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2017-07

卯花月雑記〜2013 - 2013.04.28 Sun

<その1> 含翠会月釜

東山今熊野なる御寺・泉涌寺の塔頭、来迎院。

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ここには赤穂浪士・大石内藏助が名水のわくのを喜び建立した茶室含翠軒があります。なので討ち入りの12月14日にちなんで、毎月14日には月釜が懸けられるのです。(12月には大石内藏助茶会がひらかれるもよう)

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ここで赤穂浪士達が密談もしたらしい。

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まさに含翠の名に恥じることなきしたたる翠。
含翠軒はどうやら小間らしいのですが、間取りがわからない。月釜は残念ながらそこではなく、書院にて。

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ここは待合です。百人一首を一枚一枚に書いた色紙が襖にちらされ優美な雰囲気です。この待合には蓮月さんの軸がかかっていたのですが、どうしても読めない。最後に「さくら」の文字だけが読めただけ。あとで亭主さんにお聞きすると、
「墨蹟や歌などは、読めなくてもじ〜っと対峙してください。その意味が心に響いてくるはずです。」
と、おっしゃったのが印象にのこります。まあ、でもやっぱり、不肖・わたくし、わからなかったんですけどね(^_^;
どうやら嵯峨野の野宮神社の鳥居に飾られた紙垂(しで)が桜の花のように見えた、、、という歌らしいです。

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社中さんの手作りだという花筏の干菓子がかわゆかったです。=*^-^*=♪


<その2> 信三郎帆布店

東大路、知恩院さんを少し上がったところにご存じ、信三郎帆布のお店があります。

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お家騒動でごたごたがありましたが、「一澤帆布」から「信三郎帆布」もしくは「一澤信三郎帆布」へ、タグの名前がかわったのにもなじんできた感じ。
店内は観光客やら地元の方やら、大勢がおいででにぎわっています。私は重くてちょっと大きい一眼レフをいれて都大路をかついで歩いても平気な、大きめな丈夫なバッグをもとめにこちらへ。

一澤のバッグもずいぶんおしゃれになりました。昔はほんとにそっけないくらい実用一点張りだったけれど。でもそれで人気が出るのは一重に実用に耐えるから。あれこれ選んで、一つ選んで購入。そんでもって帰りに入り口の引き手を見て、おもわずニヤリ( ̄∇ ̄)

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で、もとめた大きめのカバンはこちら。

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<その3> 奈良鹿愛護会

奈良も京都と同じくらい(時には以上)愛する私は、奈良の鹿愛護会の会員になって毎年ささやかながら会費をおさめております。いつもその御礼として鹿グッズを送ってくれるのですが、いままでだと鹿の角で作ったキーホルダーなんかだったのですが、今年は、、、、

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、、、、、、

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これ、ステッカーなんですけど、車にでも貼れってか?京都でこんなん貼ってたらなにか?と思われるとおもうなあ、、、( ̄▽ ̄;)

<その4> 宮川町

京の五花街のひとつ、美人度が高いといううわさの宮川町。こちらは春の京おどり。

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いつもフィナーレで歌われる「宮川町音頭」がしばらく頭の中をまわるのよ。

  ♪ 花は宮川 花は宮川 ヨ〜イヨイヨイ 京おどり〜

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華やかな舞台がひけたあとも、よその花街からきた芸妓さん、舞妓ちゃんが見られるのが心躍る。いや〜、ねえさんきれいやな〜。

で、その流れで宮川町の某割烹で食事してたら、、、

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きゃ〜!
ご飯食べ(ごひいきさんとお食事)の舞妓ちゃんが!
なんとうちらのとなりのカウンター席で、おぢさんと。おいしい御飯食べられてええな〜と思うかもしれないけれど、舞妓ちゃんはなにくれとなく気配りを忘れない。お水がなくなってたら追加をたのんだり、おぢさんが席をはずしたすきに、お膳の上を整えたり。やっぱりかわいいだけやない、接客のプロなんやわ、と感心しました。


<その5> 加賀・金花糖

加賀銘菓、伝統祝い菓子の金花糖をいただきました。

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なんだかわからないって?よ〜く見ると、これは招き猫なんです。
金沢の金花糖で有名なお菓子屋さん、越野製菓のもの。

摺り砂糖でできていて、中は空洞です。口にいれるとしゃりしゃりで、砂糖の塊なのにしつこくないんです。

加賀藩で、幕末〜明治時代から作られ始め、おめでたいお祝いの席に使われて来たそうです。特に女の子が生まれると、お雛さまと一緒にお嫁さんの実家から華やかな金花糖が贈られ、その子の健やかな成長を願ったとか。

作り方は、砂糖水を煮詰めて、鍋を火床から 降ろして棒で攪拌、白くなるまで回し、桜材の割り型の穴から流して、中を空洞にする為に、すぐに鍋に戻して固め、固まった物に食紅で色をつけてできあがり。

この見事な職人技を紹介した動画があります。こちら!


