秋の奈良散歩2016 - 2016.11.02 Wed
正倉院展で奈良に来たからには、大好きな奈良のお散歩を。

ならまちをとおりぬけて、

こんな古いお家を楽しみながら歩く。
ならまちはどこにどんな町家があるか、特徴的なのはだいたい覚えている。それでも最近たくさんの店ができてきて、ちょっと変容しつつあるなあ、、ならまち。

かつてはならまちのほとんどをその境内として占めていた元興寺。
実は正倉院展にかこつけて毎年10月28日にここの茶室・泰楽軒でおこなわれる川崎幽玄顕彰会に参席したかったのだが、気がついたら申し込み期間とうに過ぎて、、、、

現地に行ったらなんとかなるかな、と思ったけれど、まああかんわなあ(^◇^;)
さびし〜っ!
というので、これは私の心象風景(?)

ちなみに川崎幽玄さんは大和指物師で2000年になくなった方。この茶室泰楽軒は元興寺の古材と幽玄の指物でできているそうで、普段は非公開、見たかったんだけれどな。

これは昨年いったときの茶室外観。

まあ、元興寺は好きなお寺だから、それなりに楽しめる。
右半分の色がまちまちの瓦は飛鳥時代のもの、国宝ですよ。

ここは萩もきれいなのだが、いつも来ようと思いつつ萩の季節をすぎてしまう。一枝二枝、まだ残花があったけれど。

秋明菊はまだまださかり。茶会でもなければ、ここはいつも観光客も少なく静かないいお寺です。

お茶が飲めなかったのが残念だったので、この茶会のお菓子を担当してはる元興寺近くの樫舎(かしや)さんへ。薬師寺と縁の深いお店で、ならまちに移転してこられたのは10年くらい前かな、今ではすっかり前からここにあったようなたたずまい。(薬師寺へいかれたら是非「白鳳の飛天」という葛菓子をおもとめください。樫舎さん謹製だけれど薬師寺でしか買えません。)

お茶会にだしたのはこの葛の栗蒸羹の表面を焼いた物だそうで、まあほぼ同じ味を味わえたことで満足しよう。

樫舎さんの茶房は二階の屋根裏になっているのですが、そこに行くまでに昇る階段箪笥は薬師寺・高田好胤老師愛用のものだったそうで、足で踏むのがはばかられる。

その足で正倉院展へ行き、そのあと向かったのは高畑あたり。東大寺の南東方向。志賀直哉旧居なんかがあるあたりね。
そこをずんずんさらに東へ行きます。
このあたりは観光客はほとんどみかけない、静かなそして良い感じの古い家並みがきれいなたたずまい。

春日大社の社家もこんなところに。

そして古民家まるまる使ったギャラリー&ショップの空櫁さんへ久しぶりに。

ここで扱う物はほっこり系の雑貨やクラフト。でもなにより古民家の中のたたずまいや、少し小高い庭から見せる景色を楽しむのがよい。この時客は私一人だったので、ハーブティーもだしていただいて少しお話しできて、ゆっくりできた。
好日居さんつながりもあって、どことなく雰囲気の似ている場所、だから萌え(?)るのかな。

高畑の交差点には新しいケーキ屋さんができていた。
空気ケーキさん。空気のように軽いスポンジってことかな。ずっと前からあるお気に入りのあーとさろん宮崎さんの近く、このあたりもどんどん新しい店が増えてきた。

カフェの窓からは店の前にいっぱい並べられた植木鉢の植栽でにぎやか。

こんなケーキをいただいた。(^-^)

近鉄奈良駅付近にもどって、夏に発掘かき氷(かき氷をスコップ型のスプーンで掘って勾玉ゼリーを発掘するという、、、)をたべたことのまあかりさんへ寄る。ここはフルコトさんとともに奈良大好き乙女たちが経営する奈良愛にあふれたカフェ+雑貨屋さん。

目的は来年の「奈良旅手帖」だよ。(奈良が好きすぎて奈良に移住した生駒あかりさん編集)
ちなみに右は正倉院展の図録。ただし英語版。普通の図録より小さくて場所とらないし安いのでいつもこれ。写真さえ見えればいいんだし〜♪

ならまちをとおりぬけて、

こんな古いお家を楽しみながら歩く。
ならまちはどこにどんな町家があるか、特徴的なのはだいたい覚えている。それでも最近たくさんの店ができてきて、ちょっと変容しつつあるなあ、、ならまち。

かつてはならまちのほとんどをその境内として占めていた元興寺。
実は正倉院展にかこつけて毎年10月28日にここの茶室・泰楽軒でおこなわれる川崎幽玄顕彰会に参席したかったのだが、気がついたら申し込み期間とうに過ぎて、、、、

現地に行ったらなんとかなるかな、と思ったけれど、まああかんわなあ(^◇^;)
さびし〜っ!
というので、これは私の心象風景(?)

