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2017-07

修二会2017・その1〜夕方から三度の案内(あない)まで - 2017.03.13 Mon

今年もお水取りの季節がやってきた。
毎年同じような記事ばかり書いてはいるが、それでも毎年新しい発見や知識を得ることができる、底知れぬ奥深さが東大寺修二会にはある。



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修二会の行は日によって内容がくるくるかわってくるので、行ける曜日がいつになるか、でかなり面白かったり、普通だったり。今年はこれといった特別な行のない日しか選べなかったが、それでもお松明や声明は毎年楽しめるのだ。

今年もお参りにくることができた、といううれしさもある。あと何年来ることができるかな。



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下七日(ご本尊が小観音に変わる)の第9日、深夜のお水取りは12日深夜だから、この時はまだ閼伽井屋(お水取りの若狭の井)のまわりは枯れた榊。この翌日10日のお昼にきてみるとこれが緑の新しい榊にかわっていたのだ。




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閼伽井屋の上の鵜。
遠敷明神(おにゅうみょうじん)の約束した鵜の瀬の水は白黒二羽の鵜とともにここに湧き出たという。




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食堂(じきどう)の前には12日に使う籠松明(14日間の行の間、一番大きく重い松明)の準備も。




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北の回廊をのぼる。
お松明は上堂する練行衆の足元を照らしながらここを上る。




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回廊下の練行衆参籠所前の結界。これは修二会開始に先立って2月20日に境内のあちこちに張られる。




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お松明用の竹は乙訓の松明講の人たちによって届けられるとか。寄進した人のお名前が墨書されている。




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参籠所のすぐ前は、二月堂で一番趣のある裏参道だ。
ここをおりてすぐのところの塔頭・中性院は東大寺の中の名門・北河原家だ。先々代の東大寺管長であったが、今年ご子息も練行衆に選ばれた(2回目?)。

奈良にくわしいお方からの情報によると今年はあの清水公照さんのお孫さんがはじめて練行衆として出仕されるという。お軸をもっている関係で公照さんには(お目にかかったこともないながら)日ごろ親しみを感じていたので、そのお孫さん、、、というと感慨深いものがある。




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回廊を上って、本堂との間に大仏殿の屋根が見える。



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西向きのこの方向から奈良市内がよく見渡せるのだ。




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年々お松明拝見のための規制が厳しくなって、以前のように一時間前で十分最前列が確保、、というわけにはいかなくなったので、4時半にはでかけて場所を確保。寒い中の長時間待ちなので、新聞紙、ビニールシート、座布団完備で。(毎年の経験で寒さ対策はしすぎるということがないのを学習)




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1時間前になるともう二月堂下はこんなに混雑する。おりしも小雨がぱらつき冷え込んできた。




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さらに暮れて市街の灯りが遠くに見える。
40年前は12日の大松明の日でさえ、100人くらいしか参拝客はいなかったらしく、余裕で見て帰れたのだが、、、今から思えば夢みたいな話だ。




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暗くなって灯籠に灯が入った。




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(露出失敗でかなり明るく撮れているが、本当は微かな火しか見えない)



いよいよ練行衆初夜(午後7時からの行、その後半夜、後夜、晨朝と続きこの日は終了1時AM)上堂を告げる三度の案内(あない)。

小さな加供(かく)松明を持って回廊を三度上り下りし、準備のため先だって上堂している処世界(練行衆の一役)に上堂を告げる。

1に「時香の案内」
2に「用事の案内」
3に「出仕の案内」これに処世界が「承って候」と答える。(なかなか聞き取れないけれどね)鐘が鳴らされいよいよお松明だ。




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