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2017-09

東大寺華厳茶会・2013 - 2013.05.04 Sat

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奈良の鹿の角も、生えたてのほやほや、柔らかい産毛に覆われる季節。

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5月のさわやかな風にあおられる幡。(多分これ吉岡さんが染めた物)

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今年も5月3日、恒例の大和茶の新茶奉納、ひき続き裏千家大宗匠による御献茶と続く 東大寺華厳茶会がやってまいりました。

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3年前、はじめて行ったときは献茶式を、2年前は茶壺道中をメインに見てきましたが、今年は(昨年は行けず)どちらもスルーして、お茶席をゆっくり楽しむことに。

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ちなみに大仏殿・献茶会場はこんな感じ。

さて、茶席は4席ですが、例年とおなじ3席を同じ順番で^_^;(なので前の記事とほとんど変わらない内容、、、スミマセン)

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一番人気の(?)副席は大仏殿裏にて。今年はうちの社中の先生のお知り合いがかけはったらしい。ここで1時間待ちはこれも例年どおり。このためにいつも一冊文庫本をもっていきます。

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目が疲れたら、したたる緑をぼ〜っと眺めて急がない時間をすごします。

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普段は入れない大仏殿の裏にお茶席があるんです。一席60人ぐらいぎゅうぎゅうにつめこまれたので、お隣とのご挨拶も肩をすくめてですが、この席は遠方にお住まいの偉い先生がかけはるので、お道具も楽しみが多いのです。

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お菓子の銘は「三山」。大和三山ですね。中の餡がピンク色、黄色、こしあん、蓬餅のすてきに美しい生菓子です。まさに春の大和の山々のイメージ。
お軸は良子皇太后(昭和天皇皇后)の御染筆、藤童子。藤の花を摘もうとしている水干姿の童子の絵。お若い頃の絵でしょうか。皇太后のイメージそのもののおっとりやわらかで気品のある絵でした。本席にこういう絵をもってこられたのはとても新鮮に感じました。

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華厳宗宗務所では今日庵席と点心席。

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こちらの庭園は若草山を借景に、眺めもすばらしいのです。

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建物は建て増しをくりかえしたのか、アップダウン、右へ左へ迷路みたいなのですが、さすが風格があります。

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待合でお菓子をいただいて(末富製、銘は「香具山」)本席は濃茶席。実際に席中では使われないのですが、名品のお道具の数々はごくちかくで拝見できます。(制限時間あり、だけど)
やっぱり歴代楽より青井戸茶碗(銘「立浪」)の方に目がいく、、、、すてきに複雑な色。
了入の楽の銘が「母父開」と書いて「鉢開き」と読ませるのはしゃれが効いていておもしろい。

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さてお楽しみの点心はこれも例年通り、辻留さん。

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ボリュームもたっぷり、美味しゅうございました。

最後は私の大好きな勧学院の東大寺席。

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東大寺管長をされていたこともある上野道善師が席主をつとめられる席で、お寺のお堂が茶席にはやがわり。板張りの茶席もなかなかお寺さんらしくて好きです。ちなみに道善師の茶杓、一本もってます(^_^)b

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勧学院はもともと東大寺の学問所で、今でも大学の先生などをよんで仏教や文化の講座をひらいていて、一般参加もできます。(くわしくはこちら

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こちらも小一時間待ちましたので、文庫本が大活躍。でもここも景色がよいのであまり苦になりません。

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入席の順番券に「芳村観阿席」と書いてあるので???

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あとで調べてみると江戸時代の茶人で、原羊遊斎などとも交流があり、不昧公の道具選びにも一役かった人だったらしい。これがそのお墓とか。

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東大寺らしく待合の鯉のぼりのとぼけた絵は清水公照さんのもの。風炉先にも公照さんの独特の字になる華厳経が書かれていました。お道具も東大寺ゆかりのものばかり。お水取りのお松明からつくった茶杓なんかもいいですね。(ちなみに私がもっている善道師の茶杓もお松明からつくったものですの〜)

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お菓子は、、、鯉のぼり≧(´▽`)≦♪ もう一種類、兜を模したお菓子もあったんですよ。

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一歩参道に足を踏み出すと、GWさなかとてたくさんの参拝客が歩いてにぎやかなのに、一歩門をはいれば別天地です。

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恒例の好評記念品は、管長北河原公敬師の箱書きの香合でした!



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● COMMENT ●

東大寺の5月の茶会にはいったいいつ行けるのやろう。
お天気もよくてよかったですね。
因に私もいつも本を持って歩いておりまする。

ひいらぎ様

おつとめ、ご苦労にございます(^_^;
また解放される時がきましたら、ごいっしょいたしましょう。
いつもこの茶会のときは天気がよく、さわやかな一日なんですよ。
ひいらぎ様、雨女じゃないですよね?(笑)

しぇる様

私は雨女ではないのでご安心を!それどころか 何だか事が大体はうまく運ぶのです。

ただし 夫の家は大変です。何しろ田舎なので 世の中がどうなっているのか知らないのだと思います。
暖房のない部屋で寝ましたのので夜中に寒くて眠れなかったり お風呂に入るのに歯がガチガチ音がするくらい寒かったのです。あそこまで寒いとは知らなかった!倒れなくてよかったです。

義母の部屋はエアコンがあるのでいいのですが。家も広過ぎて暖房も無駄みたいで 本当につけないし。
マンションでぬくぬく暮らしていますので堪えます。

lこちらに帰ってきたらコートもいらないくらいでしたね。
秋の御勤めまで羽を大きく延ばします。ほほほ。

ひいらぎ様

横溝正史ワールドみたいな旧家なんですのね( ̄_ ̄ i)汗たら〜。
ご苦労様でございました。
関西で羽根をのばしてくださいませ。


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