<その6> 野村美術館講演会〜型物香合・番付の世界

今季最初の野村の講演会。お題は先日まで展示されていた「茶人の遊び心〜型物香合と番付」について。
今年は野村美術館30周年記念だそうで、所蔵品のみならずよその美術館所蔵の品も借り出しての、香合だけの展示でした。(会期は終了)これだけそろうのは、もう当分ないであろう豪華な顔揃えでしたわねえ。

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香合という物の存在は正倉院御物の時代からあったそうですが、炭出前が確立された16世紀末〜17世紀になって初めて茶室にもちこまれる存在になったそうです。
型物香合は、それ以前の塗り物(漆器、蒔絵、堆朱など)にくらべて大量生産可能であり、江戸時代になって茶の湯が浸透してきた庶民階級が持ちやすいものだったので、爆発的に流行したそうです。
それを人気順か格順か、当時やはり流行した相撲になぞらえて、番付表にしたあたり、江戸時代のひとはすごくしゃれてますね。

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お題といい、デザインと言い、おもしろいを通り越して奇抜、奇天烈なものも多く、小さくてかわいいのでいくらでも欲しくなりそう。庶民にはコレクションしやすい茶道アイテムかもしれません。
私は東方、交趾シリーズより西方の染付のほうに軍配をあげたくなるんですけど、みなさまはいかがでしょう?



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● COMMENT ●

京都のをどりは昨年初めて京おどりを観、今年は都をどりを観ましたが、京おどりの方がより華やかだった印象が…。
初体験の感激と、席によったのかもしれません。
形物香合展は野村では図録が売り切れていて、愛知陶磁資料館から通販で購入しましたが、支払いが現金書留だけなので、無駄なお金がかかっちゃいました。とほ。

奈良鹿愛護会の会員になって頂き有難うございます。
私は、奈良市内で中学、高校と6年間を過ごしましたので、奈良の鹿達
には馴染んでいました。
この頃は、近郊の農作物を荒らすようで、駆除の声も出ているようですが、
公園内だけでも、保護して欲しものです。
 ところで、二枚目の舞妓さんは、駒屋のとし由さんですね。
直ぐ上の、舞妓さんが今月で引かれましたので、同屋形では筆頭舞妓さんになりました。

relax 様

会場のはなかやかさは都をどり、芸舞妓のべっぴん度は京おどり、演目のおもしろさは北野おどりかなあ。5月には鴨川おどり、行きます!秋に祗園おどりいったら一応五花街コンプリート。>^_^<

香合の図録はもうありません、と野村でいってました。さっさとゲットして正解でした。むふっ!

narahimuro様

きっとコメントいただけると思っていました。(笑)
それにしてもこんな小さい画像だけでよく舞妓ちゃんのお名前がわかるものだと感心いたしました!
舞妓ちゃんとご飯食べできる人ってどんな人なんでしょね。さすがにおばさんとご飯食べはしないよねえ。

鹿をとくに愛しているというわけではないのですが、大好きな奈良のシンボルとして、ささやかながら。

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

しぇる様へ
 舞妓さんの名前が違っていました。訂正します。失礼しました。
 「とし結(ゆい)」さんが正しく、現在、宮川町駒屋の長女舞妓さんで、
 下に6人の妹分の芸舞妓さんがいます。
 5月1日からは、鴨川おどりが始まります。
 これにも、来てください。
 国内で、絶滅、消滅寸前の花街文化を支えているのは、裕福な旦那さんだけでなく、
 一人、一人の平凡な市民の方の力も大切です。
 京都は、その点で恵まれています。
 

金花糖・・猫には・・(笑)でも、ちゃんと肉球あるんですね!
先月金沢に行ったとき、ひな祭り用にたくさん並んでました(金沢は旧暦でひな祭りをするそう)。
菓子職人さんもすごいですが、木型も前後あわせて作らなくてはならないので高い技術を要するそうです。全国でも木型職人さんは数名しかいないと伺いました。

鍵コメ様

ご丁寧にありがとうございます。
楽しい時をすごされたようでなによりです。
私も近いうちまた行きたいと思っています。

narahimuro様

わざわざありがとうございます。
京おどりのパンフで再確認いたしました。
鴨川おどりもすでにチケット購入済みです(^-^)
それでもお茶屋遊びでかかるお金ははんぱないので、ちょっとなあ、、と腰が引けます。
花街ですれちがうだけでも風情があってよいですけれどね。

しまこ様

金花糖、さまざまな種類、大きさがあって楽しいですね。
まあ、現代では美味しいお菓子がやまほどあるので、昔ほど砂糖のかたまりをありがたがる人は少ないでしょう。金沢で生き残った、というのはさすが加賀様のお膝元、という気がします。
そういえば和菓子の打ち物の木型も絶滅危惧種らしいです。

金花糖はこけしと猫があったので、しぇるさまには迷わず猫を選びました。
野村の香合の講演は中身がぎっしりでしたね。桐山さんはたくさん伝えたいのか、全然、間を取らずに話されるから聞く方も大変でしたが、香合が仏具、香道具、炭道具へと変化したことは理解できました。展示が終了してからの講演は、ちょっと残念でした。

そらいろつばめ様

チャリティ茶会、ご苦労様でした。きっと楽しく盛り上がったことと思います。

金花糖は以前TVで金沢の伝統的な祝い菓子、というので見たことがあったので、実物をちょうだいできてうれしかったです。するするっと猫1匹口にはいってしまいました!

香合展、早めに図録ゲットしておいてよかったです。これさえあればもう茶道検定なんてこわくありませんわ〜(、、、なんてことはないです^_^;)

まあ。あの金花糖はそらいろつばめ様のおみやげでしたか。
しぇる様のためにお選びになった品に対して失礼なことを申しました・・。
お二人に悲しい思いをさせてしまわなかったか心配です。
お詫び申し上げます。

しまこ様

いえ、別に気になることは言っておられないと思いますので、お気づかいなく。
今ではもっと美味しいお菓子があるのは確かですが、こういう素朴なお菓子をいただくと、ふっと懐かしさになごんでしまいます。


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