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2017-08

嵐山新緑〜星のや京都・前編 - 2013.04.21 Sun

小雨まじりの夕刻、嵐山の渡月橋をわたり渡月小橋のたもとにその船着き場はありました。

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星野リゾートが展開するお宿星のや・京都へ、10分間の舟の旅です。

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遅めの時間だったので舟は貸しきり。日没後の送迎は車なんだとか。最初舟で送迎なんてそこを売りにしているのかな、と思っていましたが、実際遊歩道を利用する陸路はかなり危ない、、、というか離合できない狭い道で、雨の日はスリップも心配。だから舟の送迎は必然なのですね。

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しかも、ここは嵐山。この大堰川の景色を楽しむにはやはり舟にのらなくてはもったいない。
桜の時期は終わって、今はこのしたたる新緑の季節。美しいです。

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あ、見えてきました。星のやリゾート。桟橋に傘を持ったスタッフさんがお出迎えにきてくれています。

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この地はかの角倉了以の邸宅のあった場所。そしてかつて100年以上の歴史を持つ老舗旅館・嵐峡館であった建物。

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跡継ぎがなくて廃館となったこの建物を買い取って、あらたなリゾートをつくりあげる、と計画した星野リゾート。当時は「よそさん」のお手並み拝見と思っていた京都人も多かったでしょうね。

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水の庭。

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京都を活躍の場とする建築家、造園家・庭師、インテリアデザイナー、京都の伝統的物づくりの職人たちの力を借りて、古い建物を徹底的にリノベーションし、あたらしいコンセプトのリゾートに。
この日は週末ともあってほぼ満室。関東や大阪や海外からもお客さんがおいでのようです。

それなりの値段なので年配の客が多いと思いきや、客層、案外若いのに驚きました。(そういえばスタッフもみなさん若者ばかり)これはイベントなどのコンテンツによるものでしょうか。


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大堰川にそって立ち並ぶ建物はそれぞれちがった作り、内装の客室になっています。緑の小径をいくのはとても気持ちいいなあ。

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奥の庭は焼瓦を埋め込んだ枯山水をモダンに解釈した庭に。(翌朝はここで希望者にヨガを教えてはりました。川の水音を聞きながらのヨガも気持ちよさそうだ)

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こちらはその奥の庭に面した一番奥の客室。

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われわれの客室はこの階段を登って、、、

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二階建てのメゾネット形式。

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二階のリビングはこんな感じ。

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リバービューのうえに、なんと川向こうの正面にはトロッコ電車の線路が走っているんです。

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窓のすぐそばには桜の木、少し早ければさらに絶景だったにちがいありません。下に見えている白い花を咲かせているのは利休梅。

そうですねえ。内装や室礼、雰囲気は俵屋さん、炭屋さんなんかの老舗の方が数段上だと思います。でも、この天下の絶景、嵐山の前にはひれ伏すしかありません。京都中の宿屋の中で、最高のロケーションなのではないでしょうか。

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こちらは部屋に用意された部屋着で、このまま室外に出て散策するのも可。おしゃれで着心地もいいですよ。

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さらに肌寒い日用の綿入り半纏はなんと紬で、着心地最高。

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お風呂はヒバの浴槽でお湯をいれると仄かな芳香が。

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その上、レモン風呂にしてもいいのよ〜♪

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石鹸置がまた竹細工。これはショップで売っていましたが、案外の良いお値段。でもおされだわ。

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ウエルカムドルチェは「清流」もしくは「青楓」とでも銘をつけたいような透明な和菓子。

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この茶櫃がまたスタイリッシュ!

しかし!

TVがない〜!!私はテレビっ子なのに( ̄Д ̄;)

でも、そういう外界の猥雑なことをもちこまないのがコンセプト、なのでそれは納得。(スマホは手放せなかったが、、)

さて、夕飯は別棟のダイニングでいただきます。

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水の庭もすっかり暗くなりました。けっこうな雨降りでしたが、それだからこそ石畳、緑が美しく、山の香りもはっきりして、夜の雨もわるくありません。

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ウェイティングルームでもあるライブラリーラウンジでは、仏具(おりんなど)をアレンジした不思議な楽器をスタッフさんが奏でていました。

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ここはどこに座っても居心地が良い。

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コーヒー、紅茶、シャンパンなどもいただけて、本の閲覧も自由。

食事は懐石、名シェフの芸術品をいくつか。

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春爛漫の肴核。はなやかで見た目も楽しい。

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鰆のたたきと筍。ソースはなんとほろ苦ノビル。

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春貝は自分で炭焼きしていただく。

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メインディッシュはヒレ肉のステーキとペコロス、春野菜。懐石ながらお肉がとても美味ヽ(*^^*)ノ

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おささも二種類いただきました。この錫の酒筒、よいですね〜。お料理の器も現代作家さんのもので、なかなかよかったですよ。

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すっかりお腹も気持ちも満足したあと、自分の客室へひきあげる道すがら、ほかの客室の灯りがとても美しい。

