様

献茶があるのでお茶の先生から券がまわってくるのです。お茶やってないとあまり情報回って来ないでしょうね、宇治市民以外(^-^;
でもなかなか見所をおさたえたいい企画だと思うわ。
青海波はあとづけ(^-^;、今年も鵜飼に来られなかったのが残念な宇治です。

しえるさま こんばんは。
宇治茶祭り、行きました。対岸の石段になっているあたりに座っておりました。欄干で隠れて写っておりませんでした(残念)
ずいぶん暑かったですが、楽しませてもらいました。記事でゆっくり復習総仕上げします。

ひこうきぐも様

おひさしぶりです。
そうでしたか〜!あのあたり、、、特等席にいらっしゃったんですね。
お茶席にも行かれたのでしょうか。どこかでご同席してたかもしれませんね。
宇治はコンパクトに楽しいところがぎゅっとつまっているので楽しいところですね〜♪


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