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2017-08

新緑茶会 - 2013.05.01 Wed

炉の季節もいよいよおわりです。
私のペースとしてはめずらしく、春先に茶事を2回もして、楽しかったのでまだ炉をしめてしまうには名残惜しい気持ちがありました。なのでお茶友さんとゆく炉の季節を惜しむ茶会を。

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なんといっても緑が麗しい季節、露地の若緑が一番のごちそうとなります。

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なので新緑茶会と銘打ち、「緑・翠」をテーマに。

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蹲居まわりも苔の緑、羊歯の翠、ユキノシタの緑。

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待合にも青楓の緑をそえて、「薫風自南来」。
薫風は緑の風とも申します。(禅宗的意味合いはもっと深いのですけれど、、、、)

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汲み出しはここのところ汗ばむ陽気が続くので、ひやした恒例小豆茶を。(小豆茶好きなの。虎屋さんの一条菓寮で入手できます)

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ついでに私の着物も緑の無地を。

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すっかり明るくなった陽射しのプリズム効果で風炉先窓に虹がうかびます。(画像ではあまり再現されていませんが)
今回は濃茶と続き薄で、午前と午後、2席もうけました。朝の陽の当たり方と昼過ぎの当たり方がちがうので、茶室の明るさ、影のできぐあい、などそれぞれ違って風情があります。

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茶室の躙り口、連子窓から切り取る景色も緑。

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名残をおしむ炉の中の景色。
今回は炭手前もなく、いきなり濃茶をねらないといけないので、どういう時間配分で湯の煮えをつけたらいいのかが問題でした。炉の季節は、懐石の時間が湯相を調整するよう計算されたものなのだなあ、と改めて認識。

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おかげさまで、なんとか濃茶はあつあつのお湯で練れましたのでホッとしました。
主菓子は虎屋さんのきんとん。その銘も「遠」。
今を盛りのつつじの花でピンク色にうめつくされた山のあちこちに遠慮がちにみえる葉の緑、、、のイメージかしら。

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花はテッセン。朝と昼と花のほころび方が微妙に違います。相手は生き物なので、そのときそのときで生け方も調整しないといけないのでしょうが、私のは本当の「投げいれ」。技術もなにもありません。それなりに見えるのはテッセンのお手柄。

さてさて、茶杓の銘も「千年」。
本当は松の緑のことだと思うけれど、まあ「翠」の字がはいってるしまあいいか、、、と(^_^;
ちなみに久田宗匠作(表さんだけど、、、、)

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干菓子はまもなく盛りをむかえる牡丹の押し菓子と、新緑になぞらえた薄緑の金平糖を。(いけこ様、ありがとう!)
え〜と、アンティークの銀のマスタードスプーンを添えるつもりがみあたらず、急遽調達したのが実は茶碗蒸し用の匙で、、、、(^_^;

おいで下さった茶友のみなさまと茶談義に花が咲き、炉の季節を惜しみ、やってくる風炉の季節の灰型の苦労話をし、ゆるゆると楽しい時をすごす、これもまた茶の功徳なり。
おいでくださった皆様、ありがとうございました。

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あけて翌日、灰を全部あげて炉を閉めました。また秋の開炉の季節まで、しばしお別れです。

しばらく緑の季節を楽しみながら、、、さあ、風炉だ!灰型だ〜!!w(( ̄ ̄0 ̄ ̄))w


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● COMMENT ●

新緑の茶会も素晴らしかった!

別に料理がなくても こうやって立派な茶室に入れていただき うっすらと漏れてくる光を楽しむのが好きです。静かに緩やかに刻が流れ まどろみさえ感じられる。
やはりお茶は人数が少しでゆったりしているのが私には合っている。

な〜んて 亭主の準備 片付けの大変さを顧みず つぶやくのです。
やみつきやなあ。

ひいらぎ様

ありがとうございます。
ご丁寧に礼状までいただいて、恐縮です。
少人数で小間、というのがやはり理想ですね。招くにしても招かれるにしても。
それにあれこれ趣向を考えるのはたいへんな面もありますが、楽しいからやってられるのです。
道具ひとうひとつを手に取りながら、茶会を回想する後片付けの時間も茶会の楽しみのうちです。
茶事より気軽に、またやりましょうね!

