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2017-07

北白川・駒井家住宅2017春 - 2017.04.15 Sat

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北白川の疏水分線も花盛り。




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この季節のここがこんなに美しいとは、、、

花吹雪に巻かれて、しばし幸せな時間をすごす。




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そのほとりにある駒井家住宅へ久しぶりに行った。以前京都和菓子の会がここであったのは、調べてみたらもう9年も前のことだった。(その時はまだ京都在住じゃなかったのにね)




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この住宅は、遺伝学者であった京都帝国大学名誉教授・駒井卓博士(1886~1972)静江夫妻の私邸として、昭和2年、ヴォーリズ建築事務所の設計により建てられたもの。ヴォーリズの奥様と静江さんが神戸女学院の同窓であったご縁らしい。

ご夫妻亡き後、保養所、研修所として使われていたそうだが、現在ではナショナルトラストが管理するところとなっている。




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他の部屋はほとんど洋室なのだが、前回来たときには気づかなかった和室が、玄関入ってすぐの所にあったのね。床の間もあって、茶室としても使っておられたのだろうか。





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広いリビングの奥にあるこのサンルームが駒井家住宅のシンボルのような気がする。すてきなスペースだ。
前回来たときはたくさんの人でいっぱいだったが、今回はお一人様。受付の方も奥に入って声をかけないとでてこられず、思いがけなく独り占めできたのがうれしい。




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リビングの絵になる一画。この窓の下はちょっとしたソファになっている。反対側にドイツ製のピアノがあるが、これは静江さんへ博士が贈った物だそうだ。このソファにすわってピアノの演奏をご夫婦で楽しまれたのだろうな。




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こちらはキッチン。保養所時代にかなり改変されているらしい。
現在、スタッフの方が実際使用されているが、いずれここも復元される予定とか。




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前回来たとき、和菓子のテーマともなったアメジストのドアノブ。美しい。




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クリスタルのもある。フライベートとパブリックで使い分けたとか内と外で使い分けたとか。こういう細かいところのこだわりも楽しい。




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玄関ホールにつながる二階への階段。
これも優雅な雰囲気だ。




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こちらは主寝室につながるサンルーム。



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ここにすわると大文字が正面に見えるのだ。

反対側をみると、こんどは桜の木。

研究の合間、ここにすわってのひとときはきっと博士の大きな安らぎであったろうと想像する。送り火の日にはここで眺めたに違いない。



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サンルームの反対がわ。
この箪笥だけが和風なんだが。まわりの柱とかは進駐軍接収時(接収されてたんだ!)に塗り替えられたというから、本来もっとしっくりくる色合いだったんだろうな。




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浴室洗面所。
浴室は見られなかったが、白いタイルはあの時代のもの的。



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駒井博士の書斎の西向きの窓からは庭のシンボルツリー、大王松が見える。




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書斎の本棚。
本がぎっしり。やはり学者の書斎だな。
不明にして、博士の科学的功績をあまり存知あげない。しかし日本の動物遺伝学、動物分類学の泰斗であったときく。



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玄関から出ると、そこはもう桜並木の疏水分線だ。


今度はお庭散策。全部で300坪あるというから、けっこう広い。



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庭側からみたサンルーム。
この窓、American-Spanish様式というらしい。



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リビングから出られるテラスは藤棚になっていた。




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奥には温室。
手前の芝生の部分にはかつてはいろんな植栽があったのかもしれない。池もあったというが面影はない。




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離れの入り口。
どこかヨーロッパの国の建物のように見える。




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庭には主にハナニラの花が盛りを迎えて綺麗だった。


京大の教官が多く住むインテリジェントな雰囲気の北白川の地。
知的で深い教養とキリスト教的慈愛の心をもったご夫婦が、静かにここで暮らしておられた。そのために建てられた家があまりにそれにふさわしいのにおどろく。

ご家族の方がよくぞ残してくださったものだと、感謝。







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