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2017-09

東大寺華厳茶会2017 - 2017.05.07 Sun


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5月、秋に角きりをした鹿のやわらかい袋角が生えてくるうるわしい季節。




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今年も東大寺華厳茶会に参席。
数えたら8年前から1年だけをのぞいて、毎年参席させてもらっている楽しみな茶会なのだ。




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華厳茶会は今年で36回目という。東大寺と裏千家今日庵がタッグを組んだ、大宗匠肝いりの茶会で、全国からたくさんの方がおみえになる。




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まずは大仏殿の裏の西庭集会所の副席へ。

ここの待ち時間が一番長いが、さわやかな大仏殿前の芝生と、幡が翻る姿を見るのが好きなのでそれほど苦にならないのだが、、、、今年は回廊修理中でこんなありさま、、、残念。




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これは昨年の回廊の写真。
毎年回廊でおこなわれる青年部の呈茶席もなしであった。




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待っている間に大宗匠ご一行がこられ(伊住さんのご次男さんもご一緒であった)お待ちのみなさまに丁寧にご挨拶なさる。若干お背が低くなられたような印象だが、それでも背筋はまっすぐ、とても90をいくつも過ぎた方には見えない。
大宗匠のお姿をじかに初めて拝見したのは50代でおられたころかなあ、あれから一体何年、、、




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めったにはいれない大仏殿の裏側の景色。


今回の副席の席主は東京の重鎮の先生。
清巌宗渭の「花 迦葉破顔微笑」。拈華微笑から。花の字が大きく、この季節、この字に会えるとうれしい。
花は伊勢撫子。

水指が古常滑の「不識」、茶杓が宗旦の「ロヤウ大師(たぶん芦葉)」と達磨ぞろい。
菓子器に古染の兜鉢、あれよかった。
お菓子は、日ごろお席主が愛用してはるという東京駒場の岬屋・黒糖葛焼、のどごしがよくて、はでなお菓子よりよほどうれしかった。




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副席終了後、今年はなんとか献茶式に間に合った。




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大仏殿前には東大寺、大和茶業、裏千家同門のみなさまがみっちり。
この間一般観光客は締め出しなのだ。




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大仏様のまえに据えられた点茶盤。

昨年は副席の中にいて、拝見できなかったのだが、少なくとも一昨年までは点てたお茶を大宗匠みずからがささげ持って大仏様の前の階段をのぼらはった。今年はどうだろうか。なにせご高齢ゆえまわりからは毎年とめられているという。みているこちらもすごいなあ、と思いつつもどきどきはらはらなのだ。

茶壺を奉納した茶業界の方ですら降りるときはてすりにつかまってはるしなあ。




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結果として、今年は伊住さんとこの(たぶん)禮次郎さんが階段をのぼらはった。
残念ではあるけれど、ちょっとほっとした気分も。やはり大事があってはいかんよね。




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献茶式のあとは今日庵の拝服席、本坊にて。




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なんで今年は戸が閉まっているのかとおもいきや、、、、なるほどね。




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ここは眺めが抜群なのだ。
正面に見えるは若草山。山焼を1月にしたあと、すっかり文字通り若草におおわれている。




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今年の「唐衣(この銘の時が多い)」はめずらしく奈良のお菓子屋さん、鶴屋徳満さん。ここ、もちいどのセンターにあって、干菓子が充実しているところだわ。同じ唐衣でもお菓子屋さんによって微妙に意匠がちがうのが面白い。

軸は昨年と同じ、玉舟宗璠の「咄々々 力口希」(利休遺偈より)
春日大社に奉納された竹で作った一重切花入れが奈良らしい。花は延齢草。

茶碗がのんこうの「青山」というので、期待して、でもアレ(黒楽)は確か楽美術館のものでは?と思っていたら、赤楽の「青山」というのもあったのね〜!初めて知ったわ。四角い黒っぽい赤楽であった。





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茶杓が玄々斎の「都の錦」で「柳」と「桜」の二本組。胡麻竹で、玄々斎のあの兜巾みたいなヘッドであった。
使われたお茶が「柳桜園」というところに遊びゴコロ(?)
(みわたせば 柳桜をこきまぜて 都ぞ春の錦なりける 素性法師)




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同じく本坊で辻留さんのお弁当をいただいて、最後に東大寺席へ。




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真言院境内勧学院(真言院と同居している)。
東大寺は華厳宗であるが、ここのみ真言宗の空海が開設した。




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席主は東大寺学園の長でもあった上野道善老師、東大寺学園の秀才たちのお母さん方が持たれている。
待合の清水公照老師の青空を翔る鯉のぼり(龍?)の絵に今年もまた会えた。

結界がお水取りの松明の燃えたあとのある竹に、差懸(練行衆の沓)を模した足がついているのが印象的。今回は最前の席にすわることができたので、大日如来像、四天王像の前でおこなわれるシュールな場での茶席をより堪能できた。




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これにて今年の華厳茶会も無事終了。
来年もまた来ることができますように。

そして毎年楽しみな記念品は、、、、




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三つ目になる田原陶兵衛さんのお茶碗。
その年の管長さんの直筆の文字がはいる。今年は狭川普文管長の文字。
なんとこの管長さんは書家・榊莫山先生の書のお弟子さんだったのだそうだ。

銘は「華(華厳経)」ながら、書かれている文字は24種あるそうで、私のは「道」であった。
ちなみに同行した友人のは「観」であったそうな。



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