topimage

2017-09

壬生大念佛会2017 - 2017.05.03 Wed

3年ぶりに壬生寺の大念佛会、通称壬生狂言を初日に見に行った。




P4290002.jpg




壬生寺道のバス停をおりて、梛神社、隼神社二つの神社がひとつの境内にあるという不思議な神社を通りぬけ(隼神社がこちらに引っ越してきた)、新撰組も通ったであろう坊城通を南下。





P4290003.jpg




嵐電の線路をまたぐこの参道は節分の時には両側に焙烙売りやら屋台やら、賑やかな通りなのだ。



IMG_6715.jpg




壬生寺は京都ではめずらしい律宗の寺院(総本山が唐招提寺)、ご本尊が地蔵尊なので、かつて町中にあって世話する人のなくなったお地蔵様を預かっておられる。地蔵盆の時など、お地蔵様のない町内に貸し出しもしているというユニークなお寺なのだ。




P4290013_20170502231807f97.jpg




本堂と、その向こうに見えるパゴダみたいなのは千体仏塔。




P4290006.jpg




4月末から5月初めにおこなわれる大念佛会、観客席は突き当たりの建物(=壬生寺保育園)の上、演じられるのはその向こうにある大念仏堂(重要文化財)。
もともと佛の教えを民衆にわかりやすく説くために、鎌倉時代の円覚上人が考え出したものといわれる。




P4290009.jpg




本日の演目。
焙烙割は必ず毎日最初に演じられる壬生狂言のシンボルみたいな演目。




IMG_6716.jpg




開演の30分前に行ったにもかかわらず、座席はほぼうまっていて、仕方なく階段にすわって見ることにした。

千本ゑんま堂の狂言はセリフがあって、能楽堂で演じられる狂言に近いものがあるが、こちらの狂言はまったくの無言、パントマイムなのであるていどストーリーを知っていた方がよい。まあ、しらなくても所作などみているだけで笑えるのだが。




IMG_5625.jpg




ちなみにこれは今年の節分の時の写真。ちゃんと焙烙おさめたので、それを割るところも是非とも見なくっちゃ。





FullSizeRender.jpg




焙烙割はストーリーは単純、鞨鼓(太鼓)売りと焙烙売りのいさかいのあげく、ずるした焙烙売りの売り物の焙烙を鞨鼓売りが全部割ってしまうというもの。

これはパンフレットの写真だが、年々参拝者が増えるためか、積まれる焙烙はこの倍以上の高さであった。つぎつぎと出てくるわ出てくるわ、こんなにたくさんの焙烙、とびっくりする。
並べるのは狂言にたずさわる壬生の地元のひとたち、将来狂言をしょって立つはずの小学生くらいの男の子たちもがんばっていた。


1時間くらいの演目なのだが、そのクライマックスのあたりで一天にわかにかき曇り、強い風が木の葉をとばし狂言堂のうえには稲妻がはしり雷鳴も、、、というまにすごい雨!(いそいで屋根付きのところに退散)
嵐をバックに土埃をあげて次々割られる焙烙!これはまさに鬼気迫る物があったぞ。

フラストレーションといっしょにこれだけたくさんの焙烙を割ったらさぞや気持ちいいだろうな〜。




P4290011.jpg




嵐はしばらく大雨をふらせたのち去って、青空が見えてきた。なんとも不安定な春の空。

次の演目は歌舞伎でも能でもおなじみ「土蜘蛛」。
蜘蛛の精が手に持った蜘蛛の糸(極細紙テープ)をつぎつぎに放つので人気の演目、これ見たかったんだ。舞台から飛び降りたり、蜘蛛の糸が客席にも投げられたり、ケレン味たっぷり。

土蜘蛛登場の時に、小袖を被いで地面に這いつくばう姿は、ほんとうに蜘蛛にしかみえなくて感激した。小学生らしき子も頼光の太刀持ちでがんばって演じていたよ。

狂言はここでお別れしたが、その後壬生寺お向かいの清宗根付館へ。




P4290014_20170502231801607.jpg




根付は面白いのだが、私的にはむしろ京都に唯一残る壬生郷士・神先家の武家屋敷建造物に興味有り。武家らしい書院や座敷、おくどさんも残る走り庭や火袋などもあって、かなりツボであった。壬生寺へ行かれるときは是非足をはこばれることをおすすめする。




関連記事

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://cherubinpriel.blog.fc2.com/tb.php/849-ce2fc12f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

久松真一先生を偲ぶ〜飯後の茶事 «  | BLOG TOP |  » 白茶を自分ちの茶葉で作る

最新コメント

プロフィール

しぇる

Author:しぇる
京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

最新記事

カテゴリ

未分類 (7)
茶の湯 (208)
茶事(亭主) (24)
茶事(客) (58)
茶会(亭主) (1)
京のグルメ&カフェ (51)
町家ウォッチング (7)
弘道館 (6)
岡崎暮らし (49)
MUSIC (4)
能・歌舞伎 (32)
京都めぐり2017 (25)
京都めぐり2016 (34)
京都めぐり2015 (34)
京都めぐり2014 (39)
京都めぐり2013 (36)
京都めぐり2012 (6)
本・映画 (8)
美術館・博物館 (50)
奈良散歩 (18)
大阪散歩 (1)
着物 (6)
京の祭礼・伝統行事 (37)
祗園祭2017 (17)
祗園祭2016 (18)
祗園祭2015 (16)
祇園祭2014 (13)
祇園祭2013 (14)
修二会2017 (4)
修二会2016 (3)
修二会2015 (3)
修二会2014 (3)
修二会2013 (3)
その他の町散歩 (2)
京都和菓子の会 (3)
イスタンブール・カッパドキア紀行2013 (8)
パリ紀行2014 (7)
英国田舎紀行2015・湖水地方とコーンウォール (7)
ノルウェー紀行2016 (4)
ポルトガル中部〜北部紀行2017 (7)
古筆 (1)
京都でお遊び (5)
ギャラリー (3)
暮らし (4)
中国茶 (23)
京都の歴史・文化について勉強 (1)
過去ブログ終了について (0)

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR