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2017-10

晩秋栂尾高山寺 - 2016.12.11 Sun

了徳寺で周山街道の入り口まで来たからもう少し足を伸ばして久々に学生時代夏合宿してた高山寺にいってみようと思う。今年の青楓の頃、高雄神護寺まで行ったが、高山寺はスルーしてたしな。

調べてみたら前行ったのは5年も前になる。修復なった高山寺の茶室遺香庵初公開の時以来かもしれない。



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高山寺裏参道の入り口にある市営駐車場はピークの時だけ料金をとる。だから今はいくら停めても無料。しかし、、、だれもおらんな。おそらく紅葉のピーク時はすごかったと思われる。



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お向かいを流れる由良川のほとりで、さきほど食べ残した大根焚きのお斎を食べきって、さあ、裏参道から入山しよう。




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地面が赤い。おそらくもう少し前は赤の色も鮮やかだったと思われるが、枯れてきてしまってる。まあ、そりゃあ紅葉が最高に綺麗なときに訪れればいいのだけれど、あとで石水院の方にきいたら一日1000人が来られたと言うから、、、ちょっと人混みは、、、ねえ。




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昔はピーク時でも、高雄止まりで栂尾まで来る人はあまり多くなかったんだけれどなあ。昨今の京都の観光客の多さはえげつないことになっている。海外旅行先人気№1から6に転落したのも、そのせいだろうな。(なのにまだホテルを建てまくってる京都市って、、、、(-_-#) )



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とりあえず、必ず見る「日本最古の茶園」を見る。チャの花が咲いていた。

(チャの種を中国から持ち帰った栄西禅師が高山寺の明恵聖人にそれをあげたのが茶の栽培のはじまりとされている。本当はもっと以前から茶は日本で栽培されてたらしいけど)



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さて、山上の金堂まで上ろう。



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学生時代の合宿施設であった懐かしい法鼓台。あそこで1週間たべた精進はとってもおいしかったな。



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開山堂は、、、、、はっと息をのむ赤い絨毯。



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でもこれは楓ではなくて針葉樹の落葉。これもまた美しいものだ。




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合宿中はこの山道を法鼓台から上の金堂まで坐禅をしに上った。まだあけやらぬ早朝や、灯りのない夜のこの道はなかなかスリリングで、今でも懐かしい想い出だ。




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ほどなく金堂の姿が見えてきた。表参道から上るとこれは正面にみえるが、裏から山伝いに行くのが風情ある。




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まわりをほんの少し彩る名残の紅葉。
ここまで訪れる人はこの季節少ない。というかほとんどいない、、、



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坐禅は金堂の中で。一坐と一坐の間におこなう経行(きんひん)は足のしびれをとったり気分転換したりできるのだが、この縁側をぐるぐる、ぐるぐる回るのがお約束だった。最初ゆっくり、だんだん早く、最後はほぼ小走りで。




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今でも、人が来ないにもかかわらず、この縁側はつるつるに磨かれている。
数十年前の私の足が、確かにここで経行していたと思うと、やっぱりこういう構図で写真を撮るのはお約束(^_^)b



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石水院へもどる途中、いまは非公開の遺香庵の露地。
ここはなかなかいい小間だったな。(




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さて国宝石水院。
明恵聖人が後鳥羽上皇より学問所として賜った場所。




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明恵聖人と言えば樹上坐禅像が有名だが、わたしは「あかあかや あかあかあかや あかあかや あかあかあかやあかあかや月」を思い出す。なんだかすなおに無邪気に美しい月を喜んでいるそんなお姿を想像する。



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そしてそして、、、どきどき。明恵聖人の愛した彼に会える。




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もうすっかり葉を落としてしまっているけれど、山の木をバックに立つかわいい彼は、、、




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善財君。

文殊菩薩のお勧めで53人の善知識を訪ね歩き、最後に普賢菩薩の所で悟りを開いた善財童子。
(この像は西村虚空という大正〜昭和初期の方が作られた一木造り)

この場所はもともと春日・住吉大社の遥拝所だったらしいが、私が若い頃からしっているのはこの善財君。一番好きな東京国博にある善財童子をちょっとちいさくかわいくした感じ。




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石水院の庭園。ここにもほんの名残の紅葉。



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他に人がいないのをよいことに、ここでずいぶんゆっくりした。



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ここから眺める山の稜線。そこを横切る雲の形の変化をぼ〜っと眺めるもまた楽し。




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お茶室で薄茶をよばれる。




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あ、これも懐かしい近藤濶(近藤悠三の息子さん)さんの茶碗だ。学生時代彼の工房へ茶碗ひねりにいったことがある。それも高山寺絡みのご縁だったなあ。ここの鳥獣戯画の湯飲みは濶さんのものだった。もう亡くなられて何年もたつ。息子さんの高弘さんはいまでは押しも押されぬ陶芸家になった。




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ゆっくりと懐かしい高山寺の景色、こうして五年ぶりながら尋ねられるのはうれしいことだなあ、、と思いつつここを辞した。




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