しぇるさんに少し教えていただきたいのですが、
毎年公開される蹴上の浄水場のツツジというのは、
アップダウンがあるのでしょうか?
84歳になる母を連れて行ったものかどうか
思案しており、御教授いただけましたら幸甚です。

S&Y様

アップダウンはやはりあります。ちいさな丘陵ですから。ご年配の方にはちときついですが個人差はあります。(90歳ちかいけど、うちの父なら登っちゃう)しんどければ道の向かいから見るだけでも十分きれいですよ。
昔は京阪大津線から見てましたね〜。初夏の京都、存分にお楽しみ下さい。

緑にかこまれた静かで穏やかなお茶会のようですね。お親しい茶友の方々と素晴らしい時間を過ごされたことでしょう。
私たちの方も緑があふれる和やかな、でも賑やかなチャリティー茶会でした。子供、外国人、認知症の高齢者も混じって七席やりました。
お稽古開始一年のアメリカ人のEさんが、棗を落とすアクシデントがありましたが、後のお席で気を取直して見事にお点前をやり遂げました。これも茶の湯の修養の成果かなと感心しました。総礼の後、Eさんのホッとした笑顔にお客様から拍手がおきたりして。
私も緑の無地を着たんですよ。茶杓の銘は若緑。
幼稚園の再建が決まったので、支援は一区切です。また違う取組を考えましょう。お茶は本当に楽しいですね!

しぇる 様

貴重な情報ありがとうございました。
しぇるさんの文章を読んで少し心配になり、
YouTubeでもチェックしましたが、
敷地が広大なうえ場所によっては相当の傾斜もありそうですね。
(よく考えてみます)
いずれにしろ、どうもありがとうございました。
取り急ぎ御礼まで。

そらいろつばめ様

ドーモキニャーナでのチャリティ茶会、近ければ絶対行きたかった!
7席もされたんですか?(◎-◎;)それはすごい!有能なスタッフがそろっているからおできになったのね。
お茶席、茶道でむすばれなければ、なかなかここまで多岐な人たちを集められなかったのではないかと思います。ほんと、お茶って楽しいですね。
いつか外国人相手に英語でぺらぺら説明しながら茶道を教えたいと夢想したりしますが、ちょっと無理っぽい、、、(^_^; 茶道の精神を日本語すら説明できないし、、、

S&Y様

自分のブログを読み直してみて、あ〜やっぱりけっこうしんどかったわ、、、ということを思い出しました。下から眺めるのが無難かもしれませんね。楽しいGW後半になりますように!

日本語英語が見開きで読める、谷晃著「What is Chanoyu? 茶の湯ってなに?」(淡交社刊)は、お読みになりましたか?歴史、点前、道具、家元制度、美術、理念までがコンパクトに網羅されいます。まだならおススメ。
それにしても先日は、私はお茶会の初っ端から掃除機をかけることになって、1年目のEさんにお点前をやらせるなんて、無謀だったかという気持がよぎりました。平棗なのでこぼしたお茶も大量だし。
でも手慣れたお客様が掃除機を代わって下さり有難かったです。選手交代で再開して何事もなかったように和やかなお席になりました。良い経験でした。

しぇる 様

道の向かいから見るだけで十分きれい、というしぇるさんのアドバイスが決定打になり、
とにかく行ってみよう、ということで今日蹴上に母を連れて行ってきました。
入り口からのゆるい坂を登り、出口に向かってのゆるい坂を下りるだけにし、
ツツジのトンネル等険しそうな道は省略しました。
ツツジは入り口方面はまだ二分咲き、出口方面は六分咲きくらいだったでしょうか。
それにしても、あそこからの東山連峰の眺めは、見晴らしが開けていて絶景ですね!

そらいろつばめ様

谷先生のその本はまだ読んでおりません。さがしてみますね。
お茶席では予想外のことが多々おこります。先日の茶事でもお客さまが一人しか定刻にこられない、というような椿事もありまして、いろいろ勉強させていただいています。そういえば濃茶の追柄杓のとき合がぽろっととれて茶碗にぽちゃ、、、なんてこともあったなあ。水指に茶杓おとした、という話もききました(^_^;
臨機応変、これもまた大事な茶道の心得かと。

S&Y様

ブログを拝見して、ああ、やっぱりいってこられたのだなあと思っていました。
お母上も無理なくお楽しみになられたとのこと、よかったです。
まだ少し花は早いようですね。近いのですが今年はちょっと行けそうもありません。
かわりに写真をみて楽しませていただきました。


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