ちなみに川崎幽玄さんは大和指物師で2000年になくなった方。この茶室泰楽軒は元興寺の古材と幽玄の指物でできているそうで、普段は非公開、見たかったんだけれどな。

これは昨年いったときの茶室外観。

まあ、元興寺は好きなお寺だから、それなりに楽しめる。
右半分の色がまちまちの瓦は飛鳥時代のもの、国宝ですよ。

ここは萩もきれいなのだが、いつも来ようと思いつつ萩の季節をすぎてしまう。一枝二枝、まだ残花があったけれど。

秋明菊はまだまださかり。茶会でもなければ、ここはいつも観光客も少なく静かないいお寺です。

お茶が飲めなかったのが残念だったので、この茶会のお菓子を担当してはる元興寺近くの樫舎(かしや)さんへ。薬師寺と縁の深いお店で、ならまちに移転してこられたのは10年くらい前かな、今ではすっかり前からここにあったようなたたずまい。(薬師寺へいかれたら是非「白鳳の飛天」という葛菓子をおもとめください。樫舎さん謹製だけれど薬師寺でしか買えません。)

お茶会にだしたのはこの葛の栗蒸羹の表面を焼いた物だそうで、まあほぼ同じ味を味わえたことで満足しよう。

樫舎さんの茶房は二階の屋根裏になっているのですが、そこに行くまでに昇る階段箪笥は薬師寺・高田好胤老師愛用のものだったそうで、足で踏むのがはばかられる。

その足で正倉院展へ行き、そのあと向かったのは高畑あたり。東大寺の南東方向。志賀直哉旧居なんかがあるあたりね。
そこをずんずんさらに東へ行きます。
このあたりは観光客はほとんどみかけない、静かなそして良い感じの古い家並みがきれいなたたずまい。

春日大社の社家もこんなところに。

そして古民家まるまる使ったギャラリー&ショップの空櫁さんへ久しぶりに。

ここで扱う物はほっこり系の雑貨やクラフト。でもなにより古民家の中のたたずまいや、少し小高い庭から見せる景色を楽しむのがよい。この時客は私一人だったので、ハーブティーもだしていただいて少しお話しできて、ゆっくりできた。
好日居さんつながりもあって、どことなく雰囲気の似ている場所、だから萌え(?)るのかな。

高畑の交差点には新しいケーキ屋さんができていた。
空気ケーキさん。空気のように軽いスポンジってことかな。ずっと前からあるお気に入りのあーとさろん宮崎さんの近く、このあたりもどんどん新しい店が増えてきた。

カフェの窓からは店の前にいっぱい並べられた植木鉢の植栽でにぎやか。

こんなケーキをいただいた。(^-^)

近鉄奈良駅付近にもどって、夏に発掘かき氷(かき氷をスコップ型のスプーンで掘って勾玉ゼリーを発掘するという、、、)をたべたことのまあかりさんへ寄る。ここはフルコトさんとともに奈良大好き乙女たちが経営する奈良愛にあふれたカフェ+雑貨屋さん。

目的は来年の「奈良旅手帖」だよ。(奈良が好きすぎて奈良に移住した生駒あかりさん編集)
ちなみに右は正倉院展の図録。ただし英語版。普通の図録より小さくて場所とらないし安いのでいつもこれ。写真さえ見えればいいんだし〜♪
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● COMMENT ●
narahimuro様
数年前までならまちは歩いていても他の観光客に会うこともなく、店舗もほとんどありませんでしたが、ほんまに変わっていきますね。いいのか、わるいのか、京都の有名観光地みたいにならないことを祈ります。
空き家もつぶれていないかいつも気になるお家もあります。なんとかまだ大丈夫みたいですけど、、
JR奈良駅の西側はほとんど知らない世界です。奈良100年会館なんてのもできましたね、そういえば(^_^;
空き家もつぶれていないかいつも気になるお家もあります。なんとかまだ大丈夫みたいですけど、、
JR奈良駅の西側はほとんど知らない世界です。奈良100年会館なんてのもできましたね、そういえば(^_^;
歴史探偵の気分になれるウェブ小説「北円堂の秘密」を知ってますか。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索すればヒットし、小一時間で読めます。その1からラストまで無料です。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレに最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。 夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない方が多いですね。岡潔が後半生を暮らした奈良が舞台の小説です。気が向いたらお読み下さいませ。
omachi様
ご紹介、ありがとうございます。
北円堂は一般公開があったときに行った記憶があります。無著さんの像があるところですよね。
またひさびさに行ってみたくなりました。
北円堂は一般公開があったときに行った記憶があります。無著さんの像があるところですよね。
またひさびさに行ってみたくなりました。
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奈良町散策いかがでしたか。
江戸時代末期から明治の半ばころまでは、この辺りが奈良の人口重心で
古くからの民家も未だ残っていますが、転出する住民も多く、空洞化が
進行中です。中には、空き家をバックパッカー宿に転用しているところや
元興寺の東側の道沿いにも、奈良女子大のセミナーハウスに改装された
町屋もあります。
大蔵流の宗家屋敷跡は公園になってしまいましたが・・
ところで、今のJR奈良駅から西側は昭和初期までは一面の水田でした。