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2017-06

利休忌の茶会〜旧三井家下鴨別邸 - 2017.03.30 Thu

昨年秋に修復後公開されるようになった旧三井家下鴨別邸。最近こちらで茶会をするのがお仲間うちではやっています。



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茶室は一番奥にあって一般公開されていないので、拝見できるのは使う人の特権。
今回の茶会のご亭主は、昨年秋に菊慈童の茶会をしてくださった藪内のお茶友さん。御趣向は「利休忌」。
利休は旧暦2月28日に自刃しているので、新暦でちょうど今ごろの季節。



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邸宅の庭園がそのまま茶庭になるという贅沢なロケーション。




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蹲居に椿が一輪。
宗旦椿の逸話を思い出しつつ、これは企んだものかたまたまか?




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こちらの待合はこの円相窓がとてもステキだ。

待合掛けには菜の花の絵。
利休忌は菜の花忌とも呼ばれることは有名です。利休が好んだ花だっただからとか、最後の茶室に活けられていたとか、諸説ありますが、利休忌が終わるまで茶席には菜の花をいけないという不文律もあったりします。




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主菓子がこれまた菜の花のイメージの朧饅頭。
表千家の利休忌ではこれがだされるそうです。本来は黒糖餡だそうですが、今回はご亭主の注文で蓬餡。蓬の香りが高くとても美味しかった!(甘楽花子・製)




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藪内の武家点前にて濃茶を練るご亭主。

床には利休250年忌(幕末のころ)についての大徳寺管長の書。(漢文が読めませんでした、、、^_^;)
釜も利休が切り型を作った阿弥陀堂。


なぜかお茶友さんの藪内率が高く、藪内のお点前にもずいぶん慣れてきました。
お正客がやはり藪内の、タライ・ラマ師(^_^;の二つ名をもつ和尚様だったので(雨の日の茶事に笠の代わりにプラタライを出してくださるのをみなさん楽しみにされている)会話もとても楽しい。




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薄茶席にかかっていたのは「心外無別法」。
迫力のある字で、心のほかに別の法はない、と。

これに対面しながら、珠光が古市播磨に与えた「心の文」を連想していました。
「心の師とはなれ 心を師とせざれ」
心をコントロールして心(=感情)に支配されることのなきよう。一見相反する言葉が禅語の中にはたくさんあります。いずれも真実、というよりどちらが正しいかとこだわっていること自体がもうダメ、というところでしょうか。




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薄茶はお手伝いの女性の方が点ててくださいました。武家点前の女性版はどうなんかな〜と思っていましたが、全然違和感ありません。いままで拝見した藪内の中でいちばん美しいお点前でした。
藪内は宗匠筋によって若干所作が違うようです。

薄器が大棗だったのですが、蓋裏に「力」と。
これを見たらすぐ利休の遺偈「力囲希咄、、、」がイメージされます。
実際大中小三種作られたこの薄器にはそれぞれ「力」「囲」「希」と蓋裏に書かれているとか。またすてきに珍しいものをお持ちです。




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点心は、こちらもいつもは非公開の二階広間にて。
ここからの庭園の眺めはとてもすばらしい。




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そんな景色を楽しみながら点心をいただく。
ご亭主のとりどりのぐい飲みコレクションも楽しく、それぞれ好きなのでお酒もたくさんいただきました。
ここでもお茶の話に花が咲く楽しさ。




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お開き後はみなさま自主的にお片付けのお手伝い、まあ手際よくかたづいたこと!
さすが、茶人は違う。



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ご亭主をお見送り(?!)したあと、ぶらぶらと近くの出町柳まで。
ここには有名な早咲きおかめ桜の長徳寺、満開でした。




P3280015.jpg



一足お先にお花見!




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