炉の名残の五事式の茶事 - 2017.04.30 Sun
ひさびさに五事式の茶事に参加した。
(最近さぼってはいるものの(^_^; )花月、七事式のお稽古をさせてもらっている席主さんのお宅で。
五事式の茶事とは七事式のうちの五つを組み合わせた茶事で千家だけの茶事かな。

待合には七事式の偈頌のお軸。
席入り前の腰掛け待合いでは、春らしいうららかな陽射しとご丹精のお庭の花を楽しむ。
席入りして、まずは廻り炭から始まる。それぞれが炭を炉からあげたりついだり。上手なヒトがやればよいのだが、なかなか火箸は炭をたくさんつかみづらく、炭が灰まみれ。炭のつぎ方はそれぞれ独創的についでよいので、ここでセンスがとわれる。
最後に埋み火を掘り起こして最終的に炭をつぐのは亭主役の人の仕事。埋み火があまりに小さくて弱々しいので心配したが、炭ってつくんですね〜。その後、お湯がごうごうと沸いた。
まもなく来る来月はもう風炉の季節、廻り炭は炉の炭を名残惜しく楽しむためにこの時期にされることも多い。

懐石は三友居さんの点心で。
豆ご飯と生麩の田楽がおいしい。ついつい美味しい和歌山のお酒、のみすぎる。二献目は燗酒でまたすすんでしまう。どんだけ飲むんだ。やっぱり茶事は酒よね、、、云々。

主菓子は北白川やまもとさんの躑躅きんとん。
この繊細なきんとんは馬の毛(尻尾?)で漉して作るのだそうだ。
桜が過ぎて躑躅、季節は順番違えずすすんでいく。名残の春。名残の炉。

後座は仙遊で。
且座でやることも多いが、私は仙遊の方が好きだし慣れてる。
花は花寄式で。このたくさんの、花台からあふれているお花の数々はすべて席主さんのお庭から。
すばらしいご丹精だ。うちの花ちょぼちょぼの庭とえらい違い、茶人の格の違いね。
みんなで花寄をしたので、花寄屏風に花が一杯、これにかこまれて茶事は粛々とすすむ。
ついで聞香2種。
正客と,次客が本香、次香を焚く。沈香をご用意くださったので、なんともみやびな香りを楽しめた。客はみな手練れの方ばかり、スムーズに茶事はすすむ。

美味しく練られた濃茶をいただき、ついでお薄は花月で。
この干菓子は、席主さんの手作り!
浮島がぱさぱさしていなくてしっとりと美味しいのはすでにプロ級の腕。
花月は、今回茶事なので、全員がお薄とお点前があたるまで。ここのところ花月さぼっていたので、やりながら思い出してはああ、そうやった、、、と。やはりお稽古は生ものです。使っていないと腐る。がんばらな。
どうやっても茶杓がのらない景徳鎮の替え茶器に四苦八苦。最後は茶入、茶杓、仕覆、薄茶器、替え茶器の5点をどうやってならべ、どうやって持って帰って拝見するのか?のお勉強。

仙遊がおわれば一二三の式。
亭主役の人を採点する花月なのだ。かわいらしい十種香札とその箱を使う。最高点は月の一、最低は無印の三。月以上は家元とかにしか点けないのだそうだが、なんだか釈然としない。今回花の一をいちばんたくさん獲得してはった。すばらしい。
客の数が多かったので、都合6時間を越えた。
足が死んだが(^◇^;)ごいっしょさせていただいた方々と、ああだこうだと議論しながら、笑いながらシェアした時間はただただ楽しい。
ご準備、お片付けしてくださった席主様に深く感謝。
まもなく初風炉の季節、そろそろ炉もふさがなくては。
(最近さぼってはいるものの(^_^; )花月、七事式のお稽古をさせてもらっている席主さんのお宅で。
五事式の茶事とは七事式のうちの五つを組み合わせた茶事で千家だけの茶事かな。

待合には七事式の偈頌のお軸。
席入り前の腰掛け待合いでは、春らしいうららかな陽射しとご丹精のお庭の花を楽しむ。
席入りして、まずは廻り炭から始まる。それぞれが炭を炉からあげたりついだり。上手なヒトがやればよいのだが、なかなか火箸は炭をたくさんつかみづらく、炭が灰まみれ。炭のつぎ方はそれぞれ独創的についでよいので、ここでセンスがとわれる。
最後に埋み火を掘り起こして最終的に炭をつぐのは亭主役の人の仕事。埋み火があまりに小さくて弱々しいので心配したが、炭ってつくんですね〜。その後、お湯がごうごうと沸いた。
まもなく来る来月はもう風炉の季節、廻り炭は炉の炭を名残惜しく楽しむためにこの時期にされることも多い。

懐石は三友居さんの点心で。
豆ご飯と生麩の田楽がおいしい。ついつい美味しい和歌山のお酒、のみすぎる。二献目は燗酒でまたすすんでしまう。どんだけ飲むんだ。やっぱり茶事は酒よね、、、云々。

主菓子は北白川やまもとさんの躑躅きんとん。
この繊細なきんとんは馬の毛(尻尾?)で漉して作るのだそうだ。
桜が過ぎて躑躅、季節は順番違えずすすんでいく。名残の春。名残の炉。

後座は仙遊で。
且座でやることも多いが、私は仙遊の方が好きだし慣れてる。
花は花寄式で。このたくさんの、花台からあふれているお花の数々はすべて席主さんのお庭から。
すばらしいご丹精だ。うちの花ちょぼちょぼの庭とえらい違い、茶人の格の違いね。
みんなで花寄をしたので、花寄屏風に花が一杯、これにかこまれて茶事は粛々とすすむ。
ついで聞香2種。
正客と,次客が本香、次香を焚く。沈香をご用意くださったので、なんともみやびな香りを楽しめた。客はみな手練れの方ばかり、スムーズに茶事はすすむ。

美味しく練られた濃茶をいただき、ついでお薄は花月で。
この干菓子は、席主さんの手作り!
浮島がぱさぱさしていなくてしっとりと美味しいのはすでにプロ級の腕。
花月は、今回茶事なので、全員がお薄とお点前があたるまで。ここのところ花月さぼっていたので、やりながら思い出してはああ、そうやった、、、と。やはりお稽古は生ものです。使っていないと腐る。がんばらな。
どうやっても茶杓がのらない景徳鎮の替え茶器に四苦八苦。最後は茶入、茶杓、仕覆、薄茶器、替え茶器の5点をどうやってならべ、どうやって持って帰って拝見するのか?のお勉強。

仙遊がおわれば一二三の式。
亭主役の人を採点する花月なのだ。かわいらしい十種香札とその箱を使う。最高点は月の一、最低は無印の三。月以上は家元とかにしか点けないのだそうだが、なんだか釈然としない。今回花の一をいちばんたくさん獲得してはった。すばらしい。
客の数が多かったので、都合6時間を越えた。
足が死んだが(^◇^;)ごいっしょさせていただいた方々と、ああだこうだと議論しながら、笑いながらシェアした時間はただただ楽しい。
ご準備、お片付けしてくださった席主様に深く感謝。
まもなく初風炉の季節、そろそろ炉もふさがなくては。
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● COMMENT ●
和歌山のお酒は黒牛かな。
ヌーチャン様
たしかそんな名前だったような、、、(はっきりおぼえてなくてスミマセン)
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