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2017-10

菓子につどう〜和菓子店 青洋〜5周年記念 - 2017.02.08 Wed

紫野にある和菓子店青洋さんが五周年の記念の茶会と展覧会をひらかれた。



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青洋さんは青木洋子さんがひとりできりもりする和菓子のお店だ。月に2〜3日しか開店しないので、また開店日にいっても人気ですぐ売り切れてしまうので、やや遠方に住む、私にはなかなかハードルが高いのだが、、、、

それでも手に入れることができたら、とってもうれしくなるような、ほほえみたくなるようなお菓子なのである。



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ちなみに昨年秋、新旧乙女茶会の時には、抹茶席、煎茶席ともに青洋さんにお願いした。

これは抹茶席の「長安一片月」、中に西域の砂漠の黄砂をおもわせる仕掛けがあったり手間の掛かったお菓子だった。




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煎茶席の「稔」
炒った米をまぶしていただく。

いずれも50組、お一人で作られるのはさぞ大変だったろうなと思ったのだが、、、、




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な、な、なんと!!

この記念の会「菓子につどう」では、二日間で24席、24種のお菓子を会場のバックヤードで直前に手作り、という超ハードなこころみに挑戦されたのだ。


会場もウェスティン都ホテル(蹴上・ほん近くよ)の7階とはとても思えぬ屋上庭園佳水園の中の可楽庵。



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朝7時から夜22時の席まで、煎茶席と抹茶席交互で。

早朝から夜遅くまで、席は陽の移ろいとともにきっと姿を刻々とかえただろうと思うと、1席(夜の煎茶席)しか入れないのがとても残念だが、青山さんの体力気力はすばらしい。




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待合では、今までの青洋の主菓子、干菓子の実物や写真の展示があるので、席が始まるまで見て楽しむ。



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青洋さんのお菓子は、FBでいつもチェックしているのだが、とってもリリカル。色もパステルが多く、造型も繊細、とにかくかわいらしいのだ。なかでも伝統的な京和菓子ではほとんど使われることのない、混じりけのない水色がとても印象的。(この前の汝窯の雨過天青ブルーを思い出したわ)

実際に食したのはほんの数種類だが、外見だけでなく、素材や,味、テクスチュアにもとてもこだわりがある。




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抹茶席のテーマは12ヶ月、それも亭主のF太郎君の1年間。1月にはこんなことがあった、こんなことが印象的だった、という日記風の文章をテーマにしたもの。(抹茶席はいきそびれ残念)

煎茶席のテーマは「水」。
流れたり、凍ったり、しみたり、、、をテーマにそれぞれ違った趣向で。



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煎茶席の亭主はF子ちゃん、いっしょに茶会をしたり毎月の十五夜の鴨茶(鴨川で月を見ながら野点)におじゃましたりしたが、この春から新たな出発をされるので、お茶を人前でいれるのはこれが当分最後なのだそうだ。
新たな出発を祝す。

私の入った煎茶席のテーマは「水が潤し花開く」

小さい灯りだけの、お互いの顔も見えないくらいの薄明の中で、玉露をいただく。暗いと人は無口になる。静かな中、柔らかな雨の音と、F子ちゃんのしずかな心地良い語りを楽しむ。青洋さんとの出会いから、この会の立ち上げから今日までのこととか。若くて心が柔らかいってとてもうらやましい。

花がテーマなので、お盆に置かれた種々の花を、お菓子を受け取る予定の皿に各自アレンジする。私はコデマリ、ネコヤナギ、アオモジ、小さな桜をのせた。




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そしてお茶を二煎いただいたあと、青山さんがバックヤードで作ったばかりの和菓子を持ってきてくださる。
花で飾った皿に入れる。

暗いので、色はわからないが白くて丸い求肥のような。視覚が使えない分、嗅覚・味覚を研ぎ澄まして味わうお菓子はほんのり華やかな花の蜜の味がした。

求肥でつつまれた中の錦玉に蜂蜜を埋め込む、という手間の掛かったお菓子だった。そのあとさらにいただく一煎は限りなく甘露。


舌も心も満たされた夜は更けゆく。


5年は一区切りとはいえ、まだまだ通過点、青洋さんのこれからのますますの発展を祈ります。

早朝からほぼ深夜まで、両席のご亭主もご苦労様でした。



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● COMMENT ●

お早うございます!和菓子!!素敵ですね!!和菓子はもうお菓子と言うより芸術品ですね!!洋菓子の様にただ綺麗と言うだけでなく、日本の四季や行事などが織りこまれ食べるのがもったいないみたいですね!!こんなお菓子を見ると日本人で良かった!!とつくづく思います!!京都はやはり素敵な街ですね!!

みゅうぽっぽ様

伝統的な和菓子の店もたくさんありますし、最近は青洋さんみたいに独立して独特の和菓子をつくっておられる女性職人も多いです。どちらもすてがたく、おまけに京都ではそれにおまんやさん(日常使いのお饅頭や餅菓子を主に)まであるので、どれを選ぶか、うれしい悲鳴どすぅ〜〜♪
(和菓子に関する限り、京都は日本、いや世界一だと思います。全然自分の手柄ちゃうけど)


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