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2017-05

東京茶の湯美術館めぐり〜その1・茶の湯〜東博 - 2017.05.14 Sun

あちこちの茶の湯ブログをにぎわしている東京国立博物館の「茶の湯」展。行ってまいりました。




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すごい人出と聞いていたが、平日のせいか意外とスムーズに見ることができた。

しかし、、、、数年前の根津の井戸茶碗展、三井の桃山茶陶展、五島の光悦展と、京都近代の楽展と,プラスαが一堂に会したような、もう頭がお祭り状態で、ぐっちゃぐちゃ、、、満腹でございます。




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展示物は細かく八期に別れているので、全部見ようと思ったら最低3回はいかねばならないらしい。でもそれは無理なので、結局静嘉堂の曜変天目はまたお目にかかれなかった。

さて、出品目録片手に塗りつぶしながらすみからすみまで、しっかり見たのでかなり疲れたよ。




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いろいろメモもとったのだが、いちいち披露されてもお困りだと思うので、さらっと。

秀次所有の国宝油滴天目、これは東洋陶磁にあるし、牧谿の遠浦帰帆は京都国立だし、関西のかたきを東京で伐った、、、みたいな。
かの有名な青磁の鎹いり茶碗、馬蝗絆も久々に。

興味深かったのが国宝青磁下蕪花入と重文の青磁鳳凰耳花入(国宝・万声と同じタイプ)が並んで展示してあったところ。両者の青磁のブルーの違いが明白。前者はどこで作られたのかどういう伝世なのか全くわからないながら、その美しさで国宝になった。より汝窯のブルーに近くて惹かれた。




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唐物茶入では初花こそ会期に合わなかったが、遅桜、北野肩衝、松屋肩衝、茄子富士がずら〜っと。概して大ぶり。
そういえば何年か前、三井で初花と遅桜が並んでいるのを見たことがあるな。

珠光天目は灰被天目であるが外側がラスターになっていて美しい。概して灰被はそういうのが多いのだろうか。東山御物の灰被天目「夕陽」もみごとな虹色のラスター。




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井戸茶碗コーナーは360°どこからでも見られるとあって、へばりついてみなさん見てはる。
喜左右衛門さんにも根津以来、お目にかかりましたよ。
高麗系はやはりええな。粉引の雨漏茶碗、あれよかった。蕎麦の花曇、窯変がほんまに花曇りのようで。


利休遺愛の井戸香炉「此世」、あらざらむ此の世の他の想い出に、、、の歌をふまえた小さな香炉、きっと朝鮮半島では薬味入れかなんかだったのだろう。これは根津?だったか見たことある。

古織にあてた有名な武蔵鐙の文も久しぶりに見た。(このやりとり、いきさつは「へうげもの」で学んだ私、、、(^_^; )秀吉に蟄居を命ぜられ堺へ帰る舟を古織と三斎が見送ってくれたという有名な文も再会。利休自刃の二週間前。



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なぜか藪内の燕庵写しが展示されていて大人気を博していた。なぜ燕庵?(どこかの展示の使い回しという説も?)

楽茶碗コーナーではつい先日京都近代美術館でやっていた楽茶碗展の復習。アルミの粉入りの3Dプリンターで作ったニセモノが展示されていたところの懐かしい?万代屋黒も。

古織所縁の伊賀水指・破袋や花入・生爪など、茶の湯の本にはかならず王道ででてくるモノがもぜいたくにずらっとならぶ。




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桃山茶陶コーナーでは卯花墻にも久々に。これ三井でみて、志野ってあまり好きじゃないけど、これはやっぱり国宝だけあるな〜と感激したヤツ。
古田高麗は御所丸の本歌といわれるが、さすが、これもええわ。
あ!黒織部の菊文茶碗もでてる〜!これ今年梅田阪急で○田商店さんがだしてはったやつや〜。
光悦もでてましたぜ。


最後の方に重文の三好粉引(三日月型の無釉薬の部分が残る有名なヤツ)もでてて、これ大好きなんだけれど、このあと行った畠山の粉引「松平」と同じ手だった。この意匠は他にもいくつかあるのだろうか?
この手の意匠は、当時の朝鮮半島の生み出した美意識であったのだろうか。





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ああ、お腹いっぱい、、、、でもお腹は減る、、、、
新しい平成館ではなんと鶴屋吉信さんがはいっているではないか!京都のカタキを江戸で、、、じゃないか。





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お弁当もあったのだが、やはり鶴屋吉信と言えば甘いもんよね。





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ミュージアムショップも充実していてついつい財布の紐が緩むが、結局買ったのは重い重い図録と、、、、




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みそこねた静嘉堂の曜変天目、、、、




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実は飴缶(^0^;)




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