さて、TVもないことですし(^_^;今夜は早く寝ることにいたしましょう。
次回は翌朝の嵐山散策編で、、、、




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● COMMENT ●

私は嵐峡館の時代に行きました。とにかく猿に注意と言われたのを覚えています。
実際翌朝洗面台でお化粧していたら真ん前の窓に一匹貼りついてこちらを見ていたので「もういやー、ばかっ」と即カーテンを閉めました。
これがカラスや蛇なら怖いだけですが、猿の中に人間と共通するものを感じたんですね。
今は対岸の亀山公園の山にも“猿に注意”の立札があります。
さて後編に猿は出てくるか。

京都にもこんな素晴らしい宿があるなんてーーー。
お名前は知っていたものの素晴らしいですね。

星のやは雑誌でよく見ていて素敵だなあと思っていました。
伺う機会がないので このようにリーポートしていただくと嬉しいです。
古美術の梶先生と星のやと華道家の笹岡隆甫さんとコラボで何かされると聞いていましたが もう終わったのかしら?
素敵ですねえ。ふ〜!
センスがいいです。器も お茶を入れた引き出しなんて 頭を柔らかくして 

日常の忙しさから 離れて ほっこりされたことでしょう。

星野さんの再建の考え方はその場に合う形でということなので、京都はどうなるのか心配でした。リゾートは得意でしょうが。
私が行った頃は京都らしさを性急に取込もうとして、何だか未消化って感じでした。でもしぇるさまの報告を拝見すると、スタッフもかなり慣れてきたのでしょうか。
舟の送迎はちょっとした舟遊び気分になれて楽しいですね。古来から天皇の行幸があり文人墨客が花を愛でた地ですものね。
サルといえば軽井沢の星のやにも数年前に行きましたが、大群が走ってました。もっとも、うちにもサルもタヌキもでますけど。

こんにちわ。
いつも拝読させていただいております。

憧れの星のやさん。懸賞でなんとかしようとしていたのですが(笑)、今回泊りたい気持ちがヒートアップv-42しました。
ウエスティン都ホテルの離れに泊まったときに、お風呂でヤモリと軽く戯れましたが
猿と遭遇したらどういうリアクションになるのか自分で楽しみです。

いつもながら、こちらへ来ると、別世界の人間になったような気がします♪
庶民の生活とは程遠い、すごーく素敵な空間で、美味しい物をたくさん食べて、きれいな空気をいっぱい吸って、また明日からの英気を培うのですね(^'^)
ほんの一時、夢の世界に身を置けました。ありがとうございます。
ところで、この日はお泊りだったのですか?

石段がいい雰囲気ですねぇ、とても泊ることはできないけど歩いてみたいです。

Mariko Ishii 様

残念ながら後編にも猿はでてきません。(^◇^;)
近くに岩田山モンキーパークってあるんですね。でも「猿注意」の看板には気づかなかったなあ。
いや、猿に窓にへばりつかれたらコワイです。ほんと。

しかし、嵐峡館のころからご存じとは、 Ishii 様の活動エリアの広さに今更ながら舌をまいております( ̄▽ ̄;)!!

凡蔵母さん様

根っからの京都人ならわざわざこんなとこ行かないでしょ?
ターゲットはやはりよそさんですよ。
私は8割以上よそさんなんで、、、、r(^ω^*)

ひいらぎ様

京都の伝統工芸に携わる人たちをよんでのワークショップなど、よく企画されているようです。
梶先生とイケメン笹岡さんのコラボもなんだか楽しそうですね。
でもここの宿の一番のごちそうは嵐山の「絶景」です〜(⌒-⌒)b

そらいろつばめ様

外国人が抱く日本のイメージの如く、よそさん(特に関東の人)が抱く京都のイメージ作りには成功していると思います。ただスタッフが全員若い方ばかり、というのがちょっと違和感ありました。器や室礼についての知識を蓄積するにはもう少し年齢を重ねないといけないところがありますから。でも若さゆえの懸命さは好感が持てます。
でも、この景色、たたずまいの中に身をおくと、贅沢をいうことはなにもありません。

かぶちゃん様

懸賞ですか?(私くじ運はありません)う〜む、、、
まあ、星のやは当分逃げないと思うので、ごゆっくり行きたい気持ちを成熟発酵させてくださいませ。
残念ながら宿で猿に遭遇する可能性はちょっと低いかも。
しかし、嵐山ってやっぱりみなさん、猿、、、なんですね(〃 ̄∇ ̄)ノ??

こまち様

庶民だからこそご褒美にこういうとこへたま〜に行くのですよ。
今回はご褒美ではなくて父への親孝行でしたが。
二人で泊まりました。母はここまで行く自信がないと、前日ドタキャンしたのでけっこうたいへんでした(-.-;)y
おかげさまで英気をやしなって、頑張って仕事しよう、、、ってもうすぐGWだったわ(・・。)ゞ

しん様

星のやの石段は嵐峡館時代からのもののようです。遅めの八重桜の花びらが点々と散り落ちていて、とても良い感じでした。

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