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2017-10

粉もん茶事〜楽々荘 - 2016.12.18 Sun

一昨年、ご亭主の55歳の賀の茶事、Go!Go!中途半白茶事では、あまりのお道具に圧倒され、昨年の56歳の賀、根來ごろごろ利休にたずねなくていい茶事でその数寄者ぶりに圧倒された、亀岡楽々荘ご主人の、57歳はそれにかけて粉もんやな、とごろごろの時から言っておられたのですが、とうとう今年、やっぱり粉もん茶事でした〜♪




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20日以上かけてお茶のご友人をお招きなさる、100人こえるんじゃなかろか。その末席に参席できたこの上ないうれしさ。しかしながらそれゆえここに内容をばらすわけにはいかないのです(^◇^;) ナイショ、ナイショ。

だいたい私より前に参席された方がいろいろアップされているので、これは見ちゃいかん、見ちゃいかんとなるたけスルーする努力を。




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当日はあいにくの雨、、、、と思いましたが、なんのなんの、雨の茶事ゆえの美しさと楽しさが待っておりました。




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そう、雨笠。急遽ご用意いただいたようです。
(あ、タライラマ氏のブルーのプラタライもすてきだったですよ^_^;)



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なにより散り紅葉のしっとり雨に濡れた美しさは、雨でよかった、、、と思わずにはいられません。



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ご準備いただいた露地下駄もよい景色。

待合の軸はこれはこれしかないと思われる、ご亭主を数寄の修羅道(?)に導いた益田鈍翁の「茶狂」。
(ご亭主は茶狂会という月釜もされている)いやまさに、茶の道にここまで鬼気迫って精進されている方を私は他にしらない。



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ご亭主の迎え付け。どんな粉もんになるのか期待がふくれあがります。



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笠で席入り。笠の使い方はほぼマスターしたぞ。


炭出前は小間の其中庵にて。またまた炭道具一式、なんと釜敷(最高〜♪)にいたるまで数寄の道具のオンパレードに最初から感涙を(心の中で)流すのでありました。その中には、海外のお土産物としてもとめられたものなどがあったりして、これがまたスパイスになって良い味出していました。

花の白玉椿に添えられた蝋梅の蕾がかわいらしく、梅に先駆けて咲くあの蝋梅の芳香が脳裡によみがえったよう。




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広間での懐石は、今年も富山の万惣さん。(今年懐石協会をたちあげはりました)この方の研究熱心さと茶を主ととらえた一歩控えた懐石がすばらしいのです。この懐石の中にいくつかの「粉もん」キーワードがかくれていました。(言えないけど、、、(^◇^;) )ああ、あの焼物の器の迫力!(言えないけど、、、)

石杯はまさんど窯こと、サラリーマン陶芸家、平金さんの井戸のミニチュア版のぐいのみをチョイス。お酒(大阪の秋鹿、めちゃうまし!)


八寸が、、、千鳥が、、、、どういう発端だったのかはさだかでないものの、なぜか懐かしの洋の東西ロック大会になったのは最高に楽しかった。千鳥の時にご亭主にもとめられると普通お謡を披露することが多いし、しかも能楽師のお家の方がいらしたのにも関わらず(!)
そりゃ、私はやっぱりQueen でしょ!でも酔っ払いすぎて「Killer Queen」の歌詞が最後まで歌えなかったのは悔しい。ジャズとか、ちょっと年代が違ってしらない歌も、あとご亭主のEXILEまでもとびだし、大笑いの千鳥とはなりました。(他日サザエさんの替え歌で終わった会もあったそうです)



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粉もんにちなむ主菓子をいただいて、中立、後座のころにはすっかり暗くなっていました。

再び小間に帰り、燈火のもと、静かに練られる濃茶。
外は夜の雨の音、小間には釜の煮える音、茶筅の音、、、お茶はほんとうに五感の楽しみ、短い時間ながらそれはとても幸福なひとときでした。

ああ、あの濃茶の茶碗ときたら!絶妙のサイズで床におさまるあの軸ときたら!


美術館、博物館級のお道具をもつことは普通の人にはできることではありません。しかし、いくら財産があっても、茶をやらない人にはただの土くれみたいなものにそこまでつぎ込む、というあたり並々ならぬご亭主の覚悟を感じます。(「命かけてる」というのが言葉のあやでなく)



かわって薄茶はなごやかに。
干菓子がまたクスッと笑える御趣向で、これもおおいに受けておりました。


ありがたいことに御連客はほとんど知り合い、という楽しい客組で(ご亭主に感謝)、千鳥も楽しかったし、待合での時間も楽しくおしゃべりがはずみました。ほんに心に残る一座建立、ご亭主のみならず皆様に感謝です。



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鍵コメ様

そのあたりのいきさつ、ちょっとお聞きしたいですね。
なにしろこの日の軸も某道具屋さんとこの本に載っていたものでした。


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